空母いぶき [映画]
「空母いぶき」見ました。
------------
「沈黙の艦隊」「ジパング」などのかわぐちかいじのコミックを原作にしたミリタリーサスペンス。
波留間群島の一部占領を受け、現場に向かう航空機搭載護衛艦の乗組員の運命を多角的に映し出す。
監督は『沈まぬ太陽』などの若松節朗。
『MOZU』シリーズなどの西島秀俊、『超高速!参勤交代』シリーズなどの佐々木蔵之介らが出演。
日本の置かれている状況を反映したドラマに引き込まれる
------------
かわぐちかいじのコミック原作の映画化です。
原作は読んでいます。ちなみに原作はまだ完結していません。
原作では敵は中国海軍で、占領されるのも尖閣諸島です。
映画では敵は架空の国家で占領されるのも架空の島です。
まあ、今中国を敵国とした映画を作るのは商業的に厳しいんでしょうね。
という事でかなりオリジナルストーリーなので、原作原理主義の人は見ない方がいいかも。
で、個人的にはこれはこれで面白い。
キャストが豪華だし戦闘シーンも迫力がありました。
今の海戦はほとんどミサイルの撃ち合いだという事がよくわかります。
戦闘シーンは割とリアルなだけに地味かも。
やはり、西島秀俊と佐々木蔵之介の二人の演技対決が見もの。
ラストはうまくまとめた感はありましたが、中国との対決という原作のテーマには相反している気もしました。
監督 若松節朗
脚本 伊藤和典、長谷川康夫
原作 かわぐちかいじ
音楽 岩代太郎
企画 福井晴敏
秋津竜太 - 西島秀俊
新波歳也 - 佐々木蔵之介
湧井継治 - 藤竜也
中根和久 - 村上淳
葛城政直 - 石田法嗣
淵上晋) - 戸次重幸
迫水洋平 - 市原隼人
柿沼正人 - 平埜生成
井上明信 - 金井勇太
浦田鉄人 - 工藤俊作
山本修造 - 千葉哲也
浮船武彦 - 山内圭哉
岡部隼也 - 和田正人
瀬戸斉明 - 玉木宏
清家博史 - 横田栄司
滝隆信 - 高嶋政宏
有澤満彦 - 堂珍嘉邦
大村正則 - 袴田吉彦
備前島健 - 渡辺邦斗
垂水慶一郎 - 佐藤浩市
石渡俊通 - 益岡徹
城山宗介 - 中村育二
沢崎勇作 - 吉田栄作
赤司徹 - 三浦誠己
本多裕子 - 本田翼
晒谷桂子 - 斉藤由貴
藤堂一馬 - 片桐仁
吉岡真奈 - 土村芳
中野啓一 - 中井貴一
森山しおり - 深川麻衣
田中俊一 - 小倉久寛
横山由依 - 写真のみ出演
------------
「沈黙の艦隊」「ジパング」などのかわぐちかいじのコミックを原作にしたミリタリーサスペンス。
波留間群島の一部占領を受け、現場に向かう航空機搭載護衛艦の乗組員の運命を多角的に映し出す。
監督は『沈まぬ太陽』などの若松節朗。
『MOZU』シリーズなどの西島秀俊、『超高速!参勤交代』シリーズなどの佐々木蔵之介らが出演。
日本の置かれている状況を反映したドラマに引き込まれる
------------
かわぐちかいじのコミック原作の映画化です。
原作は読んでいます。ちなみに原作はまだ完結していません。
原作では敵は中国海軍で、占領されるのも尖閣諸島です。
映画では敵は架空の国家で占領されるのも架空の島です。
まあ、今中国を敵国とした映画を作るのは商業的に厳しいんでしょうね。
という事でかなりオリジナルストーリーなので、原作原理主義の人は見ない方がいいかも。
で、個人的にはこれはこれで面白い。
キャストが豪華だし戦闘シーンも迫力がありました。
今の海戦はほとんどミサイルの撃ち合いだという事がよくわかります。
戦闘シーンは割とリアルなだけに地味かも。
やはり、西島秀俊と佐々木蔵之介の二人の演技対決が見もの。
ラストはうまくまとめた感はありましたが、中国との対決という原作のテーマには相反している気もしました。
監督 若松節朗
脚本 伊藤和典、長谷川康夫
原作 かわぐちかいじ
音楽 岩代太郎
企画 福井晴敏
秋津竜太 - 西島秀俊
新波歳也 - 佐々木蔵之介
湧井継治 - 藤竜也
