海洋堂創世記 [本]
樫原辰郎「海洋堂創世記」白水社
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海洋堂公認!
『1Q84』とも『あまちゃん』とも違う狂熱の80年代が、ナショナル・パナソニックの企業城下町で、日夜、繰り広げられていた!
大阪芸術大学に通う〈僕〉が足を踏み入れた、狭い路地の奥の倉庫。
まさしくそこが模型づくりの聖地であり、総本山であり、梁山泊である海洋堂だった。
そこで、〈僕〉は、館長や専務、ボーメさんら原型師たちとともに、疾風怒濤の日々を過ごしてゆく──。
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樫原辰郎さんがかってバイトしていた海洋堂を久々に尋ねる所から始まり、回想となります。
有名な館長、専務、ボーメさんら原型師と出会っての日々が描かれます。
ほとんど全員が存命というのが凄い。
海洋堂のライバルとして、ゼネプロ(後のガイナックス)が登場しますが、海洋堂はオタキングこと岡田斗司夫に蔑視され敵視していたというのが興味深い。
個人的には後にアニメなどの作り手に回る構想のあったゼネプロは海洋堂をしょせん模型屋と思っていたのかな。
ゼネプロがダイコンフィルムで作り手になってからは敵対関係も薄れたとか。
やはりボーメさんら原型師たちの個性的な描写が面白い。
最後は現在に戻ってその後が語られます。
樫原さんは海洋堂を去り上京し、映画監督、脚本家、文筆家として活躍しているそうです。
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海洋堂公認!
『1Q84』とも『あまちゃん』とも違う狂熱の80年代が、ナショナル・パナソニックの企業城下町で、日夜、繰り広げられていた!
大阪芸術大学に通う〈僕〉が足を踏み入れた、狭い路地の奥の倉庫。
まさしくそこが模型づくりの聖地であり、総本山であり、梁山泊である海洋堂だった。
そこで、〈僕〉は、館長や専務、ボーメさんら原型師たちとともに、疾風怒濤の日々を過ごしてゆく──。
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樫原辰郎さんがかってバイトしていた海洋堂を久々に尋ねる所から始まり、回想となります。
有名な館長、専務、ボーメさんら原型師と出会っての日々が描かれます。
ほとんど全員が存命というのが凄い。
海洋堂のライバルとして、ゼネプロ(後のガイナックス)が登場しますが、海洋堂はオタキングこと岡田斗司夫に蔑視され敵視していたというのが興味深い。
個人的には後にアニメなどの作り手に回る構想のあったゼネプロは海洋堂をしょせん模型屋と思っていたのかな。
ゼネプロがダイコンフィルムで作り手になってからは敵対関係も薄れたとか。
やはりボーメさんら原型師たちの個性的な描写が面白い。
最後は現在に戻ってその後が語られます。
樫原さんは海洋堂を去り上京し、映画監督、脚本家、文筆家として活躍しているそうです。
2024-11-27 11:54
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