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横山信義「荒海の槍騎兵2激闘南シナ海」 [本]

横山信義「荒海の槍騎兵2激闘南シナ海」C★NOVELS


前巻の展開に触れています。


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「プリンス・オブ・ウェールズ」に攻撃される南遣艦隊。
連合艦隊主力は機動部隊と合流し急ぎ南下。敵味方とも
に空母を擁する艦隊同士----史上初・空母対空母の大海
戦が南シナ海で始まった!
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横山信義さんの仮想戦記新シリーズ2巻です。
本作では重巡「青葉」「加古」「衣笠」「古鷹」が主砲を高角砲に改装され防空巡洋艦となっています。
前巻で真珠湾攻撃を察知した米艦隊はフィリピンに出撃、と2点で歴史が改変されています。
前巻で戦艦部隊と戦う事になった重巡を中心とした南遣部隊は善戦したものの、
「プリンス・オブ・ウェールズ」の追撃を受けます。
その後は空母対空母の海戦、戦艦同士の激突と、例によっ
て海戦描写は読ませますね。続巻が楽しみです。


荒海の槍騎兵2-激闘南シナ海 (C★NOVELS)

荒海の槍騎兵2-激闘南シナ海 (C★NOVELS)

  • 作者: 横山 信義
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2020/10/20
  • メディア: 新書



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雪月花/書かずにはいられない/愛さずにはいられない [本]

北村薫さんの本を3冊。

北村薫「雪月花-謎解き私小説-」新潮社

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本と本とが響き合い奏でる音を愛でる日々。読書愛あふれる初の私小説。
解決のない疑問は、解毒剤のない毒薬のようなものだ――どうして! なぜ? と謎は深まる。
江戸川乱歩、三島由紀夫、芥川龍之介、山田風太郎、福永武彦……小説、俳句、詩歌に音楽、小沢昭一の随筆も登場。
本を読んではスパークする作家魂。読み手もまた創作者、本読む愉しみを分かち合い、時空をめぐる、日常の冒険。
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最近出た最新作です。私小説とありますがほとんどエッセイ。
本の謎を探求する所はいかにも北村さんらしいです。
文章が見事で北村さんが本の謎を追う過程にぞくぞくします。
北村さんは埼玉の高校の国語教師だったので、こういう国語の授業は楽しそうです。


北村薫「書かずにはいられない」新潮社

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「この一冊に、時の流れの中に浮かんだ、いろいろな思いを閉じ込めました」。
記憶の底の事物や、ふと感じる違和感にも《美しい謎》をみつける作家の日常
に、《ものがたり》誕生の秘密を垣間見る―。独自の読みどころを教えてくれ
る、おすすめ本の書評、装幀の魅力、父の日記、愛猫ゆずとの日々など、1990
年代から2005年までの書評と随筆を収録。《時と人》を結ぶ読書の愉悦を共有
できる、滋味あふれるエッセイ集。
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連続刊行された北村さんのエッセイ集2冊目。1990年代から2005年まで。
これは以前読んでいたのですが、ほとんど覚えていないので楽しく読みました。


北村薫「愛さずにはいられない」新潮社

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〈愛〉+〈言葉〉+〈一瞬=永遠〉=人生の時間忘れ得ぬ声、響く言葉は、いまも
いつもこの胸に――。神保町の古書店に出ていた、長谷川町子の姉妹社の本。
懐かしい揃いの本、七、八十冊には、タイムマシンの窓を覗いたように嬉しい、
解けない謎を解くような喜びがありました――書評や選評のほか、博覧強記な
文学の話題、懐かしい人、忘れ得ぬ場、日常のなかにいつもある謎を愉しむ機
知についてなどを軽妙洒脱に綴る、滋味あふれる一冊。
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「書かずにはいられない」に続くエッセイ集3冊目。
これは読んでいないと思います。見事な文章、一気に読みました。


雪月花: 謎解き私小説

雪月花: 謎解き私小説

  • 作者: 薫, 北村
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/08/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



書かずにはいられない: 北村薫のエッセイ

書かずにはいられない: 北村薫のエッセイ

  • 作者: 北村 薫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/03/28
  • メディア: 単行本