中根和久 - 村上淳
葛城政直 - 石田法嗣
淵上晋) - 戸次重幸
迫水洋平 - 市原隼人
柿沼正人 - 平埜生成
井上明信 - 金井勇太
浦田鉄人 - 工藤俊作
山本修造 - 千葉哲也
浮船武彦 - 山内圭哉
岡部隼也 - 和田正人
瀬戸斉明 - 玉木宏
清家博史 - 横田栄司
滝隆信 - 高嶋政宏
有澤満彦 - 堂珍嘉邦
大村正則 - 袴田吉彦
備前島健 - 渡辺邦斗
垂水慶一郎 - 佐藤浩市
石渡俊通 - 益岡徹
城山宗介 - 中村育二
沢崎勇作 - 吉田栄作
赤司徹 - 三浦誠己
本多裕子 - 本田翼
晒谷桂子 - 斉藤由貴
藤堂一馬 - 片桐仁
吉岡真奈 - 土村芳
中野啓一 - 中井貴一
森山しおり - 深川麻衣
田中俊一 - 小倉久寛
横山由依 - 写真のみ出演
さよならの手口/静かな炎天/生まれ変わり [本]
若竹七海「さよならの手口」文春文庫
若竹七海さんの葉村晶シリーズの5冊目。
「悪いうさぎ」に続くシリーズの2冊目の長編。
面白かったですね。やはり長編は読みごたえがあります。
前作で探偵を休業し書店員となった葉村が依頼されてまた調査を始めます。
そして相変わらず大変な目に。
「悪いうさぎ」と同じくタイトルの意味が分かった時は思わず膝を打ちました。
若竹七海「静かな炎天」文春文庫
若竹七海さんの葉村晶シリーズの6冊目。
短編集。相変わらず読み応えのある短編集でした。
前作のラストで書店員兼探偵となった葉村が書店の
仕事をしつつ調査を行います。
バラエティに富んだ短編集でした。
最新作「錆びた滑車」を入手し読むのが楽しみです。
ケン・リュウ「生まれ変わり」新☆ハヤカワ・SF・シリーズ
ケン・リュウの日本オリジナル短編集の3作目です。
「紙の動物園」「母の記憶に」も面白かったですが、本作も素晴らしい。
レベルの高い短編集でした。
ケン・リュウ独特の個性や東洋的、新しい科学的発見などを題材にした
作品、クラシックSFを思わせる短編。どれも面白かったです。
若竹七海さんの葉村晶シリーズの5冊目。
「悪いうさぎ」に続くシリーズの2冊目の長編。
面白かったですね。やはり長編は読みごたえがあります。
前作で探偵を休業し書店員となった葉村が依頼されてまた調査を始めます。
そして相変わらず大変な目に。
「悪いうさぎ」と同じくタイトルの意味が分かった時は思わず膝を打ちました。
若竹七海「静かな炎天」文春文庫
若竹七海さんの葉村晶シリーズの6冊目。
短編集。相変わらず読み応えのある短編集でした。
前作のラストで書店員兼探偵となった葉村が書店の
仕事をしつつ調査を行います。
バラエティに富んだ短編集でした。
最新作「錆びた滑車」を入手し読むのが楽しみです。
ケン・リュウ「生まれ変わり」新☆ハヤカワ・SF・シリーズ
ケン・リュウの日本オリジナル短編集の3作目です。
「紙の動物園」「母の記憶に」も面白かったですが、本作も素晴らしい。
レベルの高い短編集でした。
ケン・リュウ独特の個性や東洋的、新しい科学的発見などを題材にした
作品、クラシックSFを思わせる短編。どれも面白かったです。
ゴールデン街コーリング/悪いうさぎ/暗い越流 [本]
馳星周「ゴールデン街コーリング」KADOKAWA
ゴールデン街に「深夜+1」というバーがあります。
コメディアンで冒険小説協会会長の内藤陳さんが経営していた店です。
若き日の馳星周が「深夜+1」でアルバイトをしていた経験を元にした小説です。
これは面白かったです。
かなりフイクショナルではありますが、青春小説として読ませます。
実は「深夜+1」はかなり昔に友人と行った事があり、内藤陳さんともお会いし、店の名前にもなったギャビン・ライアルの「深夜プラスワン」に内藤さんのサインをもらいました。
内藤さんは2011年に亡くなりました。
若竹七海「悪いうさぎ」文春文庫
若竹七海さんの葉村晶シリーズの3冊目。
葉村晶シリーズ初の長編。とても読み応えがありました。
