SSブログ

「ブックカバー・チャレンジ」の7冊 [本]

facebookで「ブックカバー・チャレンジ」に参加しました。

--------------------------------------
『ブックカバー・チャレンジ』ルールは
・好きな本の表紙をアップする。
・その度に誰かを1名指名する。
・本書の内容の説明はなし。
・7日間継続。
という活字文化活性化計画だそうです。
--------------------------------------

7回やったわけですが、これがfacebookだけというのももったい
ないかなという事でこちらにも。
facebookにはあまり感想書いてないのでこちらで補完しています。

1日目は、ケン・グリムウッド「リプレイ」新潮文庫

面白かったですね。
40代の主人公の意識が大学生の過去に戻って人生をやり直すという
冒頭も面白いですが、それからの展開がまたすごい。
あなたがもしこの本を読んでいなければ幸せです。。

2日目は、山田宏一・和田誠「たかが映画じゃないか」文春文庫

最終日に書いた小林信彦の次くらいに映画に関しては影響を受けた
お二人です。博識の映画ファン二人の会話が楽しい。
まえがきの映画ファンには何本もベストワンの映画があるという話
は良く引用させてもらいました。

3日目は、川端裕人「夏のロケット」文春文庫

民間でロケットを打ち上げて宇宙に行くという話です。
今でこそ民間ロケット企業は珍しくないですが、1998年にこういう
展開を書いていたのが凄いですね。

4日目は、伊丹十三「女たちよ!」新潮文庫

伊丹十三がまだ俳優兼デザイナーで最初の奥さんの川喜多和子と
離婚し宮本信子と再婚する前に書かれた本です。
色々と影響受けましたね。レシピを参考に料理を作ったり。
イタリア風ミネストローネスープとか。

5日目は、原作・久住昌之、作画・谷口ジロー「孤独のグルメ」扶桑社文庫

ドラマ化されて大ヒットする前の文庫版です。
ブックオフで100円で入手できるまで結構探しました。
久住昌之の原作で絵が谷口ジローってのが意外な組み合わせでした。

6日目は、佐藤優「国家の罠」新潮文庫

外務省でスパイマスターと言われた佐藤優さんが、鈴木宗男事件に巻き込
まれて逮捕された経緯を書いた本です。
佐藤さんは1年5か月拘置所に拘留されます。
この後毎月の様に新刊を出す人気作家となりますが、この本がやはり一番
面白かったかも。

7日目は、小林信彦「東京のロビンソン・クルーソー」晶文社 1976年

最終日という事で迷いました。7日目には書けず、迷ったあげく翌日に出しました。

この本には多大な影響を受けました。
古い映画(ビリー・ワイルダー、ヒッチコック、岡本喜八等々)、ミステリ、
冒険小説、山田風太郎など、私の20代はこの本で取り上げられた物を
追いかける日々でもありました。
この本状態にもよりますが、絶版なので一時期は1万円くらいしたそうですね。


リプレイ (新潮文庫)

リプレイ (新潮文庫)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1990/07/27
  • メディア: 文庫



たかが映画じゃないか (文春文庫 (385‐1))

たかが映画じゃないか (文春文庫 (385‐1))

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2020/05/07
  • メディア: 文庫



夏のロケット (文春文庫)

夏のロケット (文春文庫)

  • 作者: 川端 裕人
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2002/05/10
  • メディア: 文庫



女たちよ! (新潮文庫)

女たちよ! (新潮文庫)

  • 作者: 十三, 伊丹
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/03/02
  • メディア: 文庫



孤独のグルメ (扶桑社文庫)

孤独のグルメ (扶桑社文庫)

  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2000/02/01
  • メディア: 文庫



国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)

国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)

  • 作者: 優, 佐藤
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/10/30
  • メディア: 文庫



東京のロビンソン・クルーソー (1974年)

東京のロビンソン・クルーソー (1974年)

  • 作者: 小林 信彦
  • 出版社/メーカー: 晶文社
  • 発売日: 2020/05/07
  • メディア: -



nice!(5)  コメント(2)