SSブログ

疾風ガール/ガール・ミーツ・ガール/豹頭王の来訪/風は青海を渡るのか? [本]

誉田哲也「疾風ガール」光文社文庫

------------
柏木夏美19歳。ロックバンド「ペルソナ・パラノイア」のギタリスト。
男の目を釘付けにするルックスと天才的なギターの腕前の持ち主。
いよいよメジャーデビューもという矢先、敬愛するボーカルの城戸薫が自殺してしまう。
体には不審な傷。しかも、彼の名前は偽名だった。夏美は、薫の真実の貌を探す旅へと走り出す―。
ロック&ガーリーな青春小説。
------------

誉田哲也さんのロックをテーマにした小説です。
面白い。やはり主人公の夏美が魅力的ですね。
ボーカルの自殺の謎を追うというミステリ性は薄いですがバンドの日常が面白いです。
誉田さん自身もバンドでベースを担当していたとか。
キャラクターがみな魅力的なのでぐいぐい読ませます。

誉田哲也「ガール・ミーツ・ガール」光文社文庫

------------
柏木夏美は、デビュー間近の事務所期待のミュージシャン。
けれども、ビジネスモードな大人たちとは噛み合わないことばかり。
マネージャーの宮原祐司も、気分屋で頑固な夏美に振り回されっぱなしだ。
そんなとき、二世タレントのお嬢様アーティストとのコラボレーションの話が舞い込む。
性格も音楽性も天と地ほど違う異色コンビの命運は?痛快で熱い青春小説。
------------

「疾風ガール」の続編です。夏美がお嬢様アーティストと組むという話になります。
相手の島崎ルイのモデルは誉田さん自身がプロになる事を断念したきっかけの椎名林檎でしょうね。
やはりキャラクターが魅力的で読ませますね。
さらなる続編も読んでみたいです。


五代ゆう「豹頭王の来訪 グイン・サーガ139」ハヤカワ文庫

------------
ヤガの深奥に潜入したブランは、数々の苦難を乗り越え、地下の聖堂で老僧ソラ・ウィンと遭遇した。
ミロク教本来の教えを体現する老僧の力を借りて、ブランはじわじわと反撃を開始する。
一方、パロから逃れたヴァレリウス一行は、事件を起こしながらも魔道師になることを決心したアッシャの身柄の扱いをめぐり、またリギアの負傷もあってワルド城に留まっていた。
そこへヴァレリウスを訪ねて思いがけない人物がやってきた!
------------

亡くなった栗本薫さんの大長編ファンタジー、グインサーガの続編です。
五代ゆう・宵野ゆめさんが交互に執筆していて通巻139巻。五代ゆうさんの5冊目。
やはり五代グインは面白い。
今回はまずはヤガに潜入したブランの話。たよりになりそうな老僧コンビが楽しい。
次はヴァレリウスの前にグインが登場。やはりいいですね。
スカールの逃避行も読ませます。続巻楽しみです。


森博嗣「風は青海を渡るのか?」講談社タイガ


森作品のネタバレがあります。





------------
聖地。チベット・ナクチュ特区にある神殿の地下、長い眠りについていた試料の収められた遺跡は、まさに人類の聖地だった。
ハギリはヴォッシュらと、調査のためその峻厳な地を再訪する。
ウォーカロン・メーカHIXの研究員に招かれた帰り、トラブルに足止めされたハギリは、聖地以外の遺跡の存在を知らされる。
小さな気づきがもたらす未来。知性が掬い上げる奇跡の物語。
------------

森博嗣さんのWシリーズ3作目。23世紀の世界。
人工生命体ウォーカロンを識別できる研究をしている主人公ハギリは前作でチベットでシキに再会します。
今回はその続き。聖地の謎がいくつか明らかになり、潜水艦が登場したりする展開も面白い。
続巻楽しみです。


疾風ガール (光文社文庫)

疾風ガール (光文社文庫)

  • 作者: 誉田 哲也
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2009/04/09
  • メディア: 文庫



疾風ガール

疾風ガール

  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2009/04/20
  • メディア: Kindle版



ガール・ミーツ・ガール (光文社文庫)

ガール・ミーツ・ガール (光文社文庫)

  • 作者: 誉田 哲也
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2011/12/08
  • メディア: 文庫



ガール・ミーツ・ガール 柏木夏美シリーズ

ガール・ミーツ・ガール 柏木夏美シリーズ

  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2011/12/20
  • メディア: Kindle版



豹頭王の来訪 (グイン・サーガ)

豹頭王の来訪 (グイン・サーガ)

  • 作者: 五代 ゆう
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2016/08/05
  • メディア: 文庫



豹頭王の来訪 グイン・サーガ (ハヤカワ文庫JA)

豹頭王の来訪 グイン・サーガ (ハヤカワ文庫JA)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2016/08/15
  • メディア: Kindle版



風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake? (講談社タイガ)

風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake? (講談社タイガ)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/06/21
  • メディア: 文庫






nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0