前2作の短編集の切れ味も良かったのですが、長編の読み応えは格別です。
ちょっと探偵の性別は違いますが、宮部みゆきさんの杉村三郎シリーズとちょっと感じが似ています。
杉村三郎と比べると葉村晶は肉体的に痛い目にあいますが。
若竹七海「暗い越流」光文社文庫
若竹七海さんの葉村晶シリーズの4冊目。
といっても短編集で葉村晶シリーズは「蠅男」「道楽者の金庫」2編。
相変わらず読ませますね。
葉村晶もの以外の短編も面白かったです。
ゴールデン街に「深夜+1」というバーがあります。
コメディアンで冒険小説協会会長の内藤陳さんが経営していた店です。
若き日の馳星周が「深夜+1」でアルバイトをしていた経験を元にした小説です。
これは面白かったです。
かなりフイクショナルではありますが、青春小説として読ませます。
実は「深夜+1」はかなり昔に友人と行った事があり、内藤陳さんともお会いし、店の名前にもなったギャビン・ライアルの「深夜プラスワン」に内藤さんのサインをもらいました。
内藤さんは2011年に亡くなりました。
若竹七海「悪いうさぎ」文春文庫
若竹七海さんの葉村晶シリーズの3冊目。
葉村晶シリーズ初の長編。とても読み応えがありました。
前2作の短編集の切れ味も良かったのですが、長編の読み応えは格別です。
ちょっと探偵の性別は違いますが、宮部みゆきさんの杉村三郎シリーズとちょっと感じが似ています。
杉村三郎と比べると葉村晶は肉体的に痛い目にあいますが。
若竹七海「暗い越流」光文社文庫
若竹七海さんの葉村晶シリーズの4冊目。
といっても短編集で葉村晶シリーズは「蠅男」「道楽者の金庫」2編。
相変わらず読ませますね。
葉村晶もの以外の短編も面白かったです。
コンフィデンスマンJP [映画]
「コンフィデンスマンJP」見ました。
------------
2018年に放映されたドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇場版。
信用詐欺師たちが日本を飛び出し、香港で一世一代の大仕事に挑む。
監督はドラマ版の演出を務めた田中亮。
キャストに『散歩する侵略者』などの長澤まさみ、『寝ても覚めても』などの東出昌大、『不灯港』などの小手伸也、『サバイバルファミリー』などの小日向文世とおなじみのメンバーが結集する。
------------
ドラマの劇場版です。ドラマは未見ですが、長澤まさみ主演、古沢良太の脚本なので期待は大きかったです。
後半のツイストの連続は内容は書けませんが、さすがは古沢脚本、面白かったです。
長澤まさみ始めキャストも魅力的でした。ドラマ再放送しているので見てみようかな。
監督 田中亮
脚本 古沢良太
音楽 fox capture plan
主題歌 Official髭男dism「Pretender」
ダー子:長澤まさみ
ボクちゃん:東出昌大
五十嵐:小手伸也
リチャード:小日向文世
モナコ:織田梨沙
ちょび髭:瀧川英次
バトラー:Michael Keida
鈴木さん:前田敦子
矢島理花:佐津川愛美
与論祐弥(キンタ):岡田義徳
与論弥栄(ギンコ):桜井ユキ
生瀬勝久
山口紗弥加
桂公彦:小池徹平
鉢巻秀男:佐藤隆太
桜田しず子:吉瀬美智子
城ヶ崎善三:石黒賢
ラン・リウ:竹内結子
ジェシー:三浦春馬
赤星栄介:江口洋介
------------
2018年に放映されたドラマ「コンフィデンスマンJP」の劇場版。
信用詐欺師たちが日本を飛び出し、香港で一世一代の大仕事に挑む。
監督はドラマ版の演出を務めた田中亮。
キャストに『散歩する侵略者』などの長澤まさみ、『寝ても覚めても』などの東出昌大、『不灯港』などの小手伸也、『サバイバルファミリー』などの小日向文世とおなじみのメンバーが結集する。
------------
ドラマの劇場版です。ドラマは未見ですが、長澤まさみ主演、古沢良太の脚本なので期待は大きかったです。
