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森博嗣「馬鹿と嘘の弓」 [本]

森博嗣「馬鹿と嘘の弓」講談社ノベルズ


森さんのシリーズ作品の展開に多少触れています。



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探偵は匿名の依頼を受け、ホームレス青年の調査を開始した。
対象は穏やかで理知的。危険のない人物と判断し、嵐の夜、街を彷徨う彼に声をかけた。
その生い立ちや暮らしぶりを知るにつれ、何のために彼の調査を続けるのか、探偵は疑問に感じ始める。
青年と面識のあった老ホームレスが、路上で倒れ、死亡した。
彼は、1年半まえまで大学で教鞭を執っていた元教授で、遺品からは青年の写真が見つかった。
それは依頼人から送られたのと同じものだった。
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森博嗣さんの新作。
シリーズ外作品という事ですが、Gシリーズの加部谷恵美とXシリーズの小川令子がコンビで登場します。
時系列的にはXシリーズ最終作のダマシ×ダマシのちょっと後か。
そういえば、、GシリーズとXシリーズの最後は融合するという話があったので、本作がそうなのかな。
加部谷と小川は二人で探偵事務所で調査をしています。
その対象のホームレス青年の調査で事件が起きます。
ラストは思わぬ方向に進み、ショッキングな展開になります。
森さんはおそらくこの続きは書かないかもしれませんが、加部谷・小川コンビの掛け合いが楽しいので、このコンビの探偵ものを読みたいと思いますが、どうかなあ。


馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow (講談社ノベルス)

馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow (講談社ノベルス)

  • 作者: 森博嗣
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2020/10/07
  • メディア: Kindle版



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