ステキな奥さんぶはっ/東京者がたり/大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう2/トーキョー・プリズン [本]
伊藤理佐「ステキな奥さんぶはっ」朝日新聞出版
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40代半ばに突入、仕事に子育てにひた走る漫画家の抱腹エッセー処女作!
「幼稚園のプリントが見つからないっ!」「柔軟剤って香りすぎ…」
朝日新聞連載の人気エッセーに4コマ漫画、イラストを加筆して書籍化!
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伊藤理佐さんのエッセイ集です。朝日新聞に連載されたもの。
文章のみのエッセイは始めてだそうです。
とはいえイラストやおまけマンガもあるので伊藤さんのいつもの本という感じです。
西村賢太「東京者がたり」講談社
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稀代の私小説作家はいかに誕生したのか。48年間の流浪と彷徨、東京という「故郷」と「生」。
その軌跡を語り尽くす、34篇、珠玉の名随筆集。
私小説作家の流浪と彷徨の軌跡。今なお聖地と呼ぶ「後楽園球場」。最も愛した始まりの場所「鴬谷」。
田中英光の居た、「花園町」への憧憬。無縁の地、「白金台」でのアウェー戦。
そして、師・藤澤清造が狂凍死した「芝公園」。30の「町」を通して語られる、私小説作家の生き様。“巻末特別収録”盟友・玉袋筋太郎氏との「東京者対談」
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西村賢太さんが東京について描いた本です。
西村さんが10代から働きはじめた頃、私も東京周辺でフリーターみたいな事をしていた時期に重なるのでもしかしたらすれ違っていたかも。
書いている事は過激ですが、やはり西村さんの文章はいいですね。
山本 巧次「大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう2」宝島社文庫
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江戸と現代で二重生活を営む元OLの関口優佳=おゆうは、小間物問屋の主人から、息子が実の子かどうか調べてほしいと相談を受ける。
出生に関して、産婆のおこうから強請りまがいの手紙が届いたのだという。
一方、同心の伝三郎も、さる大名の御落胤について調べる中で、おこうの行方を追っていた。
だが、やがておこうの死体が発見され―。
ふたつの時代を行き来しながら御落胤騒動の真相に迫る!
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山本巧次さんの長編小説の続編です。
江戸と現代の東京に抜け穴がある設定は半村良の「およね平吉時穴道行」みたいですが、ヒロインが現代と江戸を行き来しながら捜査するというのが面白い。
おゆうだけが科学捜査で真相を知っているのに、江戸の捜査側に理由を説明できない展開も面白い。
事件の展開も紆余曲折、最後にも大きなひねりがあり読ませます。
おゆうと同心の伝三郎との仲はなかなか進展しませんが、前作以上に面白かったので続巻が楽しみです。
柳広司「トーキョー・プリズン」角川グループパブリッシング
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戦時中に消息を絶った知人の情報を得るため巣鴨プリズンを訪れた私立探偵のフェアフィールドは、調査の交換条件として、囚人・貴島悟の記憶を取り戻す任務を命じられる。
捕虜虐殺の容疑で拘留されている貴島は、恐ろしいほど頭脳明晰な男だが、戦争中の記憶は完全に消失していた。
フェアフィールドは貴島の相棒役を務めながら、プリズン内で発生した不可解な服毒死事件の謎を追ってゆく。
戦争の暗部を抉る傑作長編ミステリー。
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柳広司さんの長編小説です。
巣鴨プリズンを訪れたニュージーランドの私立探偵の主人公がプリズンで起きた殺人事件と囚人・貴島の過去を探ります。
謎の解決と過去の物語が面白く読ませました。
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40代半ばに突入、仕事に子育てにひた走る漫画家の抱腹エッセー処女作!
「幼稚園のプリントが見つからないっ!」「柔軟剤って香りすぎ…」
朝日新聞連載の人気エッセーに4コマ漫画、イラストを加筆して書籍化!
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伊藤理佐さんのエッセイ集です。朝日新聞に連載されたもの。
文章のみのエッセイは始めてだそうです。
とはいえイラストやおまけマンガもあるので伊藤さんのいつもの本という感じです。
西村賢太「東京者がたり」講談社
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稀代の私小説作家はいかに誕生したのか。48年間の流浪と彷徨、東京という「故郷」と「生」。
その軌跡を語り尽くす、34篇、珠玉の名随筆集。
私小説作家の流浪と彷徨の軌跡。今なお聖地と呼ぶ「後楽園球場」。最も愛した始まりの場所「鴬谷」。
田中英光の居た、「花園町」への憧憬。無縁の地、「白金台」でのアウェー戦。
そして、師・藤澤清造が狂凍死した「芝公園」。30の「町」を通して語られる、私小説作家の生き様。“巻末特別収録”盟友・玉袋筋太郎氏との「東京者対談」
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西村賢太さんが東京について描いた本です。
西村さんが10代から働きはじめた頃、私も東京周辺でフリーターみたいな事をしていた時期に重なるのでもしかしたらすれ違っていたかも。
書いている事は過激ですが、やはり西村さんの文章はいいですね。
山本 巧次「大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう2」宝島社文庫
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江戸と現代で二重生活を営む元OLの関口優佳=おゆうは、小間物問屋の主人から、息子が実の子かどうか調べてほしいと相談を受ける。
出生に関して、産婆のおこうから強請りまがいの手紙が届いたのだという。
一方、同心の伝三郎も、さる大名の御落胤について調べる中で、おこうの行方を追っていた。
だが、やがておこうの死体が発見され―。
ふたつの時代を行き来しながら御落胤騒動の真相に迫る!
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山本巧次さんの長編小説の続編です。
江戸と現代の東京に抜け穴がある設定は半村良の「およね平吉時穴道行」みたいですが、ヒロインが現代と江戸を行き来しながら捜査するというのが面白い。
おゆうだけが科学捜査で真相を知っているのに、江戸の捜査側に理由を説明できない展開も面白い。
事件の展開も紆余曲折、最後にも大きなひねりがあり読ませます。
おゆうと同心の伝三郎との仲はなかなか進展しませんが、前作以上に面白かったので続巻が楽しみです。
柳広司「トーキョー・プリズン」角川グループパブリッシング
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戦時中に消息を絶った知人の情報を得るため巣鴨プリズンを訪れた私立探偵のフェアフィールドは、調査の交換条件として、囚人・貴島悟の記憶を取り戻す任務を命じられる。
捕虜虐殺の容疑で拘留されている貴島は、恐ろしいほど頭脳明晰な男だが、戦争中の記憶は完全に消失していた。
フェアフィールドは貴島の相棒役を務めながら、プリズン内で発生した不可解な服毒死事件の謎を追ってゆく。
戦争の暗部を抉る傑作長編ミステリー。
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柳広司さんの長編小説です。
巣鴨プリズンを訪れたニュージーランドの私立探偵の主人公がプリズンで起きた殺人事件と囚人・貴島の過去を探ります。
謎の解決と過去の物語が面白く読ませました。
大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 両国橋の御落胤 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
- 作者: 山本 巧次
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2016/05/10
- メディア: 文庫
2016-07-09 12:04
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