後半のツイストの連続は内容は書けませんが、さすがは古沢脚本、面白かったです。
長澤まさみ始めキャストも魅力的でした。ドラマ再放送しているので見てみようかな。
監督 田中亮
脚本 古沢良太
音楽 fox capture plan
主題歌 Official髭男dism「Pretender」
ダー子:長澤まさみ
ボクちゃん:東出昌大
五十嵐:小手伸也
リチャード:小日向文世
モナコ:織田梨沙
ちょび髭:瀧川英次
バトラー:Michael Keida
鈴木さん:前田敦子
矢島理花:佐津川愛美
与論祐弥(キンタ):岡田義徳
与論弥栄(ギンコ):桜井ユキ
生瀬勝久
山口紗弥加
桂公彦:小池徹平
鉢巻秀男:佐藤隆太
桜田しず子:吉瀬美智子
城ヶ崎善三:石黒賢
ラン・リウ:竹内結子
ジェシー:三浦春馬
赤星栄介:江口洋介
黄泉がえりagain/不屈の海6 [本]
梶尾真治「黄泉がえりagain」新潮文庫
梶尾真治さんの「黄泉がえり」の続編です。
本作では熊本の大地震が大きなテーマとなっています。
自身も被災された梶尾さんが続編を執筆したのは熊本の被災者を励ましたいという動機があったのだろうと思います。
もちろんそれだけでなく小説としても面白いです。
思いもかけない人が黄泉がえりますし。
前作を読んだ人はもちろん、そうでない人にもお勧めです。
横山信義「不屈の海6復活の「大和」」C★NOVELS
横山信義さんの仮想戦記です。
1巻で真珠湾攻撃は強襲となり、試験航海中の大和が攻撃されます。
最後はやはり大和、武蔵が活躍します。
まあ日本側にうまくいきすぎるという点はありますが、面白かったです。
横山さんの新シリーズは8月刊行だそうで楽しみです。
梶尾真治さんの「黄泉がえり」の続編です。
本作では熊本の大地震が大きなテーマとなっています。
自身も被災された梶尾さんが続編を執筆したのは熊本の被災者を励ましたいという動機があったのだろうと思います。
もちろんそれだけでなく小説としても面白いです。
思いもかけない人が黄泉がえりますし。
前作を読んだ人はもちろん、そうでない人にもお勧めです。
横山信義「不屈の海6復活の「大和」」C★NOVELS
横山信義さんの仮想戦記です。
1巻で真珠湾攻撃は強襲となり、試験航海中の大和が攻撃されます。
最後はやはり大和、武蔵が活躍します。
まあ日本側にうまくいきすぎるという点はありますが、面白かったです。
横山さんの新シリーズは8月刊行だそうで楽しみです。
黒猫・白猫 [映画]
「黒猫・白猫」見ました。
------------
「パパは、出張中!」「アンダーグラウンド」のエミール・クストリッツァ監督作品。
ドナウ川のほとりに暮らすジプシー一族に起こる若者の恋愛や石油列車強奪計画といったエピソードを、陽気にストレートに描いたコメディ。
ジプシーのマトゥコは、自称ダマしの天才。ある日、彼はロシアの密輸船から石油を買うが、見事に騙されて大金を失う。
金に困ったマトゥコは、息子のザーレとともに、“ゴッドファーザー”グルガに石油列車強奪の計画を持ちかけ資金援助を乞うが……。
------------
エミール・クストリッツァ監督の1998年の6作目。
川崎市市民ミュージアムの猫映画特集で上映されたので見ました。
前半はちょっと話がごちゃごちゃしているのですが、やはりクストリッツァ監督の映像マジックに引き込まれます。
後半、結婚式のあたりからは話が転がりだして快調です。
前作の「アンダーグラウンド」での政治的な批判にこりてか、本作ではストレートなコメディとなっています。
しかし、ほのぼのした猫映画のつもりで見に来た人はクストリッツァの狂騒的な笑いにはかなり戸惑ったのでは。
監督:エミール・クストリッツァ
脚本:ゴルダン・ミヒッチ
撮影:ティエリー・アルボガスト|
出演:マトゥコ(バイラム・セヴェルジャン)
ダダン(スルジャン・トロヴイッチ)
イダ(ブランカ・カティク)
ザーレ(フロリアン・アジニ)
Sujka(リュビシャ・アジョヴィッチ)
