SSブログ

1秒先の彼女 [映画]

「1秒先の彼女」見ました。

main.jpg

------------
郵便局で働くヤン・シャオチー(リー・ペイユー)は、仕事も恋もパッとしないアラサー女子。
彼女は子供の頃から、何をするにもワンテンポ早い性格。
そんな彼女がある日、思いを寄せるハンサムなダンス講師のリウ・ウェンセン(ダンカン・チョウ)から、七夕バレンタインのデートに誘われる。
念願叶ったシャオチーだったが、目が覚めるとなぜかバレンタインの翌日に。約束の1日が消えてしまった……!?
シャオチーは失くした大切な1日の記憶を取り戻すべく奔走するが…。
------------

20210702182300.jpg

割と話題にもなった台湾映画の新作です。

良く行くブログの記事や映画評が評判がいいので遅まきながら見ようと思っていました。
ところが一時期は近くのシネコンでも上映していたのですが、今では都内でしか上映していません。
今日、ちょっと別件もあったので都内に出て見ました。とても面白かったです。

さて、感想ですが、これが結構書きにくい。
というのは、上記のあらすじは前半なんですが、前半はほぼ伏線だらけなんですね。
前半で伏線を張りまくり、後半はその伏線を解決するという物語の構造は「運命じゃない人」や「カメラを止めるな」に似ています。
なので後半の話は一切書けないのです。

前半はまあ伏線を張るパートなのでちょっとたるい感じも。そこをコミカルな演出の冴えで見せますね。
前半のヒロインのリー・ペイユーのコメディエンヌぶりがいいですね。
で、あまり書けませんが、後半のヒロインの美しさ/キュートさが印象に残ります。
俳優陣もみな素晴らしく、演出も素晴らしい。
という事で上映館は少なくなってしまいましたが、機会があればぜひ。
見た人だけで飲みながらネタバレ解禁で語りたいです。

原題:消失的情人節 (英題: My Missing Valentine)
監督:チェン・ユーシュン
脚本:チェン・ユーシュン
撮影:チョウ・イーシェン
製作総指揮:イェ・ルーフェン、リー・リエ
リウ・グァンティン
リー・ペイユー
ダンカン・チョウ
ヘイ・ジャアジャア
nice!(3)  コメント(3) 

nice! 3

コメント 3

ここなつ

こんにちは。
きささんから弊ブログにいただいたコメントを拝見して、その解釈に感心しきりです。ぐっと踏み込んだファンタジーだと思います。
そして、風景の描写も、主役2人の演技もとても良かったし、佳作以上の作品だったと思います。
by ここなつ (2021-08-05 17:20) 

きさ

ここなつさん、コメントありがとうございます。
ネタバレなのでうかつに書けないので、失礼ながらここなつさんのブログに私の解釈を書かせていただきました。
まあ、解釈はともかく主役二人の演技、台湾の風景、とても良かったですね。
今年のベストテンに入る傑作だと思います。

by きさ (2021-08-05 20:24) 

きさ

以下、ネタバレ後半の感想。
ここは見た人前提で書きます。
なので見た人だけご覧ください。




後半ですが、まず人がみな止まった映像に驚きます。
CGだとお金さえかければ可能なんでしょうが。
でも俳優が静止し髪だけが揺れていたりするシーンもあるので、俳優の演技は大変だったでしょうね。

後半、バスが水没した道路を走るシーンは嘉義県・東石村でロケされたのだそうですが、私はこのシーンで宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」を連想しました。
今検索すると本作と「千と千尋の神隠し」との類似を指摘するブログはいくつかありますね。
「千と千尋の神隠し」の水没した線路を電車が走る向こうの世界は、評で死後の世界と指摘されています。
そうするとその後で登場するシャオチーの父はもう死んでいるのではないかと思います。
グアタイの時間が止まらないのも精神的には死んでいたという事ではないでしょうか。
精神的に死んでいたグアタイが一度生と死の境界の世界に行き、さらに戻ってきた現世でまた死にかけ、甦えるというのがこの物語の構造ではないかと思いました。
ラスト、シャオチーとグアタイが再会するシーンで涙しましたが、なぜ泣けるかには脚本に実はこういう秘密があると思いました。
by きさ (2022-10-11 08:07) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。