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海辺の映画館 キネマの玉手箱 [映画]

「海辺の映画館 キネマの玉手箱」見ました。

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尾道三部作などで知られる大林宣彦監督作。
戦争の歴史を、さまざまな映画表現で描く。
大林監督作『その日のまえに』に出演した厚木拓郎、『ボクの、おじさん THE CROSSING』などの細山田隆人のほか、細田善彦、成海璃子、常盤貴子、小林稔侍、南原清隆、片岡鶴太郎、柄本時生、稲垣吾郎、浅野忠信らが共演している。
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大林宣彦監督の遺作です。
お話は広島・尾道の映画館・瀬戸内キネマで「日本の戦争映画大特集」を見ていた三人の若者がスクリーンの中の世界に入り込むという物。
幕末から太平洋戦争までの日本の戦争の歴史が描かれます・
主人公の若者三人の役名は大林監督の変名で監督の分身ですね。
3人の女性は尾道三部作のヒロインの名前です。
監督ゆかりの他の出演者も豪華でした。まさに大林作品の集大成でした。

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監督 大林宣彦
脚本 大林宣彦、内藤忠司、小中和哉
音楽 山下康介
馬場毬男 - 厚木拓郎
鳥鳳介 - 細山田隆人
団茂 - 細田善彦
希子 - 吉田玲
斉藤一美 - 成海璃子
芳山和子 - 山崎紘菜
橘百合子 - 常盤貴子
杵馬 - 小林稔侍
爺・ファンタ - 高橋幸宏
老婆 - 白石加代子
近藤勇 - 尾美としのり
坂本龍馬 - 武田鉄矢
能を踊る男 - 南原清隆
千利休 - 片岡鶴太郎
中岡慎太郎 - 柄本時生
西郷隆盛 - 村田雄浩
大久保利通 - 稲垣吾郎
芹澤鴨 - 蛭子能収
酒匂 - 浅野忠信
川島芳子 - 伊藤歩
宮本武蔵 - 品川徹
お通 - 入江若葉
浅野深夫上等兵 - 渡辺裕之
映画監督(小津)演 - 手塚眞
映画監督(山中)演 - 犬童一心
お季 - 根岸季衣
奈美子 - 中江有里
加也を刺す上官/車掌/倉庫番A - 笹野高史
滝上等兵/軍曹(日本軍駐屯地) 郵送 - 本郷壮二郎
愛姫 - 川上麻衣子
金城亀二 - 満島真之介
金城亀吉- 大森嘉之
宮地節子 - 渡辺えり
丸山定夫 - 窪塚俊介
男の子の父 - 長塚圭史
男の子の母 - 寺島咲
映画館で幸せそうに居眠りする客 - 犬塚弘
中野章三(中野ブラザーズ)
ヤニック
有坂来瞳
ミッキー・カーチス
星豪毅
金井浩人
大場泰正
朝比奈加奈
小野寺ずる
小角まや
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三体II 黒暗森林 [本]

劉慈欣「三体II 黒暗森林」上下 早川書房


前巻「三体」の展開に触れています。




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人類に絶望した天体物理学者・葉文潔が宇宙に向けて発信したメッセージは、三つの太陽を持つ異星文明・三体世界に届いた。
新天地を求める三体文明は、千隻を超える侵略艦隊を組織し、地球へと送り出す。
太陽系到達は四百数十年後。
人類よりはるかに進んだ技術力を持つ三体艦隊との対決という未曾有の危機に直面した人類は、国連惑星防衛理事会(PDC)を設立し、防衛計画の柱となる宇宙軍を創設する。
だが、人類のあらゆる活動は三体文明から送り込まれた極微スーパーコンピュータ・智子(ソフォン)に監視されていた!
このままでは三体艦隊との“終末決戦"に敗北することは必定。
絶望的な状況を打開するため、前代未聞の「面壁計画」が発動。
人類の命運は、四人の面壁者に託される。そして、葉文潔から“宇宙社会学の公理"を託された羅輯の決断とは?
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劉慈欣「三体」の2巻です。これは凄かった。
何を書いてもネタバレになりそうですが、前巻で三体艦隊が地球に向かっている事が明らかになり、人類は「面壁計画」で対抗しようとします。
その計画の展開も面白いのですが、下巻で三体艦隊の探査機が太陽系に到着してからの描写には唖然。
そしてタイトルの「黒暗森林」の意味が判明する所にはうなりました。素晴しい。
一番評判がいいのは2巻だそうですが、訳者の大森望さんは完結編の3巻が一番好きだそうです。
来年春の3巻の刊行が楽しみです。