ゴッドファーザーGrga Pitic(サブリ・スレジマニ)
“Big Grga”Grga Veliki(ジャセール・デスタニ)
“Small Grga”Grga Mali(アドナン・ベキール)
祖父のザーリェ・Zarije Destanov(ザビト・メメドッフスキ(ザビット・メフメトフスキー)
“Ladybird”Afrodita(サリア・イブライモヴァ)
Customs Officer(ストジャン・ソティロフ)
Black Obelisk(ゼダ・ハルテカコヴァ)
プレドラグ・ペピ・ラコビッチ
プレグラグ・ミキ・マノジョロビッチ|
------------
「パパは、出張中!」「アンダーグラウンド」のエミール・クストリッツァ監督作品。
ドナウ川のほとりに暮らすジプシー一族に起こる若者の恋愛や石油列車強奪計画といったエピソードを、陽気にストレートに描いたコメディ。
ジプシーのマトゥコは、自称ダマしの天才。ある日、彼はロシアの密輸船から石油を買うが、見事に騙されて大金を失う。
金に困ったマトゥコは、息子のザーレとともに、“ゴッドファーザー”グルガに石油列車強奪の計画を持ちかけ資金援助を乞うが……。
------------
エミール・クストリッツァ監督の1998年の6作目。
川崎市市民ミュージアムの猫映画特集で上映されたので見ました。
前半はちょっと話がごちゃごちゃしているのですが、やはりクストリッツァ監督の映像マジックに引き込まれます。
後半、結婚式のあたりからは話が転がりだして快調です。
前作の「アンダーグラウンド」での政治的な批判にこりてか、本作ではストレートなコメディとなっています。
しかし、ほのぼのした猫映画のつもりで見に来た人はクストリッツァの狂騒的な笑いにはかなり戸惑ったのでは。
監督:エミール・クストリッツァ
脚本:ゴルダン・ミヒッチ
撮影:ティエリー・アルボガスト|
出演:マトゥコ(バイラム・セヴェルジャン)
ダダン(スルジャン・トロヴイッチ)
イダ(ブランカ・カティク)
ザーレ(フロリアン・アジニ)
Sujka(リュビシャ・アジョヴィッチ)
ゴッドファーザーGrga Pitic(サブリ・スレジマニ)
“Big Grga”Grga Veliki(ジャセール・デスタニ)
“Small Grga”Grga Mali(アドナン・ベキール)
祖父のザーリェ・Zarije Destanov(ザビト・メメドッフスキ(ザビット・メフメトフスキー)
“Ladybird”Afrodita(サリア・イブライモヴァ)
Customs Officer(ストジャン・ソティロフ)
Black Obelisk(ゼダ・ハルテカコヴァ)
プレドラグ・ペピ・ラコビッチ
プレグラグ・ミキ・マノジョロビッチ|
若竹七海「プレゼント」「依頼人は死んだ」葉村晶シリーズ [本]
若竹七海「プレゼント」中公文庫
若竹七海「依頼人は死んだ」文春文庫
を読みました。
「依頼人は死んだ」を入手したのですが、これは葉村晶シリーズだと知ってまずは1作目の「プレゼント」から読みました。
これは面白い。
どちらも連作短編集で「プレゼント」は女探偵の葉村晶と小林警部補が交互に主人公となり最後に二人が交錯して事件を解決します。
「依頼人は死んだ」は葉村晶が事件に挑みます。
リアルな事件だけでなくファンタジー的な味もあり面白かったです。
葉村晶シリーズは今の所以下が出ています。
『暗い越流』と錆びた滑車以外は入手済みなので読んでいこうと思っています。
「悪いうさぎ」文春文庫
「暗い越流」光文社文庫 所収の短編2編
「さよならの手口」文春文庫
「静かな炎天」文春文庫
「錆びた滑車」文春文庫
若竹七海「依頼人は死んだ」文春文庫
を読みました。
「依頼人は死んだ」を入手したのですが、これは葉村晶シリーズだと知ってまずは1作目の「プレゼント」から読みました。
これは面白い。
どちらも連作短編集で「プレゼント」は女探偵の葉村晶と小林警部補が交互に主人公となり最後に二人が交錯して事件を解決します。
