SSブログ

カリフォルニア・ダウン [映画]

「カリフォルニア・ダウン」地上波の録画で見ました。

poster1.jpg

------------
平穏な日々を襲った、カリフォルニアを襲った巨大地震。
ゴールデンゲートブリッジ、ビバリーヒルズの崩壊、吹き飛ぶハリウッドサイン。
前代未聞の危機的状況の中、レスキュー隊のパイロットであるレイは、サンフランシスコに残された一人娘を救うため、ロサンゼルスから約600km離れた土地に向かう決意をする。
たとえ、自分の身を危険にさらしても、絶対に諦めない、必ず自分が守る、娘への愛がレイを前に突き動かす。
倒壊寸前の高層ビル、幾度となく続く困難の中、一人の父親として、災害に巻き込まれた、愛する一人娘のもとへと向かう。
娘もまた、父親の助けを信じ、待ち続けていた―。
------------

ドウェイン・ジョンソン主演のパニック映画です。監督はブラッド・ペイトン。
これはなかなか面白かったです。
ドウェイン・ジョンソン主演の映画は何本か見ましたが、どれも楽しめます。
いいプロデューサーがついているのかな。
カーラ・グギノ、ポール・ジアマッティなど脇役も渋い。
娘役のアレクサンドラ・ダダリオがきれいでした。

監督 ブラッド・ペイトン
脚本 アラン・ローブ、カールトン・キューズ、ケイリー・ヘイズ、チャド・ヘイズ、アンドレ・ファブリツィオ、ジェレミー・パスモア
音楽 アンドリュー・ロッキングトン
レイモンド・“レイ”・ゲインズ - ドウェイン・ジョンソン(楠大典)
エマ・ゲインズ - カーラ・グギノ(魏涼子)
ブレイク・ゲインズ - アレクサンドラ・ダダリオ(浅野真澄)
ダニエル・リディック - ヨアン・グリフィズ(滝知史)
セレーナ・ジョンソン - アーチー・パンジャビ(山田みほ)
ローレンス・ヘイズ博士 - ポール・ジアマッティ(田中完)
ベン・テイラー - ヒューゴ・ジョンストーン=バート(英語版)(小田柿悠太)
オリー・テイラー - アート・パーキンソン(英語版)(福圓美里)
キム・パク博士 - ウィル・ユン・リー (竹内栄治)
スーザン・リディック - カイリー・ミノーグ(石井未紗)
nice!(1)  コメント(0) 

キングダム 運命の炎 [映画]

「キングダム 運命の炎」見ました。

320 (9).jpg

------------
春秋戦国時代の中国。天下の大将軍を志す少年・信(しん)は秦の若き国王・えい政(えいせい)と運命的な出会いを果たし、ともに中華統一を目指すことに。
魏との戦いに勝利をおさめた彼らのもとに、秦に対して積年の恨みを抱える隣国・趙の軍隊が攻め込んでくる。
えい政は長らく戦場から離れていた伝説の大将軍・王騎(おうき)を総大将に任命。
王騎から戦いへの覚悟を問われたえい政は、かつての恩人・紫夏(しか)との記憶を語る。
100人の兵士を率いる隊長となった信は、王騎から「飛信隊」という部隊名を授かり、別働隊として敵将を討つ任務に挑むが……。
------------

原泰久『キングダム』の実写映画化3作目。これは面白かった。
冒頭はえい政の回想の紫夏編。紫夏役の杏がいいですね。
後半は馬陽の戦い前半。100人で敵の将軍の命を狙います。この展開は燃えますね。
豪華俳優陣はみな好演していました。
結構いいところで続くので早く続き見たいです。