愛さずにいられない: 北村薫のエッセイ

愛さずにいられない: 北村薫のエッセイ

  • 作者: 薫, 北村
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/03/24
  • メディア: 単行本



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旅のつばくろ/特撮秘宝vol.4 [本]

沢木耕太郎「旅のつばくろ」新潮社

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旅のバイブル『深夜特急』で世界を縦横無尽に歩いた沢木耕太郎。
そのはじめての旅は16歳の時、行き先は東北だった。
あの頃のように自由に、気ままに日本を歩いてみたい。
この国を、この土地を、ただ歩きたいから歩いてみようか……。
JR東日本の新幹線車内誌「トランヴェール」で好評を博した連載が待望の単行本化!
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沢木耕太郎さんの初の国内旅エッセイです。
初めての東北旅行の思い出から主に北や金沢などの旅が語られます。
脚本を書いて欲しいと言われた事もある高倉健さんと竜飛岬の話、大学での恩師だった長洲一二さんの墓の話なども。
連載がJR関係のせいか列車での旅が多いですね。
沢木さんの練達の文章を心地よく楽しく読みました。


「特撮秘宝vol.4 特集『シン・ゴジラ』」洋泉社MOOK

洋泉社の映画秘宝の別冊の特撮MOOKです。
図書館にあったのでとりあえず特集『シン・ゴジラ』のvol.4を借りてみました。
いや面白いですね。特集も面白いのですが、特撮関連のスタッフや俳優へのインタビューが貴重。
脚本家・伊藤和典さんのインタビューで「トレマーズ」の日本版みたいな企画があったというのは初耳。見てみたい。vol.1から改めて読んでみるかな。


旅のつばくろ 電子オリジナル版

旅のつばくろ 電子オリジナル版

  • 作者: 沢木耕太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/04/22
  • メディア: Kindle版



別冊映画秘宝 特撮秘宝vol.4 (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)

別冊映画秘宝 特撮秘宝vol.4 (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝)

  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2016/07/27
  • メディア: ムック



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ユーカリの木の蔭で/本と幸せ [本]

北村薫さんの本を二冊。

北村薫「ユーカリの木の蔭で」本の雑誌社

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「目黒のサンマ」はフランス語ではどうなるか、鶴八鶴次郎の決して動かせない名セリフとは何か、好奇心と興味のままひろがってゆく本の楽しさがいっぱい!
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北村さんのエッセイ集です。やはり北村さんの文章は素晴らしい。
さくさく読めるので記憶にあまり残らないという感じも。
フランス語の落語の話は面白かったです。


北村薫「本と幸せ」新潮社

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「近況がわかるエッセイ、秘蔵の初創作、高校生のショートショート7篇、自選短篇ベスト12発表、全著作リストも収録。
作家生活30周年記念愛蔵版。本を読む喜びを感じてください。」
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北村さんのバラエティ本です。
エッセイ、高校生時代のショートショートなどなど。
面白かったです。やはり北村さんの文章がいいですね。


ユーカリの木の蔭で

ユーカリの木の蔭で

  • 作者: 薫, 北村
  • 出版社/メーカー: 本の雑誌社
  • 発売日: 2020/05/22
  • メディア: 単行本



本と幸せ

本と幸せ

  • 作者: 薫, 北村
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2019/09/26
  • メディア: 単行本



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山口隆「叱り叱られ」 [本]

山口隆「叱り叱られ」幻冬舎

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断絶をなくしたいんだ!――山下達郎、大瀧詠一、岡林信康、ムッシュかまやつ、佐野元春、奥田民生。
彼らがここまで赤裸々に語ったことは、かつてない!
希代の表現者、山口隆と偉人達ががっぷり四つに語り合った熱き記録。
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サンボマスターの山口隆さんの対談集です。
対談相手が凄い。山下達郎、大瀧詠一、岡林信康、ムッシュかまやつ、佐野元春、奥田民生!
達郎さんや大瀧さんにタメ口聞いててはらはらしますが、話は面白いです。
だんだん慣れたのか徐々に話口調もソフトになって安心して読めました。
どの対談も面白いのですが、やはり達郎さんと大瀧さんが印象的でした。


