騙す衆生/僕たちのアラル/ベルリンは晴れているか [本]
月村了衛「騙す衆生」新潮社
月村了衛さんの新作です。
豊田商事をモデルにした横田商事の社員の主人公が社長が刺殺されるのを目撃する所から物語は始まります。
人を騙すという事を嫌いながらも魅せられていく主人公の人物像が出色の面白さ。
さすがは月村さん読ませました。
乾緑郎「僕たちのアラル」角川書店
外界と切り離されたテラフォーミング実験のためのドームの住む主人公の青年が事件に巻き込まれて行きます。
最初は割と牧歌的に始まるのですが、乾さんなのでその後の展開はかなりダーク。
さすがは乾さん読ませました。
深緑野分「ベルリンは晴れているか」筑摩書房
1945年7月、4カ国統治下のベルリン。
主人公の少女アウグステは、恩人の死を知り、彼の甥に訃報を伝えるため旅立ちます。
しかし、なぜか陽気な泥棒を道連れにする羽目になります。
深緑さんはこれが4作目という新人ですが、本作は面白かったです。
とにかく1945年のベルリンを圧倒的なリアリティで描いているのが凄い。
お話もこれからどうなるかと読ませます。
1945年のベルリンは色々ありながらも魅力的なキャラクターを登場させぐいぐい読ませますが、ナチス台頭から大戦中の回想描写がなかなかつらい。
かなりハードですが、読ませる小説でした。
面白かったので、深緑さんの他の作品も読もうと思います。
月村了衛さんの新作です。
豊田商事をモデルにした横田商事の社員の主人公が社長が刺殺されるのを目撃する所から物語は始まります。
人を騙すという事を嫌いながらも魅せられていく主人公の人物像が出色の面白さ。
さすがは月村さん読ませました。
乾緑郎「僕たちのアラル」角川書店
外界と切り離されたテラフォーミング実験のためのドームの住む主人公の青年が事件に巻き込まれて行きます。
最初は割と牧歌的に始まるのですが、乾さんなのでその後の展開はかなりダーク。
さすがは乾さん読ませました。
深緑野分「ベルリンは晴れているか」筑摩書房
1945年7月、4カ国統治下のベルリン。
主人公の少女アウグステは、恩人の死を知り、彼の甥に訃報を伝えるため旅立ちます。
しかし、なぜか陽気な泥棒を道連れにする羽目になります。
深緑さんはこれが4作目という新人ですが、本作は面白かったです。
とにかく1945年のベルリンを圧倒的なリアリティで描いているのが凄い。
お話もこれからどうなるかと読ませます。
1945年のベルリンは色々ありながらも魅力的なキャラクターを登場させぐいぐい読ませますが、ナチス台頭から大戦中の回想描写がなかなかつらい。
かなりハードですが、読ませる小説でした。
面白かったので、深緑さんの他の作品も読もうと思います。