最近、読んだ本まとめその２

最近、読んだ本まとめその２

岡田斗司夫「オタクはすでに死んでいる」

一言で言えば「オタクの浸透と拡散」。
オタクの世界も共通言語がなくなり、かっての共同社会性が無くなったという話。
作者の思い込みもちょっとありますが、それなりに面白かったです。

古今亭八朝・岡本和明編「内儀さんだけはしくじるな」

落語界での弟子生活を落語家が語った本。
取り上げられているのは、目白こと六代目柳家小さん、柏木は六代目三遊亭圓生、黒門町こと八代目桂文楽。
弟子の世界は面白いですが、やはり不思議な世界ではあります。

出久根達郎「ときどきメタボの食いしん坊」

出久根達郎のエッセイはほとんど読んでます。
集団就職で古本屋から作家になった人なので本の話が多いですが、これは食のエッセイ寄り。面白いです。

辰巳ヨシヒロ「劇画漂流」（上）

劇画の名づけ親のマンガ家の自伝マンガ。まずは上巻。
海外でまず出版され、評判になってやっと日本版が刊行されました。
手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞したのはめでたいです。
関西での上京前の手塚治虫との交流などマンガ史への貴重な証言が満載。
下巻も読まねば。

辰巳ヨシヒロ公式HP
http://www.don-tatsumi.com/index.html