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ライプツィッヒの犬/西原理恵子/星系出雲の兵站-遠征-4 [本]

乾緑郎「ライプツィッヒの犬」祥伝社

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冷戦時代の東ドイツ。体制を批判するシェイクスピアの翻案で名を馳せた世界的劇作家ヘルムート・ギジ。
彼が三十年ぶりに新作を執筆中というニュースは世界を驚かせた。
完成を待つ中で進む舞台の稽古中、女優が重傷を負う事故が発生。直後、ギジが新作原稿とともに姿を消した。
ドイツでギジに師事していた気鋭の劇作家内藤岳はギジの足跡を辿り、やがて彼の経歴から消された闇を知ることに……。
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乾緑郎さんの長編小説です。
乾さんは以前演劇の世界にいたそうで、演劇業界の描写がリアルです。
東ドイツ出身の劇作家の新作には秘密警察シュタージとの過去の因縁がありました。
さすがは乾さん、読ませました。


「文藝別冊 総特集 西原理恵子」河出書房新社

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デビュー30周年を迎えた漫画家・西原理恵子を大特集。
インタビュー、描きおろし漫画、豪華対談のほか、伊藤理佐、
吉田戦車、羽海野チカ、角田光代、有川浩らの寄稿、貴重な資料も満載!
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西原理恵子さんのムックです。
久々に図書館に行き選んだ本です。
2018年に出ていたのですが、不覚にも読み逃していました。
インタビュー、作品リスト、対談など盛りだくさんでした。
サイバラファンとしてはとても面白かったです。

林譲治「星系出雲の兵站-遠征-4」ハヤカワ文庫JA

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出雲星系で発見された播種船の減速装置と思われる遺物。
その分析から、太古の人類は敷島星系を通過していたことが明らかになる。
ジャック真田らはゴート文明の真実を明らかにすべく、敷島星系の衛星美和に存続しているらしい海中都市、および謎に包まれた惑星敷島の調査を急ぐ。
いっぽう烏丸司令官は、ガイナスの集合知性の基盤に獣知性なる存在があることを喝破するが、その矢先、五賢帝が不穏な反応を示し始める……。
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林譲治さんの長編SF第2部4巻です。
このシリーズは兵站にフォーカスしている所が面白いです。
成田三樹夫がモデルの烏丸三樹夫は今回も活躍します。
今回はさらにガイナス人らの調査が進む事で、意外な展開に。
人類側が優位になったと思わせてラストは大変な事態が起こります。
そう来たか、、
いきなりの急展開で次が最終巻。楽しみです。


ライプツィヒの犬 (祥伝社文庫)

ライプツィヒの犬 (祥伝社文庫)

  • 作者: 乾緑郎
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2020/05/15
  • メディア: 文庫



西原理恵子 (文藝別冊)

西原理恵子 (文藝別冊)

  • 作者: 西原理恵子
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: ムック



星系出雲の兵站―遠征― 4 (ハヤカワ文庫JA)

星系出雲の兵站―遠征― 4 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 林 譲治
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2020/05/26
  • メディア: Kindle版



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