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町山智浩・春日太一の日本映画講義 戦争 パニック映画編/泥沼スクリーン/三体 [本]

読んだ本です。

「町山智浩・春日太一の日本映画講義 戦争 パニック映画編」河出新書

春日太一さんの本には注目しています。
若いのに昔の日本映画への思い入れが半端でないです。
この本は春日さんと町山智浩さんの対談集の2冊目。
1冊目の「時代劇編」よりこちらを先に入手しました。
wowowの番組の対談が元だそうです。
取り上げる作品が濃いなあ。
『人間の條件』『兵隊やくざ』『日本のいちばん長い日』『激動の昭和史 沖縄決戦』『日本沈没』『新幹線大爆破』
そして最後は三船敏郎についてじっくりと。
面白かったです。


春日太一「泥沼スクリーン」文藝春秋

春日太一さんの週刊文春の連載コラム「木曜邦画劇場」単行本化です。
春日さんというとデータやインタビューを通して邦画を客観的に描く印象が強かったのですが、本作はネガティブな自分を語って意外でした。
取り上げている作品は面白いですね。珍しく洋画についても書いています。

劉慈欣(りゅう・じきん)「三体」早川書房

話題の中国SFです。評判になるだけあってこれは面白い。
いきなり主人公の文革時代の凄惨な体験に始まり、一転して現在、科学者の謎の自殺にもう一人の主人公が巻き込まれます。
とにかく読み始めるとこれからどうなるのかという強烈なサスペンスで一気に読ませます。
本作は三部作だそうで、とても面白かっただけに早く2部、3部を読みたいです。
本作を英語に翻訳したケン・リュウの中国SFアンソロジーも面白かったです。

翻訳者の大森望さんの語る、中国SF『三体』の面白さ
https://realsound.jp/book/2019/09/post-421244.html
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