三体Ⅱ 黒暗森林(上)

三体Ⅱ 黒暗森林(上)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2020/06/18
  • メディア: Kindle版



三体Ⅱ 黒暗森林(下)

三体Ⅱ 黒暗森林(下)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2020/06/18
  • メディア: Kindle版



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WAR ウォー!! [映画]

「WAR ウォー!!」見ました。

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インドで大ヒットを記録したスパイアクション。
インドやイタリア、ポルトガルなど7か国を舞台に、味方を射殺してしまったすご腕スパイの逃走を『ミッション:インポッシブル』などさまざまなアクション映画へのオマージュを交えて活写する。
出演は『クリッシュ』などのリティック・ローシャンと『タイガー・バレット』などのタイガー・シュロフ。
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インド製のスパイアクションです。
とにかくアクションが凄いです。お話も面白い。
物語はリティク・ローシャン演じるインドの諜報組織の腕利きスパイが裏切る所から始まります。
ローシャンに育てられたタイガー・シュロフ演じる後輩が裏切りの謎を追います。
ローシャンとシュロフの過去、そして思いもかけない展開で裏切りと戦いの日々が描かれます。
思わずびっくりする様な展開とアクションの冴えで2時間半があっという間でした。

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監督 シッダールト・アーナンド
製作 アディティア・チョープラー
原案 アディティア・チョープラー、シッダールト・アーナンド
脚本 シュリーダル・ラーガバン、シッダールト・アーナンド
撮影 ベンジャミン・ジャスパー
美術 ラジャット・ポッダール
音楽 ビシャール=シェーカル
リティク・ローシャン カビール
タイガー・シュロフ ハーリド・ラフマニ
バーニー・カプール ナイナ
アーシュトーシュ・ラナー
アヌプリヤーニー・ゴーエンカー
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zk/頭脳警察50 未来への鼓動 [映画]

「zk/頭脳警察50 未来への鼓動」見ました。

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ロックバンド「頭脳警察」の結成50周年企画として、バンドの過去と現在に迫るドキュメンタリー。
幅広い世代の表現者の証言によって、頭脳警察の活動と共に日本のカウンターカルチャーやサブカルチャーの歴史を振り返る。
頭脳警察のPANTAとTOSHIのほか澤竜次など“50周年バンド”の新メンバー、さらには加藤登紀子や山本直樹、宮藤官九郎、春風亭昇太、鈴木邦男、足立正生などが出演する。
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ロックバンド「頭脳警察」の結成50周年のドキュメンタリーです。
結成時の証言から解散まで、そして後の再結成、そして現在までが語られます。
演奏シーンもふんだんでなかなか面白かったです。

監督・編集・撮影 末永賢
頭脳警察
加藤登紀子
植田芳暁
岡田志郎
山本直樹
仲野茂
大槻ケンヂ
佐渡山豊
宮藤官九郎
ROLLY
切通理作
白井良明
浦沢直樹
木村三浩
桃山邑
春風亭昇太
鈴木邦男
足立正生
鈴木慶一
高嶋政宏
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芳崎せいむ「金魚屋古書店17」 [マンガ]

