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藤原伊織「てのひらの闇」 [本]

藤原伊織「てのひらの闇」文春文庫 読みました。

飲料会社の早期退職前の主人公に会長が自殺したという連絡が入ります。
自殺の引き金が主人公が会長の見せたあるビデオの改ざんを指摘した事によるのではないかという疑問と、過去に中途入社した際の因縁から会長の自殺の理由を探るうちに、主人公自身の過去の闇もつながってきます。

退職前のサラリーマンでありながら過去の因縁がある主人公は、ハードボイルドではありがちですが、部下の女性や六本木のバーの女主人など周辺の人物が魅力的です。
さすがに文章がうまいですし。面白かったです。

続編で遺作の「名残り火 てのひらの闇II」も読書中です。

てのひらの闇 (文春文庫)

てのひらの闇 (文春文庫)

  • 作者: 藤原 伊織
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2002/11
  • メディア: 文庫



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