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座頭市物語 [映画]

「座頭市物語」をDVDで見ました。

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勝新太郎が盲目のヤクザを演じて大ヒットし、合計26作品が製作された「座頭市」シリーズの記念すべき第一弾。
原作は子母沢寛の随筆集『ふところ手帖』に収録された短編『座頭市物語』で、これを犬塚稔が脚色し三隅研次が監督した。
勝新太郎と天知茂の名演技、伊福部昭の音楽など、見どころが満載。
貸元の助五郎は居合抜きの腕前を見込み、坊主で盲目の座頭市を食客として迎え入れた。
市は結核に冒された平手造酒という浪人と知り合うが、彼は助五郎のライバル笹川親分の食客となってしまう。
二人は酒を酌み交わしながら、ヤクザの喧嘩で斬り合うのはごめんだなどと話した。
助五郎たちと笹川一家の緊張が高まる中、造酒が血を吐いて倒れてしまう。
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「座頭市」シリーズの1作目です。
冒頭は和田誠さんが書いていた座頭市が丸木橋を這って渡るというシーン。
その後、助五郎の食客となった市は平手造酒と知り合います。
奇妙な友情が通う二人ですが、造酒は助五郎と対立する笹川親分の食客でした。
勝新太郎の市はもちろん、天知茂の造酒も見事な演技で見せますね。
大映映画らしく重厚なセットも素晴らしく、三隅研次の鮮やかな演出で一気に見ました。
大ヒットしてシリーズ化されただけあって傑作です。

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監督 三隅研次
脚本 犬塚稔
原作 子母沢寛
美術 内藤昭
音楽 伊福部昭
座頭市:勝新太郎
平手造酒:天知茂
おたね:万里昌代
飯岡助五郎:柳永二郎
笹川繁造:島田竜三
松岸の半次:三田村元
飯岡の乾分・猪助:中村豊
飯岡の乾分・蓼吉:南道郎
笹川の飯炊・お兼:小林加奈枝
半次の女房・お芳:真城千都世
繁造の女房・お豊:毛利郁子
蓼吉の父親・弥平:山路義人
西光寺住職・瑞念:長岡三郎
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