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押井守の映画50年50本 [本]

「押井守の映画50年50本」立東舎

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押井守が高校生だった1968年から始まる、極私的映画史50年。
「1年に1本のみ」という縛りで選ばれた、50本の映画解析。
キューブリック、タランティーノ、ポン・ジュノからデル・トロまで押井守の映画半世紀!
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押井守さんが1968年の『2001年宇宙の旅』から2017年の『シェイプ・オブ・ウォーター』まで、50年51本の映画を語った本です。
押井さんのうんちくがさく裂していて面白かったです。
いい映画を選んだというだけでなく、批判的に取り上げている映画も。
押井さんはやはりペキンパーに始まり、リドリー・スコット監督に一番影響を受けているそうです。
押井さんとは映画の好みが近いのか51本中35本見ていました。
大好きな「トレマーズ」を取り上げているのがうれしかったです。


押井守の映画50年50本 (立東舎)

押井守の映画50年50本 (立東舎)

  • 作者: 押井 守
  • 出版社/メーカー: リットーミュージック
  • 発売日: 2020/08/12
  • メディア: Kindle版



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ミッドウェイ [映画]

「ミッドウェイ」見ました。

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太平洋戦争を題材にした戦争ドラマ。
真珠湾攻撃からミッドウェイ海戦に至るまでを、日米の軍人たちを通して描く。
監督は『インデペンデンス・デイ』シリーズなどのローランド・エメリッヒ。
『トランスポーター イグニション』などのエド・スクライン、『死霊館』シリーズなどのパトリック・ウィルソン、『ゾンビランド』シリーズなどのウディ・ハレルソン、『僕のワンダフル』シリーズなどのデニス・クエイドに加え、日本からは豊川悦司、浅野忠信、國村隼らが出演する。
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ローランド・エメリッヒ監督がミッドウェイ海戦を題材にした映画です。
お話は、米側の主人公の一人、パトリック・ウィルソン演じるレイトンが日本駐在時に山本五十六と親交を結ぶところから始まります。
その後、真珠湾攻撃、ドーリットルの東京空襲、珊瑚海海戦が描かれいよいよミッドウェイ海戦となります。
エメリッヒ監督なのでVFXの海戦描写はさすがでした。
ドラマとしてもよく出来ています。実話なので良くリサーチされていました。
俳優陣はアメリカ側はもちろん、豊川悦司、浅野忠信、國村隼の日本俳優もいい演技でした。
ミッドウェイのシーンには史実通り、ジョン・フォード監督も登場。

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監督 ローランド・エメリッヒ
脚本 ウェズ・トゥック
製作 ローランド・エメリッヒ。ハラルド・クローサー
音楽 トーマス・ワンダー、ハラルド・クローサー
ディック・ベスト:エド・スクライン
エドウィン・レイトン:パトリック・ウィルソン
クラレンス・マクラスキー少佐:ルーク・エヴァンズ
ジミー・ドーリットル中佐:アーロン・エッカート
ニック・ジョナス
アン・ベスト:マンディ・ムーア
ダレン・クリス
チェスター・ニミッツ大将:ウディ・ハレルソン
ウィリアム・ハルゼー中将:デニス・クエイド
レイモンド・スプルーアンス少将:ジェイク・ウェバー
アーネスト・キング大将:マーク・ロルストン
ハズバンド・キンメル大将:デヴィッド・ヒューレット
アレクサンダー・ルドウィグ
ルーク・クラインタンク
山本五十六大将:豊川悦司
山口多聞少将:浅野忠信
南雲忠一中将:國村隼
加来止男大佐:嶋本叙也
青年将校:加藤龍太
源田実:ピーター・シンコダ
藤田勇中佐:ヒロ・カナガワ
東條英機:ヒロモト・イダ
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総特集 片渕須直/萩尾望都と竹宮惠子 [本]

「総特集 片渕須直」

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『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』が公開になる片渕須直監督、初の総特集!
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片渕須直監督の特集本です。
ロングインタビュー、春日太一さんの片渕監督評、 宇多丸、町山智浩との対談など盛りだくさんです。
しかし日本のアニメの状況が厳しい中で片渕監督の粘りは凄いですね。
特に時代考証の掘り下げは凄い。面白かったです。


中川右介「萩尾望都と竹宮惠子-大泉サロンの少女マンガ革命」幻冬舎新書

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一九七〇年。学生運動が終焉へと向かうなか、少女マンガの変革を目指した女性たちが東京練馬区の二軒長屋にいた。
中心は萩尾望都と竹宮惠子。
後に「大泉サロン」と呼ばれ、マンガ家のタマゴたちが集ったこの場所で、二人は互いに刺激を受け合い、これまでタブーとされた少年愛やSFといった分野で先鋭的な作品を次々生み出し、少女に熱く支持される。
だがその軌跡は決して平坦ではなかった――。
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中川右介さんが萩尾望都さんと竹宮惠子さんの大泉サロンについて詳細に調べた新書です。
これは面白かったです。
手塚治虫とトキワ荘の話から始まり、萩尾さんと竹宮さん始め大泉サロンの周辺人物を生い立ちから細かく描写していきます。
そして大泉サロンの誕生、色々な人がサロンに関わってきます。
ラスト大泉サロンが解散し、萩尾さんと竹宮さんも離れ離れに。
萩尾さんには詳しいつもりの私の知らない事がたくさん書いてありました。
ラスト、中川さんが推測するある作品に込められた萩尾さんの思いが泣けました。


