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大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 司法解剖には解体新書を/ハヤブサ消防団 [本]

山本巧次「大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 司法解剖には解体新書を」宝島社文庫

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時間旅行者にして十手持ちの女親分・おゆうこと関口優佳は、現代でコロナ第2波が囁かれる中、江戸でとある内偵を依頼された。
前長崎奉行の元配下だった男の死に、不審の向きがあるという。調査を進めると、他にも同じ状況で急死していた者がおり、さらには新たな死者も……。
連続不審死に毒殺を疑うおゆうは、杉田玄白の弟子の協力も得ながら、日本史上初めての司法解剖に向けて動き出す!
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山本巧次さんのシリーズ9作目です。
江戸と現代の東京に抜け穴がある設定は半村良の「およね平吉時穴道行」みたいですが、ヒロインが現代と江戸を行き来しながら捜査するというのが面白い。
コロナの中、江戸で毒殺を疑われる事件が発生。
死因をさぐるため犠牲者を解剖しようとしますが、、
相変わらず面白いです。続巻も楽しみ。

池井戸潤「ハヤブサ消防団」集英社

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東京での暮らしに見切りをつけ、亡き父の故郷であるハヤブサ地区に移り住んだミステリ作家の三馬太郎。
地元の人の誘いで居酒屋を訪れた太郎は、消防団に勧誘される。
迷った末に入団を決意した太郎だったが、やがてのどかな集落でひそかに進行していた事件の存在を知る───。
連続放火事件に隠された真実とは?
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池井戸潤さんの最新作です。
ちょっと異色作でまず池井戸作品には珍しく銀行が全く出てきません。
とはいえ池井戸さんですから面白かったです。
作家の主人公が消防団に入り放火の真実を探ります。
題材もあって悪役がやられてスカッとするという終わり方ではなく、ある登場人物の悲しい過去が明らかになるのも異色。
ちょっと東野圭吾作品みたいでした。


大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 司法解剖には解体新書を (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 司法解剖には解体新書を (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)

  • 作者: 山本 巧次
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2022/11/05
  • メディア: 文庫



大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう (宝島社文庫)

大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう (宝島社文庫)

  • 作者: 山本巧次
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2019/07/19
  • メディア: Kindle版



ハヤブサ消防団 (集英社文芸単行本)

ハヤブサ消防団 (集英社文芸単行本)

  • 作者: 池井戸潤
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2022/09/05
  • メディア: Kindle版



池井戸潤最新刊『ハヤブサ消防団』刊行記念ガイドブック(試し読み付き) (集英社文芸単行本)

池井戸潤最新刊『ハヤブサ消防団』刊行記念ガイドブック(試し読み付き) (集英社文芸単行本)

  • 作者: 池井戸潤
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2022/08/31
  • メディア: Kindle版



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