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座頭市 海を渡る [映画]

「座頭市 海を渡る」DVDレンタルで見ました。

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これまで関八州を中心として描かれていた座頭市シリーズだが、本作では本州を離れ、四国が舞台となる。
敵役もこれまでのやくざ一家とは異なり、馬賊を相手に戦う趣きの異なる一作。
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座頭市シリーズの第十四作。
始めて四国が舞台となり、悪役の山形勲ら馬喰も馬に乗りちょっと西部劇的です。
安田道代のヒロインがきれいなだけでなく市に切りかかったりします。
田中邦衛が出番は短いですが、冒頭に登場し異彩を放ちます。
村の人々が市に協力しないという展開がちょっと新藤兼人脚本の味か。

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監督:池広一夫
原作:子母沢寛
脚本:新藤兼人
撮影:武田千吉郎
美術:西岡善信
音楽:斎藤一郎
座頭市:勝新太郎
お吉:安田道代
栄五郎:井川比佐志
権兵衛:三島雅夫
藤八:山形勲
安造:東野孝彦
常念坊:五味龍太郎
新造:守田学
カギ松:伊達三郎
五郎兵衛:杉山昌三九
与左衛門:原聖四郎
トラ鮫:勝村淳
金右衛門:荒木忍
平太:堀北幸夫
暴力スリ:千波丈太郎
よく喋る男:田中邦衛
旦那衆:沖時男、越川一、寺島雄作
和尚:東良之助
安造の母:小林加奈枝
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7月以降に見たい映画 [映画]

7月以降に見たい映画です。

ついでに6月に見た映画です。

25.6/4 「るろうに剣心 最終章 The Beginning」
26.6/11「グリーンランド ―地球最後の2日間―」
27.6/13「コンティニュー」
28.6/18「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」
29.6/19「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」
30.6/20「映画大好きポンポさん」
31.6/25「夏への扉 ―キミのいる未来へ―」
32.6/26「いとみち」

DVD

「座頭市の歌が聞こえる」

7月2日(金)
「ゴジラvsコング」
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に続く“モンスター・ヴァース”シリーズ第4弾となるアクションアドベンチャー。

「ジャニス・ジョプリン」
ロックシンガー、ジャニス・ジョプリンの生涯にインスパイアされたブロードウェイミュージカルを映像化。

7月8日(木)
「ブラック・ウィドウ」
すご腕の暗殺者で世界最高のスパイ、ブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフが主人公のアクション。

7月9日(金)
「唐人街探偵 東京MISSION」
中国の探偵コンビが、日本で殺人事件の捜査に協力するサスペンスコメディー。

7月16日(金)
「竜とそばかすの姫」
『おおかみこどもの雨と雪』や、アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされた『未来のミライ』などの細田守が監督を務めたアニメーション。

「ファイナル・プラン」
『96時間』シリーズなどのリーアム・ニーソンが主演を務めたクライムアクション。

「星空のむこうの国」
『ぼくが処刑される未来』などの小中和哉が、1986年に監督を務めたラブロマンス『星空のむこうの国』をセルフリメイク。

7月29日(木)
「ジャングル・クルーズ」
ウォルト・ディズニーが1955年に開園させた最初のディズニーランドに、オープン当初から存在するアトラクション「ジャングル・クルーズ」を題材にした冒険スペクタクル。

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いとみち [映画]

「いとみち」見ました。

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映画化もされた「陽だまりの彼女」などで知られる作家・越谷オサムの小説を原作にした青春ドラマ。
強い津軽なまりと人見知りに悩む青森の女子高生が、メイドカフェでアルバイトを始めたことをきっかけに成長していく。
監督・脚本は『俳優 亀岡拓次』などの横浜聡子。
津軽三味線が得意な主人公を『名前』などの駒井蓮、彼女の父を『後妻業の女』などの豊川悦司、メイドカフェの先輩を『美人が婚活してみたら』などの黒川芽以が演じるほか、横田真悠、中島歩、お笑いタレントの古坂大魔王らが共演する。
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越谷オサムさんの小説の映画化です。
原作は3作出ていますが、読んでいます。
原作は割とポップな所もありましたが、映画は原作には忠実ですが、地味ですね。
ですが、これはこれで面白かったです。
主演の駒井蓮はじめみな好演しています。
津軽三味線を見事にこなしているのが凄い。

