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ニノチカ [映画]

「ニノチカ」見ました。

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革命後のロシアから花の都パリへ、三人の役人がやってきた。
彼らの使命は、貴族から没収した宝石を売り払うことにある。
それを知った亡命婦人は、恋人に命じて、三人に取り入らせる。
不信をいだいたロシア政府は、ニノチカという名の女闘士を派遣した。
コチコチの共産主義者である彼女は、亡命婦人の恋人の魅力にも懐柔されないかに思えたが……。
共産主義のかかえる人間性の問題を笑い飛ばした、ルビッチのロマンチック・コメディ。
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渋谷の名画座、「シネマヴェーラ渋谷」で名脚本家から名監督へという特集上映をやっています。
これは脚本家からキャリアを始めて高い評価を受け、その後ハリウッドで名だたる監督となった、
プレストン・スタージェス、ビリー・ワイルダー、ジョセフ・L・マンキウィッツの特集です。

という事でまずエルンスト・ルビッチ監督の1939年の名作「ニノチカ」を見ました。
今更ですが、素晴らしい映画でした。とにかくグレタ・ガルボが美しい。
1930年代のパリでのお堅い共産党員のニノチカとプレイボーイの貴族のラブストーリです。
お話もよく出来ています。脚本はメルヒオル・レンジェル、チャールズ・ブラケット、ビリー・ワイルダー、ワルター・ライシュ。
小道具の使い方などビリー・ワイルダーらしい脚本でした。
ルビッチの演出もいいですね。前半はガルボは全く笑わないのですが、後半はあるアクシデントから笑顔になり魅力的ですね。
メルビン・ダグラスも好演していました。
ソビエトの体制の描き方は牧歌的ですが、1939年の映画ですしね。
それにロマンチック・コメディですし。

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監督 エルンスト・ルビッチ
脚本 メルヒオル・レンジェル、チャールズ・ブラケット、ビリー・ワイルダー、ワルター・ライシュ
原案 メルヒオル・レンジェル
音楽 ワーナー・R・ヘイマン
グレタ・ガルボ
メルビン・ダグラス
アイナ・クレア
ベラ・ルゴシ
シグ・ルーマン
フェリックス・ブレサート
アレクサンダー・グラナック
グレゴリー・ゲイ
ロルフ・セダン
エドウィン・マクスウェル
リチャード・カール
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