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野村進「丹波哲郎 見事な生涯」 [本]

野村進「丹波哲郎 見事な生涯」講談社

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大俳優・丹波哲郎は「霊界の宣伝マン」を自称し、映画撮影の合間には、西田敏行ら共演者をつかまえて「あの世」について語りつづけた。
中年期以降、霊界研究に入れ込み、ついに『大霊界』という映画を制作するほど「死後の世界」に没頭した。
終戦後、俳優を志した丹波は、舞台俳優を経て映画デビューし、さらに鬼才・深作欣二らと組んでテレビドラマに進出して大成功を収めた。
高度成長期の東京をジェームス・ボンドが縦横に駆け抜ける1967年の映画『007は二度死ぬ』で日本の秘密組織トップ「タイガー・タナカ」を演じ、「日本を代表する国際俳優」と目されるようになる。
テレビドラマ「キイハンター」、「Gメン’75」で土曜午後9時の「顔」となり、抜群の存在感で「太陽にほえろ!」の石原裕次郎のライバルと目された。
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丹波哲郎の評伝です。生い立ちから徴兵され幸運にも生き残り、戦後俳優となります。
デビューしてしばらくは、態度が大きいという事で映画の世界では干されますが、テレビドラマに進出し成功します。
その後、映画の世界でも成功します。
このあたりは知らない事も多く面白かったです。
「007は二度死ぬ」リアルタイムで父親と見ましたが、面白かったです。
国辱映画と叩かれたのは後に知りましたが、あの程度の日本誤解描写を叩くのは日本誤解映画ファンとしては遺憾ですね。
と前半は面白いのですが、後半は「霊界の宣伝マン」の面を大きく取り上げているのは好みが分かれるかな。
正直、そちらはあまり興味がないので。


丹波哲郎 見事な生涯

丹波哲郎 見事な生涯

  • 作者: 野村 進
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2024/04/25
  • メディア: 単行本



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