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監督 横浜聡子
脚本 横浜聡子
原作 越谷オサム
相馬いと - 駒井蓮
葛西幸子 - 黒川芽以
福士智美 - 横田真悠
工藤優一郎 - 中島歩
成田太郎演 - 古坂大魔王
青木 - 宇野祥平
ハツヱ - 西川洋子
相馬耕一 - 豊川悦司
早苗 - ジョナゴールド
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座頭市の歌が聞える [映画]

「座頭市の歌が聞える」レンタルDVDで見ました。

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座頭市シリーズの第十三作。
十二作の「座頭市地獄旅」は昔新宿昭和館で見たので今回は飛ばしました。
1作目で座頭市と対決した天知茂が別の役で再登場。
小川真由美が若いがやはりあだっぽいです。
佐藤慶の悪役、浜村純の琵琶法師が印象的です。

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監督:田中徳三
原作:子母沢寛
脚本:高岩肇
撮影:宮川一夫
美術:西岡善信
音楽:伊福部昭
座頭市:勝新太郎
黒部玄八郎:天知茂
お蝶:小川真由美
板鼻の権蔵:佐藤慶
琵琶法師:浜村純
おかん:吉川満子
お露:小村雪子
弥兵衛:水原浩一
太一:町田政則
お春:東三千
半次:伊達三郎
虎松:堀北幸夫
為吉:木村玄
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夏への扉 ―キミのいる未来へ― [映画]

「夏への扉 ―キミのいる未来へ―」見ました。

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ロバート・A・ハインラインの小説を原作にしたSF。
小説の舞台を日本に移し、1995年から2025年へタイムスリップした科学者が、奪われた自身の人生を取り戻そうとする。
『フォルトゥナの瞳』などの三木孝浩が監督を務め、『キングダム』などの山崎賢人が主人公を演じ、『浅田家!』などの菅野友恵が脚本を手掛ける。
1995年当時を再現するため、スタッフがその時代に使用されていた小道具を集めるなどの工夫が凝らされている。
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ハインラインの『夏への扉』の映画化です。
SFファンとしてはあの名作の映画化という事で大丈夫かなと思っていました。
基本的には原作に忠実で、日本を舞台にするという点も特に違和感なく、脚色にも工夫がありました。
まずは及第点。
俳優陣(特に藤木直人と猫のピート)も好演していて楽しく見ました。
朝ドラで好演している清原果耶も良かった。

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監督 三木孝浩
脚本 菅野友恵
原作 ロバート・A・ハインライン『夏への扉』
音楽 林ゆうき
主題歌 LiSA『サプライズ』
高倉宗一郎 - 山﨑賢人、南出凌嘉(少年期)
松下璃子 - 清原果耶
白石鈴 - 夏菜
松下和人 - 眞島秀和
坪井強太 - 浜野謙太
遠井 - 田口トモロヲ
佐藤みどり演 - 高梨臨
佐藤太郎 - 原田泰造
PETE(ピート)- 藤木直人
ピート - パスタ / ベーコン
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映画大好きポンポさん [映画]

「映画大好きポンポさん」見ました。

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イラストコミュニケーションサービス「pixiv」で発表された杉谷庄吾によるコミックを原作にしたアニメーション。
映画通の製作アシスタントの青年が目利きの映画プロデューサーに監督として抜てきされ、映画づくりに奔走する。
監督を『劇場版 空の境界/第五章 矛盾螺旋』などの平尾隆之が務め、制作を『この世界の片隅に』などに携わったスタッフが立ち上げたCLAPが担当。
ボイスキャストには清水尋也、小原好美、大谷凜香、加隈亜衣、大塚明夫などが名を連ねる。
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映画製作を題材にした長編アニメーションです。
見る予定には入れていなかったのですが、評判がいいのと近くのシネコンで上映しているので見てきました。
いや、これは面白かった。
天才プロデューサーのポンポに新作映画監督に抜擢されたジーン・フィニが主人公です。
映画製作というと撮影や脚本がテーマに取り上げられる事が多いですが、本作が面白いのは前半は撮影、後半は編集と資金集めがテーマとなる事。
資金集めに関しての主人公の友人アランの活躍には胸が熱くなりました。
アランは映画オリジナルキャラクターだそうです。
映画をテーマにした「アメリカの夜」にも劣らない面白さで映画ファンにはお勧めです。