叱り叱られ

叱り叱られ

  • 作者: 山口隆(サンボマスター)
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2008/02/07
  • メディア: ハードカバー



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萩尾望都紡ぎつづけるマンガの世界 [本]

「萩尾望都紡ぎつづけるマンガの世界 女子美での講義より」ビジネス社

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萩尾望都、女子美でマンガを語る。
細密なヨーロッパ歴史絵巻から独創的なSFまでマンガ人生を振り返り、創作活動の源泉を語る。
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女子美術大学の客員教授でもある萩尾望都さんが、女子美で行った授業をまとめた本です。
授業といってもゲストも読んで、公開ディスカッションみたいな感じ。
ゲストは「宇宙飛行士 山崎直子」「美術史家 中野京子」「シンガーソングライター イルカ」の3氏。
SFや宇宙、歴史とマンガ、好きな事を続ける力、マンガのキャラクターやストーリーの作り方などなど色々なテーマで語られ面白かったです。
ちなみに昨年の女子美の学園祭での公開授業に行きました。
レポートは以下に。

https://kisa1.blog.ss-blog.jp/2019-07-15


萩尾望都 紡ぎつづけるマンガの世界 ~女子美での講義より~

萩尾望都 紡ぎつづけるマンガの世界 ~女子美での講義より~

  • 作者: 萩尾 望都
  • 出版社/メーカー: ビジネス社
  • 発売日: 2020/08/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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吉田豪の巨匠ハンター [本]

「吉田豪の巨匠ハンター」毎日新聞出版

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富野由悠季、松本零士、押井守……日本が誇るマンガ&アニメ界の巨匠たちを、あのプロインタビュアーがロック・オン!!
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吉田豪さんが、アニメ、マンガ界の巨匠にインタビューした本です。
インタビューしたのは、富野由悠季、渡辺宙明、松本零士、ささきいさお、辻真先、安彦良和、杉井ギサブロー、丸山正雄、押井守。
どの話も面白いですが、富野さんは珍しくガンダムでなく「海のトリトン」の話。
辻さんのアニメ初期の脚本の扱いの過酷さ。
丸山さんはやはり『この世界の片隅に』の話が面白い。
押井さんの話はやはり面白いです。昔は宮崎駿監督と良く話していたとか。


吉田豪の巨匠ハンター

吉田豪の巨匠ハンター

  • 作者: 吉田 豪
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞出版
  • 発売日: 2020/03/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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シネマの極道/健さんと文太 [本]

日下部五朗「シネマの極道 映画プロデューサー一代」新潮文庫

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東映入社以来、プロデューサーとして関わった映画は130本以上。
深作欣二や五社英雄といった一癖も二癖もある名物監督を盛り立て、高倉健・菅原文太、藤純子・岩下志麻のような名優たちと組んで、「仁義なき戦い」や「極妻」シリーズに代表される昭和の傑作映画を何本も世に送り出した。さらにカンヌ映画祭をも制した稀代の映画人が明かす激動の半生記にして貴重な戦後映画秘史!
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東映のプロデューサー日下部五朗さんが、自身の映画との関わりを語った本です。
日下部さんといえばやはり「仁義なき戦い」ですが、冒頭はカンヌ映画祭での「楢山節考」のパルムドール受賞。
「戦場のメリークリスマス」が本命という事で、監督も東映社長もカンヌには行かず、日下部さんが受け取りました。
それからは東映入社以来の経験を語ります。
東映時代劇全盛時代の忙しさ、任侠路線になってから、そしてやはり「仁義なき戦い」誕生の経緯が細かく描かれるのが面白い。


日下部五朗「健さんと文太-映画プロデューサーの仕事論」光文社新書

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高倉健と菅原文太。日本映画界の二つの巨星が、二〇一四年十一月、奇しくも同年同月に世を去った。
一九六〇年代以降、任侠映画の代名詞となった健さん、七〇年代に実録路線を邁進した文太。
彼らとともに歩んだ稀代のプロデューサーが、二大スターの素顔と魅力を縦横に語る。
あわせて、敏腕プロデューサーならではの企画立案、キャスティング、予算管理、進行の一部始終を明かす。
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日下部五朗さんの本をもう一冊。
高倉健と菅原文太の素顔を語り、映画の作り方について語っています。
「シネマの極道」とかなり重複する部分も多いので、東映映画にそれほど興味がなければ2冊とも読む必要はないかな。


