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山本巧次「蟷螂の城」 [本]

山本巧次「蟷螂の城 定廻り同心 新九郎、時を超える」光文社文庫

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江戸町奉行所の同心・瀬波新九郎は、これまで度々江戸の世界から戦国時代へとタイムスリップさせられ、行った先で難題を解決してきた。
久しぶりにゆったりとして日々を送っていた新九郎は、志津との祝言に向けて思いを募らせていた。
と、そこに、急遽、問題が持ち上がる。
志津の父・上谷畿三郎は作事奉行の下吏を務めているが、畿三郎の持つ脇差に入っている家紋が不届きだと讒言を受け、謹慎させられてしまったのだ。
もはや祝言を行うどころではない。
そこで、言いがかりをつけたと思しき人物の周辺を調べることにしたのだが、そんな折に、またも時空を飛び越えてしまった。
辿りついた先は、なんと関ヶ原の合戦直後の戦場近くの場所だった……。
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「八丁堀のおゆう」の山本巧次さんの新作です。
二か月連続刊行された「鷹の城」「岩鼠の城」の続編の三作目。
現代と江戸時代が時穴でつながっているおゆうとは違い、江戸の同心が過去にタイムスリップします。
1作目は信長の時代、2作目は秀吉の時代で本作は関ヶ原の戦いの直後。
前作と同様、先祖の危機を救う事になります。
SFミステリとしてなかなかよく出来ています。
三部作で完結っぽいですが、続編もあれば読みたいですね。


蟷螂の城 定廻り同心 新九郎、時を超える (光文社文庫 や 39-3)

蟷螂の城 定廻り同心 新九郎、時を超える (光文社文庫 や 39-3)

  • 作者: 山本巧次
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2024/09/11
  • メディア: 文庫



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ハプニング [映画]

「ハプニング」録画で見ました。

hapu.jpg

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「シックス・センス」「サイン」のM・ナイト・シャマラン監督が、何の前触れもなく突然起こった人類滅亡の危機をサスペンスフルに描いたパニック大作。
ある日突然全米全土からミツバチの姿が消えたのを皮切りに人々が次々と倒れていく異常現象が発生。
フィラデルフィアの高校教師エリオットは妻や友人の娘を守るために見えない脅威からの逃避行を続けるが……。
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M・ナイト・シャマラン監督の2008年のサスペンス映画です。
突然、人々が自殺する異変が起きます。
マーク・ウォールバーグ演じる主人公は異変を逃れ妻と友人と逃避行を続けますが、、
異変の原因は学者が推測するのみで謎です。
色々あって田舎の屋敷に取り残された主人公。
屋敷の離れに妻がいるのですが、建物に伝声管があり声が近くにある様に聞こえるという設定が面白かった。
マーク・ウォールバーグ自身は失敗作と語っているそうですが、私には面白かった。

監督 M・ナイト・シャマラン
脚本 M・ナイト・シャマラン
製作 M・ナイト・シャマラン他
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
エリオット・ムーア - マーク・ウォールバーグ
アルマ・ムーア - ズーイー・デシャネル
ジュリアン - ジョン・レグイザモ
ジェス - アシュリー・サンチェス
ジョシュ - スペンサー・ブレスリン
ジョーンズ夫人 - ベティ・バックリー
ジョーイ - M・ナイト・シャマラン
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