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原作 - 杉谷庄吾【人間プラモ】
監督・脚本 - 平尾隆之
キャラクターデザイン - 足立慎吾
演出 - 居村健治
助手 - 三宅寛治
作画監督 - 加藤やすひさ、友岡新平、大杉尚広
美術監督 - 宮本美羽
色彩設計 - 千葉絵美
撮影監督 - 星名工、魚山真志
CG監督 - 高橋将人
編集 - 今井剛
音楽 - 松隈ケンタ
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ザ・ファブル 殺さない殺し屋 [映画]

「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」見ました。

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南勝久のベストセラーコミックを原作にしたアクションの続編。
誰も殺さずに暮らせというボスの命令を守る暗殺者が、巨悪との戦いを余儀なくされる。
監督は前作に引き続き江口カン。
『燃えよ剣』などの岡田准一、『伊藤くん A to E』などの木村文乃、『少女』などの山本美月といった前作のメンバーに加え、堤真一、平手友梨奈、安藤政信らが新たに出演する。
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「ザ・ファブル」の続編です。これは面白かったです。
前作もアクションは凄かったのですが、お話はもうちょっと工夫が欲しかったと思いました。
本作は前作以上にアクションも凄いのですが、お話が面白かったです。
俳優陣もみな良いのですが、特に堤真一、平手友梨奈が良かった。
堤真一は悪役を好演、平手友梨奈は難しい役を演じていて瞠目しました。
木村文乃、山本美月はファンなので楽しく見ました。
前作よりはギャグシーンも冴えていて良かったです。

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監督 江口カン
脚本 山浦雅大、江口カン
原作 南勝久『ザ・ファブル』
音楽 グランドファンク
主題歌 レディー・ガガ&アリアナ・グランデ「レイン・オン・ミー」
佐藤明 / ファブル:岡田准一
佐藤洋子:木村文乃
佐羽ヒナコ:平手友梨奈
鈴木:安藤政信
井崎:黒瀬純(パンクブーブー)
貝沼:好井まさお(井下好井)
女優:橋本マナミ
ジャッカル富岡:宮川大輔
清水岬:山本美月
田高田:佐藤二朗
クロ:井之脇海
海老原:安田顕
ボス:佐藤浩市
宇津帆:堤真一
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙 [映画]

「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」見ました。

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音に反応して人間を襲う何かが支配する世界で暮らす一家のサバイバルを描いた『クワイエット・プレイス』の続編。
夫を失いながらも生き延びた母子が、新たな脅威に遭遇する。
前作に続きジョン・クラシンスキーがメガホンを取り、母役のエミリー・ブラント、娘役のミリセント・シモンズ、息子役のノア・ジュープが続投。
新たに『プルートで朝食を』などのキリアン・マーフィ、『ブラッド・ダイヤモンド』などのジャイモン・フンスーが出演する。
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『クワイエット・プレイス』の続編です。
前作で描かれなかった異変の最初の1日を描き、その後は前作のその後を描きます。
お話は前作と同じく突っ込みドコロはあるものの面白い。
演出もサスペンスが効いていました。
二組、あるいは3組の危機を交互に描きハラハラさせます。
前作と同じくあまりお話を広げなかった所がよかったと思います。
前作のエミリー・ブラントに加えキリアン・マーフィーらのキャストも良かった。
3作目も見たいですね。