シネマの極道: 映画プロデューサー一代 (新潮文庫)

シネマの極道: 映画プロデューサー一代 (新潮文庫)

  • 作者: 日下部 五朗
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/10/28
  • メディア: 文庫



健さんと文太 映画プロデューサーの仕事論 (光文社新書)

健さんと文太 映画プロデューサーの仕事論 (光文社新書)

  • 作者: 日下部 五朗
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2015/12/16
  • メディア: 新書



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総特集 大林宣彦/流人道中記 [本]

「総特集 大林宣彦 「ウソからマコト」の映画」

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実験映画、コマーシャルフィルム、角川映画、尾道三部作、戦争や日本の「古里」と向き合った近作群
――他に類を見ない独自の世界観を築き上げてきた映画作家・大林宣彦の軌跡を振り返る。
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大林宣彦監督の特集本です。
実験映画時代から最近作まで紹介され、読み応えがありました。
デビュー作「HOUSE」から尾道三部作まではほとんど見ていたので興味深かったです。
最近作はあまり見ていないのですが、遺作となった「海辺の映画館 キネマの玉手箱」が見ごたえがあったので、機会があれば見ていきたいと思います。


浅田次郎「流人道中記」中央公論新社

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万延元年(一八六〇年)。姦通の罪を犯したという旗本・青山玄蕃に、奉行所は青山家の安堵と引き替えに切腹を言い渡す。
だがこの男の答えは一つ。「痛えからいやだ」
玄蕃には蝦夷松前藩への流罪判決が下り、押送人に選ばれた十九歳の見習与力・石川乙次郎とともに、奥州街道を北へと歩む。
口も態度も悪い玄蕃だが、道中で行き会う抜き差しならぬ事情を抱えた人々を、決して見捨てぬ心意気があった。
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浅田次郎さんの時代小説の最新作です。
旗本・青山玄蕃が流罪となり、主人公の見習与力・石川乙次郎と北へ進みます。
色々な事件が起こりますが、その言動から乙次郎は青山玄蕃に次第に尊敬の思いをいだきますが、、
さすがは浅田さん、読み始めると上下巻をあっという間に読んでしまいました。
ラストはちょっと納得いかない部分もありますが、面白かったです。


大林宣彦 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)

大林宣彦 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)

  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2017/10/28
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



流人道中記(上) (単行本)

流人道中記(上) (単行本)

  • 作者: 浅田 次郎
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2020/03/06
  • メディア: 単行本



流人道中記(下) (単行本)

流人道中記(下) (単行本)

  • 作者: 浅田 次郎
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2020/03/06
  • メディア: 単行本



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押井守の映画50年50本 [本]

「押井守の映画50年50本」立東舎

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押井守が高校生だった1968年から始まる、極私的映画史50年。
「1年に1本のみ」という縛りで選ばれた、50本の映画解析。
キューブリック、タランティーノ、ポン・ジュノからデル・トロまで押井守の映画半世紀!
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押井守さんが1968年の『2001年宇宙の旅』から2017年の『シェイプ・オブ・ウォーター』まで、50年51本の映画を語った本です。
押井さんのうんちくがさく裂していて面白かったです。
いい映画を選んだというだけでなく、批判的に取り上げている映画も。
押井さんはやはりペキンパーに始まり、リドリー・スコット監督に一番影響を受けているそうです。
押井さんとは映画の好みが近いのか51本中35本見ていました。
大好きな「トレマーズ」を取り上げているのがうれしかったです。


押井守の映画50年50本 (立東舎)

押井守の映画50年50本 (立東舎)

  • 作者: 押井 守
  • 出版社/メーカー: リットーミュージック
  • 発売日: 2020/08/12
  • メディア: Kindle版



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