芳崎せいむ「金魚屋古書店17」IKKI COMIX

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足かけ17年!ついに「金魚屋」完結!!
「あなたのお探しの漫画、この店にあります」
そこに行けば、全ての漫画本に出会えると人の言う、底なしの地下倉庫「ダンジョン」を持つ金魚屋古書店。
描かれたエピソードの全てで、人々の人生と共にある「実在の漫画たち」の物語を語り続けてきた『金魚夜古書店』がついに完結します。
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芳崎せいむさんの金魚屋古書店の新刊です。
連載の月刊IKKI休刊で中断後、6年ぶりの完結巻です。
休刊後に描き下ろされた100枚を超える未発表原稿を収録しています。
6/30発売だったのですが、どこの書店にもなく、結局取り寄せをお願いして重版分を昨日入手しました。
やはり面白いですね。IKKI連載分の完結巻ですが、再開の可能性もあるとか。楽しみです。

金魚屋古書店(17) (IKKI COMIX)

金魚屋古書店(17) (IKKI COMIX)

  • 作者: 芳崎せいむ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2020/06/30
  • メディア: Kindle版



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幽霊を創出したのは誰か?/Iの悲劇 [本]

森博嗣「幽霊を創出したのは誰か?」講談社タイガ

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触れ合うことも、声を聞くことも、姿を見ることすら出来ない男女の亡霊。
許されぬ恋を悲観して心中した二人は、今なお互いを求めて、小高い丘の上にある古い城跡を彷徨っているという。
城跡で言い伝えの幽霊を思わせる男女と遭遇したグアトとロジの許を、幽霊になった男性の弟だという老人が訪ねてきた。
彼は、兄・ロベルトが、生存している可能性を探っているというのだが。
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森博嗣さんのWWシリーズ4作目。23世紀の世界。
主人公グアトらが幽霊と遭遇します。
幽霊になった男性の弟だという老人が現れ事件に巻き込まれます。
相変わらず読ませます。
いつもは続巻が予告されるのですが、講談社で新刊が出るそうで、続きは来年かな。
続巻楽しみです。


米澤穂信「Iの悲劇」文藝春秋

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一度死んだ村に、人を呼び戻す。それが「甦り課」の使命だ。
人当たりがよく、さばけた新人、観山遊香。
出世が望み。公務員らしい公務員、万願寺邦和。
とにかく定時に退社。やる気の薄い課長、西野秀嗣。
日々舞い込んでくる移住者たちのトラブルを、最終的に解決するのはいつも―。
徐々に明らかになる、限界集落の「現実」!そして静かに待ち受ける「衝撃」。
これこそ、本当に読みたかった連作短篇集だ。
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米澤穂信さんの最新刊です。
一度死んだ村に、人を呼び戻すという「甦り課」の主人公がトラブルに立ち向かいます。
徐々に明らかになる現実。そしてラストの衝撃。
連作短編集ですが、久しぶりに終章で明らかになる真相に世界がぐるりと反転する思いをしました。
さすがは米澤さん、とても面白かったです。後味はあまり良くありませんが。




Iの悲劇 (文春e-book)

Iの悲劇 (文春e-book)

  • 作者: 米澤 穂信
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2019/09/26
  • メディア: Kindle版



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8月以降に見たい映画 [映画]

8月以降に見たい映画です。

ついでに7月に見た映画です。

17.7/4 「一度も撃ってません」
18.7/11「カセットテープ・ダイアリーズ」
19.7/23「コンフィデンスマンJP プリンセス編」
20.7/25「悪人伝」

7月17日(金)
「WAR ウォー!!」
インドで大ヒットを記録したスパイアクション

7月18日(土)
「zk/頭脳警察50 未来への鼓動」
ロックバンド「頭脳警察」の結成50周年企画として、バンドの過去と現在に迫るドキュメンタリー。

9月11日(金)
「ミッドウェイ」
太平洋戦争を題材にした戦争ドラマ。

9月18日(金)
「TENET テネット」
『ダークナイト』シリーズや『インセプション』などのクリストファー・ノーラン監督が描くサスペンスアクション

9月25日(金)
「映像研には手を出すな!」
「月刊!スピリッツ」で連載され、アニメやドラマにもなった大童澄瞳の漫画を実写映画化。

「キングスマン:ファースト・エージェント」
『キングスマン』シリーズの第3弾。
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