監督 佐藤信介
脚本 黒岩勉、原泰久
原作 原泰久『キングダム』
音楽 やまだ豊
主題歌 宇多田ヒカル「Gold ~また逢う日まで~」
信:山﨑賢人
えい政 / 漂:吉沢亮
河了貂:橋本環奈
羌かい:清野菜名
壁:満島真之介
尾平:岡山天音
尾到:三浦貴大
紫夏:杏
万極:山田裕貴
昌文君:髙嶋政宏
騰:要潤
肆氏:加藤雅也
干央:高橋光臣
蒙武:平山祐介
馮忌:片岡愛之助
趙荘:山本耕史
楊端和:長澤まさみ
昌平君:玉木宏
呂不韋:佐藤浩市
王騎:大沢たかお
亜門:浅利陽介
道剣:杉本哲太
蒙毅:萩原利久
nice!(2)  コメント(0) 

デニス・E・テイラー「われらはレギオン1-3」 [本]

デニス・E・テイラー「われらはレギオン1-3」ハヤカワ文庫SF読みました。
友人に借りた本。とりあえず3部作を読みましたが、4巻も出ています。

------------
「われらはレギオン1 AI探査機集合体」
ソフトウェア会社の社長兼プログラマーのボブ・ジョハンスンは、SF大会の会場で交通事故にあい死亡した。
目覚めてみると、なんと117年後、キリスト教原理主義国家となったアメリカで、恒星間探査機の電子頭脳になっていた!
はからずもほぼ無尽蔵の寿命と工業生産力を手に入れたボブは、人類の第2の居住地を探して近隣の星系を探索し、つぎつぎに新発見や新発明を成し遂げていく!
------------
「われらはレギオン2 アザーズとの遭遇」
絶滅の危機にある人類を救うため、入植可能な惑星を求めて大宇宙を探索するボブたち。
彼らは4つの植民可能な惑星を発見するが!?
------------
「われらはレギオン3 太陽系最終大戦 」
アザーズ侵攻からパヴ人の星系を守るための戦いは敗北に終わった。
しかもその戦闘で、敵に地球の位置を知られてしまう。つぎに狙われるのは地球だ!
ボブたちは必死で対抗策を考えるが、対処しなければならない問題はほかにも数多くあった。
ポセンドンの独裁者政権、ブラジルの複製人メデイロスの攻撃……そんななか、ついに強大なアザーズの艦隊が襲来する。
地球防衛のために集結した500体のボブは……3部作、堂々完結!
------------

デニス・E・テイラーの3部作です。これは面白かったです。
ここ20年のSFで2番目くらいに面白かったかも。1番目は「火星の人」ですね。3番目が「三体」かな。
とにかくお話が面白い。あと主人公がSFファンなのでSFネタのギャグが楽しい。
1960年代のアメリカアニメとか良く分からないネタもあるのですが、「スタートレック」「スターウォーズ」「モンティパイソン」ネタが多いので楽しめます。
壮大なストーリーと笑いでSFファンには楽しめる事請け合い。お勧めです。

さて、以下は余談ですが、貸してくれた友人は40才くらいで若いのですが、コアなSFファン。
行きつけの角打ち「わかさや」でSFファンという事で紹介されお会いしたのですが、好きなSFは?という問いに谷甲州の航空宇宙軍史というのは渋い!
佐藤大輔ファンでもありものすごく話が合いました。
広島出身で昔からの知り合いの友人でもありました。
思わず世間は狭いなあとお互いに言いました。


われらはレギオン1 AI探査機集合体 (ハヤカワ文庫SF)

われらはレギオン1 AI探査機集合体 (ハヤカワ文庫SF)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2018/04/15
  • メディア: Kindle版



われらはレギオン2 アザーズとの遭遇 (ハヤカワ文庫SF)

われらはレギオン2 アザーズとの遭遇 (ハヤカワ文庫SF)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2018/07/15
  • メディア: Kindle版



われらはレギオン3 太陽系最終大戦 (ハヤカワ文庫SF)

われらはレギオン3 太陽系最終大戦 (ハヤカワ文庫SF)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2018/10/15
  • メディア: Kindle版



nice!(1)  コメント(0) 