「依頼人は死んだ」は葉村晶が事件に挑みます。
リアルな事件だけでなくファンタジー的な味もあり面白かったです。
葉村晶シリーズは今の所以下が出ています。
『暗い越流』と錆びた滑車以外は入手済みなので読んでいこうと思っています。
「悪いうさぎ」文春文庫
「暗い越流」光文社文庫 所収の短編2編
「さよならの手口」文春文庫
「静かな炎天」文春文庫
「錆びた滑車」文春文庫
SFセミナー [その他]
今日はSFセミナーに参加しました。
SFセミナーはSFファン有志が運営する講演/パネルディスカッション形式のコンベンションです。
初参加の今回は昼企画のみ参加。
今回の企画は以下。やはりゆうきまさみと横田順や(旧字)さん追悼で参加を決めました。
・竹書房の挑戦
出演者:水上志郎、中村融、内田昌之
聞き手:鈴木力
・朝に雨が降るかぎり 〜作家・横田順やを語る〜
出演者:森下一仁、井上雅彦、日下三蔵
聞き手:北原尚彦
・ハーラン・エリスンと危険なヴィジョン
出演者:牧眞司、高橋良平、中村融、堺三保
・ゆうきまさみインタビュー
出演者:ゆうきまさみ
司 会:林哲矢
http://www.sfseminar.org/
以下は個人的メモ。
・竹書房の挑戦
最近ルーシャス・シェパード「竜のグリオールに絵を描いた男」などでSF界で話題の竹書房。
その立役者の編集者、水上志郎さんをメインゲストに、企画に協力した翻訳家の中村融さん、内田昌之さんがゲスト。
水上さんがユニークなキャラで話が面白い。ほぼ独力で竹書房にSF路線を立ち上げたのが凄い。
早川書房、創元社が屹立するSF界でうちの会社はゲリラでしかないとも。
「グリオール2」など今後も色々と刊行を予定しているそうです。
・朝に雨が降るかぎり 〜作家・横田順やを語る〜
今年2月に亡くなった作家・横田順やさんの追悼座談会。
作家としての横田順やさんの話が中心なので、大河ドラマ「いだてん」の明治編の天狗倶楽部を中心に協力した(途中で面倒になって手を引いた)といった話はなかったです。
いわゆるハチャハチャSFと明治SF小説のどちらも紹介されていました。
本にまとまっていない短編を発掘してまとめるのが得意の日下三蔵さんをはじめ、みなさんで横田順やさんの作品をまとめた新作を出そうと言われていました。
・ハーラン・エリスンと危険なヴィジョン
最近亡くなったアメリカのお騒がせ作家のハーラン・エリスンとそのアンソロジー「危険なヴィジョン」について関わった人の座談会。
「危険なヴィジョン」が早川から3巻予定の1巻しか出なかったのはエリスン本人の許可が出なかったからとか。
過去作を次々リライトし翻訳も許さなかったそうです。
数々の大ゲンカを繰り広げたエリスンの話も。一番もめたのは脚本を書いた「スター・トレック」のプロデューサー、ロッテンベリーだそうです。
エリスンが亡くなる前から体調が悪く口出ししなくなったので「危険なヴィジョン」3巻は近々刊行予定だそうです。
・ゆうきまさみインタビュー
「パトレーバー」などのゆうきまさみさんのインタビュー。
個人的にはこれが一番楽しみでした。
ゆうきさんもインタビューアーの林さんもそれほど饒舌ではないので割と淡々と。でも内容が面白いです。
まずは子供時代の話から。ゆうきさんのSFはやはりマンガから。
月刊誌「少年」の「鉄腕アトム」「鉄人28号」が好きだったと。
どちらかというと横山光輝ファンだったそうです。
実はゆうきさんと同い年なのでこのあたりはよくわかる。
小説に関してはどちらかというとSFよりもミステリが好きだったとか。
デビューの経緯は有名ですが、就職してOUTでアニメパロディマンガを描いてデビュー。
「パトレーバー」に関しては、元々の創造者はゆうきさんなので、原作者としても良かったと思いますが「ヘッドギア」原作となっているのは、ゆうきさん原作となるとマンガを連載している小学館にも著作権が発生するので、他社のアニメ雑誌には2ページまでとか色々と制約があるからだそうです。