総特集 片渕須直: 逆境を乗り越える映画監督 (文藝別冊)

総特集 片渕須直: 逆境を乗り越える映画監督 (文藝別冊)

  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2019/12/19
  • メディア: ムック



萩尾望都と竹宮惠子 大泉サロンの少女マンガ革命 (幻冬舎新書)

萩尾望都と竹宮惠子 大泉サロンの少女マンガ革命 (幻冬舎新書)

  • 作者: 中川右介
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2020/03/26
  • メディア: Kindle版



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押井言論2012-2015/ビブリア古書堂の事件手帖Ⅱ [本]

押井守「押井言論2012-2015」サイゾー

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日本を代表するアニメ監督が、完全ノータブーで語り倒し!
暴言・極論続出で話題を振りまく押井の有料メルマガ「世界の半分を怒らせる」3年分のインタビューに、加筆・修正・追加取材を施して書籍化。
映画論とアニメ論、創作論と作品論、人生観と死生観、同業者への怒りと諦めが詰まった、“押井節"の集大成!
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押井守さんのメルマガのインタビューをまとめた本です。
小さい活字で600ページを超えるボリュームには驚きますが、意外とサクサク読めました。
押井ファンとしては仕事をしなかった2008年から2015年までの全仕事を語りつくしていて面白いです。
2008-2012の空白の3年間も実は「攻殻機動隊3.0」のテストフィルムを作っていたとか。
その後の「GARM WARS」「パトレイバー」(実写版)についても詳細に語られて面白かったです。


三上延「ビブリア古書堂の事件手帖Ⅱ 扉子と空白の時」メディアワークス文庫

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ビブリア古書堂に舞い込んだ新たな相談事。
それは、この世に存在していないはずの本――横溝正史の幻の作品が何者かに盗まれたという奇妙なものだった。
どこか様子がおかしい女店主と訪れたのは、元華族に連なる旧家の邸宅。
老いた女主の死をきっかけに忽然と消えた古書。
その謎に迫るうち、半世紀以上絡み合う一家の因縁が浮かび上がる。
深まる疑念と迷宮入りする事件。ほどけなかった糸は、長い時を超え、やがて事の真相を紡ぎ始める――。
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三上延さんの人気シリーズの最新刊です。
語り手は今まで同じですが、主人公らの娘、扉子も登場します。
今回はテーマが横溝正史、それも幻の作品という事で面白かったです。
相変わらず読ませます。続巻楽しみです。


押井言論 2012-2015

押井言論 2012-2015

  • 作者: 押井 守
  • 出版社/メーカー: サイゾー
  • 発売日: 2016/02/03
  • メディア: 単行本






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筒井康隆-総特集/新九郎、奔る! [本]


「筒井康隆-総特集 日本文学の大スタア」KAWADE夢ムック

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つねに読者を魅了する作家・筒井康隆。語り下ろしロングインタビューから書籍未収録作、各界の豪華寄稿陣による評論・エッセイまで。
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筒井康隆さんのムックです。ロングインタビューに始まって、書籍未収録作品、各界の豪華寄稿陣による評論・エッセイと盛りだくさんでした。
ほとんど全ての作品を読んでいるくらいの大ファンなので楽しく読みました。
世田谷文学館の「筒井康隆展」にも行きました。
筒井さんにはいつまでもお元気でいて欲しいです。

ゆうきまさみ「新九郎、奔る! 」1~4巻ビッグコミックススペシャル

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戦国大名の先駆け、伊勢新九郎の物語!織田信長、豊臣秀吉、徳川家康……
かの有名な武将たちが活躍する時代の少し前、戦乱の世のはじまりを生き抜き、切り開いた男がいた―――
その名を伊勢新九郎。彼はいかにして戦国大名となったのか。彼はそもそも何者だったのか。
知られざる伊勢新九郎の生涯を、まったく新しい解釈で描く意欲作!
「戦国大名のはしり」とも言われる武将を描く、話題騒然の本格歴史コミック、待望の第1集!
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最初に出た版も読んでいたのですが「総特集ゆうきまさみ」(増補改訂版)を読んだら面白くて、ついついこの新作を買いました。
いやあ面白い。月刊スピリッツ連載で今はスピリッツで連載しています。
冒頭で38才の伊勢新九郎(北条早雲)が登場しますが、その後は一転12才の伊勢新九郎の目から応仁の乱を描きます。
最新刊でも新九郎はまだ16才、38才までどれくらいでたどり着けるのか。
続巻大変楽しみです。


総特集 筒井康隆: 日本文学の大スタア (文藝別冊)

総特集 筒井康隆: 日本文学の大スタア (文藝別冊)

  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2018/10/06
  • メディア: ムック



新九郎、奔る!(1) (ビッグコミックス)

新九郎、奔る!(1) (ビッグコミックス)

  • 作者: ゆうきまさみ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2018/08/09
  • メディア: Kindle版



新九郎、奔る!(2) (ビッグコミックス)

新九郎、奔る!(2) (ビッグコミックス)

  • 作者: ゆうきまさみ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2019/04/12
  • メディア: Kindle版



新九郎、奔る!(3) (ビッグコミックス)

新九郎、奔る!(3) (ビッグコミックス)

  • 作者: ゆうきまさみ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2020/01/10
  • メディア: Kindle版



新九郎、奔る!(4) (ビッグコミックス)

新九郎、奔る!(4) (ビッグコミックス)

  • 作者: ゆうきまさみ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2020/06/11
  • メディア: Kindle版



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