ペニー・レイン/ぼんぼん彩句 [本]

小路幸也「ペニー・レイン 東京バンドワゴン」

------------
堀田家の暮らす下町に〈日英テレビ〉のロケ隊がやってくる!?
そして迎える、“大引っ越し大会”。
そんな慌ただしい日々に飛び込んでくるのは、かつて閉店したお店の謎や、突然の放火疑惑、思いがけない人生の悩みに、大事な家族のメンバーとの別れ……。
巡る時代を共にしてきたご近所の仲間たちと、改めて「LOVE」を分かち合う。
------------

ドラマ化もされた小路幸也さんの人気シリーズ18作。相変わらず読ませますね。
シリーズを読んでいると子供たちが成長したり、おなじみのキャラクターにも変転があり感慨深いです。
今回はそれほど大きな事件はありませんが、シリーズのファンには相変わらず安心して読ませます。
小路さんは2018年に心筋梗塞で入院され心配しましたが、今はお元気の様です。
続巻楽しみです。

宮部みゆき「ぼんぼん彩句」KADOKAWA

------------
俳句と小説の新しい出会い。17音の奥に潜む繊細で彩り豊かな12の物語。
宮部みゆきが深い洞察力と鑑賞力で12の俳句から紡ぎだした玉手箱。
社会派からホラー、SFに至るまで、あらゆるジャンルに足跡を残してきた宮部文学の新たなる挑戦!
------------

宮部みゆきさんはカラオケ仲間と句会を始めたそうです。
本作はその句会での仲間の句を元に書いた短編集です。
ほのぼのとした話が中心かと思いましたが、ホラー、人間のコワさを描いたものなどバラエティに富んでいました。
さすがは宮部さん読ませますね。
短編にしたい句はまだまだあるそうなので、続巻も楽しみです。


ペニー・レイン 東京バンドワゴン

ペニー・レイン 東京バンドワゴン

  • 作者: 小路 幸也
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2023/04/26
  • メディア: 単行本



ぼんぼん彩句 (単行本)

ぼんぼん彩句 (単行本)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 角川文化振興財団
  • 発売日: 2023/05/19
  • メディア: Kindle版



nice!(1)  コメント(0) 

ライリー・ノース -復讐の女神- [映画]

「ライリー・ノース -復讐の女神-」地上波の録画で見ました。

71LTgajJGXL._RI_.jpg

------------
ごく普通の妻であり母であった女性が、家族を奪われたことから自らを殺人マシーンとして鍛え上げ、壮絶な復讐戦に身を投じていく姿を描いたアクション。
「96時間」のピエール・モレル監督がメガホンをとり、「エレクトラ」やテレビシリーズ「エイリアス」などで知られるジェニファー・ガーナーが主演を務めた。
ロサンゼルスの郊外で夫と娘と3人、平凡ながらも幸せに暮らしていたライリー・ノース。
しかし、ある日、麻薬組織の犯行によって家族の命を奪われた彼女は、どこへともなく姿を消す。
それから5年後、復讐のため再びロスの街に舞い戻ってきたライリーは、警察やメディアも巻き込み、麻薬組織と一大決戦を繰り広げる。
------------

2018年のアメリカ映画です。
復讐ものですが、ジェニファー・ガーナーのアクションにキレがあり見せますね。
ストーリーもそれなりに凝っていて見せました。

監督 ピエール・モレル
脚本 チャド・セント・ジョン
音楽 サイモン・フラングレン
ライリー・ノース: ジェニファー・ガーナー 安藤麻吹
モイゼス・ベルトラン: ジョン・オーティス 仲野裕
スタン・カーマイケル: ジョン・ギャラガー・Jr いとうさとる
ディエゴ・ガルシア: フアン・パブロ・ラバ 鷲見昂大
リサ・インマン: アニー・イロンゼ 石川藍
クリス・ノース: ジェフ・ヘフナー 宮下弘充
カーリー・ノース: ケイリー・フレミング 三浦千幸
リー: エディ・シン - FBI捜査官。
バーカー: クリフ・"メソッド・マン"・スミス
nice!(2)  コメント(0) 