アニメ版の二号機指揮、香貫花・クランシーをマンガ版で熊耳武緒に変更したのは、香貫花を描く自信がなかったからだそうです。
「パトレーバー」は色々と小姑が多いからなあ、というゆうきさんの一言はよく分かる。押井とか押井とか伊藤とか。
「白暮のクロニクル」はミステリをやりたかったからとか。そこで社会的弱者の吸血鬼が探偵役になる所がゆうきさんらしい。
現在連載中の新作「新九郎、奔る!」は応仁の乱の頃の若い北条早雲が主人公ですが、「なぜか北条早雲が好き」だそうです。
全般にゆうきさん質問に関して、覚えてない、なぜか分からないという回答が多く、基本的にあまり考えずアイディアが降ってくるタイプだそうです。
なぜあ~るがアンドロイドになったのか?「覚えてない」。
「白暮のクロニクル」でなぜ吸血鬼が探偵役になったのか。「話ができた時はそうなっていた」。
新作を提案した時に編集に一度も通らなかった事はないそうで、本人は「運だけでここまでやってきた」と言っていましたが、やはり天才ではないかと。
「新九郎、奔る!」は月刊スピリッツでの連載ですが、夏ごろからスピリッツで新連載が始まるそうです。
週刊連載ではないそうですが。
・全体に
楽しかったです。合宿もあって楽しそうですが、費用はともかく体力的に厳しいなあ。
出演者も長年読んでいる本の翻訳者や編集者で楽しかったです。
ロビーにも色々とSF界では有名な方がいた様ですが、私が認識したのは翻訳家・評論家の大森望さんでした。
SFセミナーはSFファン有志が運営する講演/パネルディスカッション形式のコンベンションです。
初参加の今回は昼企画のみ参加。
今回の企画は以下。やはりゆうきまさみと横田順や(旧字)さん追悼で参加を決めました。
・竹書房の挑戦
出演者:水上志郎、中村融、内田昌之
聞き手:鈴木力
・朝に雨が降るかぎり 〜作家・横田順やを語る〜
出演者:森下一仁、井上雅彦、日下三蔵
聞き手:北原尚彦
・ハーラン・エリスンと危険なヴィジョン
出演者:牧眞司、高橋良平、中村融、堺三保
・ゆうきまさみインタビュー
出演者:ゆうきまさみ
司 会:林哲矢
http://www.sfseminar.org/
以下は個人的メモ。
・竹書房の挑戦
最近ルーシャス・シェパード「竜のグリオールに絵を描いた男」などでSF界で話題の竹書房。
その立役者の編集者、水上志郎さんをメインゲストに、企画に協力した翻訳家の中村融さん、内田昌之さんがゲスト。
水上さんがユニークなキャラで話が面白い。ほぼ独力で竹書房にSF路線を立ち上げたのが凄い。
早川書房、創元社が屹立するSF界でうちの会社はゲリラでしかないとも。
「グリオール2」など今後も色々と刊行を予定しているそうです。
・朝に雨が降るかぎり 〜作家・横田順やを語る〜
今年2月に亡くなった作家・横田順やさんの追悼座談会。
作家としての横田順やさんの話が中心なので、大河ドラマ「いだてん」の明治編の天狗倶楽部を中心に協力した(途中で面倒になって手を引いた)といった話はなかったです。
いわゆるハチャハチャSFと明治SF小説のどちらも紹介されていました。
本にまとまっていない短編を発掘してまとめるのが得意の日下三蔵さんをはじめ、みなさんで横田順やさんの作品をまとめた新作を出そうと言われていました。
・ハーラン・エリスンと危険なヴィジョン
最近亡くなったアメリカのお騒がせ作家のハーラン・エリスンとそのアンソロジー「危険なヴィジョン」について関わった人の座談会。
「危険なヴィジョン」が早川から3巻予定の1巻しか出なかったのはエリスン本人の許可が出なかったからとか。
過去作を次々リライトし翻訳も許さなかったそうです。
数々の大ゲンカを繰り広げたエリスンの話も。一番もめたのは脚本を書いた「スター・トレック」のプロデューサー、ロッテンベリーだそうです。
