北村薫「不思議な時計 本の小説」 [本]
北村薫「不思議な時計 本の小説」新潮社
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51回泉鏡花文学賞を受賞した『水 本の小説』に続く、著者独自の連作小説。
記憶の森を探り行き、本との出会いを綴る。
深まる謎を追い、魅惑の創作世界へ――映画、詩歌、演劇、父との思い出。
萩原朔太郎『猫町』とジャン・コクトー、江戸川乱歩「パノラマ島奇談」と美術館のパノラマ。
塚本邦雄生誕百年、シェークスピア劇での松たか子、大竹しのぶの慧眼……はるかな異界へ連れ出される9篇。
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北村薫さんの新刊です。最近の北村さんらしく本の話から色々な世界を縦横に語ります。
作者が体験を語るのでエッセイ的でも文学評論的でもありますが、詩や本の謎が鮮やかに解決されます。
私の苦手な詩の話も多いのですが、そこから映画や落語などの世界に思わぬつながり方をするのが凄い。
余談も面白いです。
学生が大学のリモート授業を早送りで見るという話があり、実際の授業に戻ったら冗長で困ったという話も。
先生も大変です。
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51回泉鏡花文学賞を受賞した『水 本の小説』に続く、著者独自の連作小説。
記憶の森を探り行き、本との出会いを綴る。
深まる謎を追い、魅惑の創作世界へ――映画、詩歌、演劇、父との思い出。
萩原朔太郎『猫町』とジャン・コクトー、江戸川乱歩「パノラマ島奇談」と美術館のパノラマ。
塚本邦雄生誕百年、シェークスピア劇での松たか子、大竹しのぶの慧眼……はるかな異界へ連れ出される9篇。
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北村薫さんの新刊です。最近の北村さんらしく本の話から色々な世界を縦横に語ります。
作者が体験を語るのでエッセイ的でも文学評論的でもありますが、詩や本の謎が鮮やかに解決されます。
私の苦手な詩の話も多いのですが、そこから映画や落語などの世界に思わぬつながり方をするのが凄い。
余談も面白いです。
学生が大学のリモート授業を早送りで見るという話があり、実際の授業に戻ったら冗長で困ったという話も。
先生も大変です。
2025-01-08 13:39
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