覇者の戦塵1945 硫黄島航空戦線/宇宙軍士官学校　―攻勢偵察部隊― 4/紙の動物園/信長の原理：きさきさブログ：SSブログ

	ブログをはじめるログイン

4月以降に見たい映画｜サンデー・ソングブック「ザ・キングトーン.. ブログトップ

覇者の戦塵1945 硫黄島航空戦線/宇宙軍士官学校　―攻勢偵察部隊― 4/紙の動物園/信長の原理　[本] [編集]

谷甲州「覇者の戦塵1945 硫黄島航空戦線」C-NOVELS

1931年に北満州で油田が発見されて歴史が変る谷甲州さんの仮想戦記シリーズ最新刊です。
角川ノベルズから数えると通算で41巻目。
作者によるとあと1冊で完結する予定だそうですが本当かなあ。
米軍の夜間戦闘機との戦いと、終戦工作、中華民国高官との接触など色々なエピソードが終戦が近い事を感じさせます。
相変わらず地味ですがそこがいい。
続巻楽しみです。

鷹見一幸「宇宙軍士官学校　―攻勢偵察部隊― 4」

鷹見一幸さんのミリタリーSFシリーズ第2部の4巻です。
銀河を侵略した粛清者の支配するアンドロメダでの戦い。
人類側にも内紛があり闘いに意外な余波が。
戦闘シーンは読ませますね。
続巻楽しみです。

ケン・リュウ「紙の動物園」新☆ハヤカワ・SF・シリーズ

中国SFは面白いというのは最近のSFファンでの話題ですが、「メッセージ」が映画化されたテッド・チャンと並んで評判のケン・リュウの日本オリジナル短編集の１作目を読んでみました。
確かに面白い。レベルの高い短編集でした。
２作目の「母の記憶に」を今読んでいますが、こちらも素晴らしい。３作目も読まないと。
まあ、テッド・チャンはアメリカ生まれ育ちで、ケン・リュウも生まれは中国ですが育ちはアメリカですが。

垣根涼介「信長の原理」

垣根涼介さんの信長を取り上げた時代小説です。
作中で信長が気付いた原理とは、アリの８割しか働かないという原理です。
そのあたりの目の付け所がさすがは垣根さん。
信長と周辺の人物を描き読ませます。
本作は本能寺の変で終わりますが、この続きは読みたいですね。
垣根版太閤記、家康物語を期待したいです。