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監督 ジョン・クラシンスキー
脚本 ジョン・クラシンスキー
原作 キャラクター創造 ブライアン・ウッズ、スコット・ベック
音楽 マルコ・ベルトラミ
イヴリン・アボット - エミリー・ブラント
リーガン・アボット - ミリセント・シモンズ
マーカス・アボット - ノア・ジュープ
エメット - キリアン・マーフィー
島の長 - ジャイモン・フンスー
リー・アボット - ジョン・クラシンスキー
ボー・アボット - ディーン・ウッドワード
マリーナ・マン - スクート・マクネイリー
少女 - アリス・ソフィー・マリコワ
警察官 - オキエリエテ・オナオドワン
ロジャー - ウェイン・デュヴァル
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革命とサブカル [本]

安彦良和「革命とサブカル-「あの時代」と「いま」をつなぐ議論の旅」言視舎

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『機動戦士ガンダム』の 安彦良和 渾身の1作
何が終わり、何が終わっていないのか?
「ガンダム」をはじめ古今東西の歴史を対象とする壮大なマンガ作品のなかで、時代と社会に翻弄される人間を描きつづける安彦が、あらためて「全共闘時代」を総括し、「いま」を生きるための思考を全面展開する。
……「連赤」「社会主義」「歴史を描くということ」
昨年の自伝的話題作『原点THE ORIGIN』では語りつくせなかった問題を、同時代の当事者たちと本格的に検証。
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先週、漫勉に登場した安彦良和さんは実は弘前大学時代に学生運動で逮捕され大学を抹籍になっているんですね。
その安彦さんが学生運動時代の友人との対談を通じて学生運動の時代を語った本です。
サブカルの話もあるのですが、ほとんどが学生運動の時代とその後の安彦さん友人たちの軌跡を検証しています。
学生運動に関心のある人には面白い本だと思いますが、結構予備知識が必要なので読者は選ぶかな。
連合赤軍にも参加した植垣氏が「我々が権力を握ったらポルポトになっていただろう」と語っているのが印象的。


革命とサブカル

革命とサブカル

  • 作者: 安彦 良和
  • 出版社/メーカー: 言視舎
  • 発売日: 2018/10/30
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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萩尾望都「一度きりの大泉の話」 [本]

萩尾望都「一度きりの大泉の話」河出書房新社 読みました。

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352ページ、12万字書き下ろし。未発表スケッチ多数収録。
出会いと別れの“大泉時代"を、現在の心境もこめて綴った70年代回想録。
「ちょっと暗めの部分もあるお話 ―― 日記というか記録です。
人生にはいろんな出会いがあります。
これは私の出会った方との交友が失われた人間関係失敗談です」
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萩尾望都さんが大泉で竹宮恵子さんと同居した顛末を書いた本です。
竹宮恵子さんの『少年の名はジルベール』は読んで感銘を受けました。
竹宮さんが萩尾さんへの嫉妬心を抑えきれず、距離を置きたいと言った顛末が真摯に書かれていたからです。
ですが、その距離を置かれた萩尾さんの方はどうだったのか。
この本はそれを書いた本です。
基本的には冷静に描かれた『少年の名はジルベール』と比べると血を吐くような本でした。
竹宮さんの本では描かれなかった萩尾さんにショックを与えたエピソードも描かれて、それは繊細な萩尾さんはさぞやショックだったるろうと思いました。
精神的なショックで一時期視力が低下し半分盲目状態になったのだとか。
萩尾さんは大泉サロンなど存在しなかったと書いていますが、この本の前半は大泉に色々なマンガ家やファンが集まってくるエピソードを描いていてわくわくします。
それが無残に終わる事を知っているのでハラハラしながら読みました。
萩尾さんは今でも当時を思い出すと体調が悪くなるそうです。
萩尾さんのファンはこの本を読んでもう萩尾さんをそっとしておいて欲しいと感想書いていました。
私も同感です。
ただ、竹宮さんも、萩尾さんも、同居するきっかけを作ったキーマンの増山法恵さんも当時20、22才。
私自身の若い頃の人間関係失敗経験も色々と想起されて痛々しいと思いました。
この本を読むならば『少年の名はジルベール』も併せて読むべきだと思います。
『少年の名はジルベール』を読んだ人も同様にこちらを読む事をお勧めします。
その上で萩尾さんをそっとしておいて欲しいと思います。


一度きりの大泉の話

一度きりの大泉の話

  • 作者: 萩尾望都
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2021/04/21
  • メディア: Kindle版



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