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雪乃紗衣「彩雲国物語 黄粱の夢」 [本]

雪乃紗衣「彩雲国物語 黄粱の夢」角川ビーンズ文庫 読みました。

人気のライトノベル中国風ファンタジーの最新刊。
今回は外伝です。
本編も大変な展開ですが、この外伝は作者が最終編が始まる前に出しておきたかったというだけあって、色々と主要登場人物の過去が明らかになります。

でも、という事は本編はこれから最終編なんだな。
まあ何冊くらいになるか分かりませんが。

第1話「鈴蘭の咲く頃に」は静蘭が公子だった若い頃の話。
第2話「空の青、風の呼ぶ声」燕青と静蘭の出会い編。
このラストはかなり涙腺が、、

第3話「千一夜」は書下ろしの邵可と薔薇姫の出会い編。
これが一番面白かったかな。

第3話はちょっとアーシュラ・K・ル・グインの傑作短編「オメラスから歩み去る人々」*を思わせる重いテーマでした。

*『風の十二方位』ハヤカワ文庫SFに収録。
私はSFマガジンで読んだのですが、、
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