エリスンが亡くなる前から体調が悪く口出ししなくなったので「危険なヴィジョン」3巻は近々刊行予定だそうです。
・ゆうきまさみインタビュー
「パトレーバー」などのゆうきまさみさんのインタビュー。
個人的にはこれが一番楽しみでした。
ゆうきさんもインタビューアーの林さんもそれほど饒舌ではないので割と淡々と。でも内容が面白いです。
まずは子供時代の話から。ゆうきさんのSFはやはりマンガから。
月刊誌「少年」の「鉄腕アトム」「鉄人28号」が好きだったと。
どちらかというと横山光輝ファンだったそうです。
実はゆうきさんと同い年なのでこのあたりはよくわかる。
小説に関してはどちらかというとSFよりもミステリが好きだったとか。
デビューの経緯は有名ですが、就職してOUTでアニメパロディマンガを描いてデビュー。
「パトレーバー」に関しては、元々の創造者はゆうきさんなので、原作者としても良かったと思いますが「ヘッドギア」原作となっているのは、ゆうきさん原作となるとマンガを連載している小学館にも著作権が発生するので、他社のアニメ雑誌には2ページまでとか色々と制約があるからだそうです。
アニメ版の二号機指揮、香貫花・クランシーをマンガ版で熊耳武緒に変更したのは、香貫花を描く自信がなかったからだそうです。
「パトレーバー」は色々と小姑が多いからなあ、というゆうきさんの一言はよく分かる。押井とか押井とか伊藤とか。
「白暮のクロニクル」はミステリをやりたかったからとか。そこで社会的弱者の吸血鬼が探偵役になる所がゆうきさんらしい。
現在連載中の新作「新九郎、奔る!」は応仁の乱の頃の若い北条早雲が主人公ですが、「なぜか北条早雲が好き」だそうです。
全般にゆうきさん質問に関して、覚えてない、なぜか分からないという回答が多く、基本的にあまり考えずアイディアが降ってくるタイプだそうです。
なぜあ~るがアンドロイドになったのか?「覚えてない」。
「白暮のクロニクル」でなぜ吸血鬼が探偵役になったのか。「話ができた時はそうなっていた」。
新作を提案した時に編集に一度も通らなかった事はないそうで、本人は「運だけでここまでやってきた」と言っていましたが、やはり天才ではないかと。
「新九郎、奔る!」は月刊スピリッツでの連載ですが、夏ごろからスピリッツで新連載が始まるそうです。
週刊連載ではないそうですが。
・全体に
楽しかったです。合宿もあって楽しそうですが、費用はともかく体力的に厳しいなあ。
出演者も長年読んでいる本の翻訳者や編集者で楽しかったです。
ロビーにも色々とSF界では有名な方がいた様ですが、私が認識したのは翻訳家・評論家の大森望さんでした。
宮部みゆき「昨日がなければ明日もない」 [本]
こうして誰もいなくなった/夏空白花 [本]
有栖川有栖「こうして誰もいなくなった」KADOKAWA
有栖川有栖さんのデビュー30周年記念短編集です。
クリスティの「そして誰もいなくなった」を再解釈した表題作をはじめ、ホラー、ショートショート、ファンタジー、ミステリとバラエティに富んだ短編集でした。
須賀しのぶ「夏空白花」ポプラ社
須賀しのぶさんが昭和20年、終戦直後の高校野球復活を描いた長編小説です。
大阪朝日新聞記者の主人公が高校野球復活のため奔走します。
プロ野球があればいいというGHQを説得できるのか。
いい小説でした。
須賀さんはライトノベル出身ですが、最近は一般小説の分野でも大活躍です。
有栖川有栖さんのデビュー30周年記念短編集です。
クリスティの「そして誰もいなくなった」を再解釈した表題作をはじめ、ホラー、ショートショート、ファンタジー、ミステリとバラエティに富んだ短編集でした。
須賀しのぶ「夏空白花」ポプラ社
須賀しのぶさんが昭和20年、終戦直後の高校野球復活を描いた長編小説です。
大阪朝日新聞記者の主人公が高校野球復活のため奔走します。
プロ野球があればいいというGHQを説得できるのか。
いい小説でした。
須賀さんはライトノベル出身ですが、最近は一般小説の分野でも大活躍です。