共謀家族 [映画]

「共謀家族」DVDで見ました。

e49d6387e5e47bd2ebebd3b9d7c43f5e.jpg

------------
犯罪映画のトリックを知り尽くした男が、家族を守るため完全犯罪に挑む姿を描いたサスペンス。
2013年にマラヤーラム語で制作されたインド映画「Drishyam」をその2年後にヒンディー語でリメイクした「ビジョン」を、中国映画としてリメイクした。
幼少時に中国からタイに移住したリー・ウェイジエは、現在はインターネット回線会社を経営しながら、妻や高校生の長女、まだ幼い次女と幸せに暮らしている。
信心深く穏やかな人柄の彼は、地域の誰からも好かれていた。
ある日、サマーキャンプに出かけた長女ピンピンが、不良高校生のスーチャットに睡眠薬を飲まされて暴行され、その様子を撮影されてしまう。
動画をネットに上げると脅されたピンピンは、そのスーチャットと揉み合いになり彼を殺害してしまうが、スーチャットは警察局長の息子だった。
------------

2019年の中国映画です。
インド映画のリメイクだそうですが、オリジナルは見ていません。
これは見ごたえがありました。
家族を守るため映画の知識で完全犯罪に挑むという話は面白い。
ただ、はずみとは言え警察局長の息子を殺しているので、爽快感に欠けます。
主演のシャオ・ヤンら俳優陣は好演しているだけに惜しい。
そこを工夫すればもっと面白かったのですが。
とはいえ面白い映画でした。

監督 サム・クァー
脚本 ヤン・ウェイウェイ ジャイ・ペイ
リー・ウェイジエ シャオ・ヤン
アユー タン・ジュオ
ラーウェン警察局長 ジョアン・チェン
デゥポン議員 フィリップ・キョン
食堂の主人 ソンチョン・プイ
nice!(1)  コメント(0) 

ニック・オブ・タイム [映画]

「ニック・オブ・タイム」DVDで見ました。

28ddb56c44e96b12dccc5ed6328e8110fd2fbcf6135a6e6c230528972083366f._RI_.png

------------
LA、正午。妻を亡くした税理士のジーン・ワトソン(ジョニー・デップ)は、幼い一人娘リン(コートニー・チェイス)を連れ、新天地にやって来た。
駅に降り立った彼らは、警察を装った男スミス(クリストファー・ウォーケン)とパートナーの女、ジョーンズ(ローマ・マーフィア)に拉致され、「午後1時30分までにある人物を殺せ。失敗すれば娘の命はない」と脅迫される。
拳銃と標的の写真を渡されたワトソンは、指定されたホテルに着くが、標的はなんと女性州知事のグラント(マーシャ・メイソン)だった。
------------

1995年のジョン・バダム監督、ジョニー・デップ主演の映画です。
主人公のジョニー・デップは、幼い娘を拉致され知事暗殺を強要されます。
細かい所には突っ込みどころもありますが、バダム監督のスピーディな演出で見せますね。
話は二転三転。どうころがるか全く分かりません。
クリストファー・ウォーケンの悪役が強烈。
ホテルの傷痍軍人の靴磨きのチャールズ・S・ダットンがいい味を出していました。
90分と短い映画ですが、作中の時間と映画の時間がシンクロしてサスペンスが効いていました。

監督 ジョン・バダム
脚本 パトリック・シーン・ダンカン
製作 ジョン・バダム
製作総指揮 D・J・カルーソー
音楽 アーサー・B・ルビンスタイン
ジーン・ワトソン ジョニー・デップ
Mr.スミス クリストファー・ウォーケン
ヒューイ チャールズ・S・ダットン
Ms.ジョーンズ ローマ・マフィア
エレノア・グラント州知事 マーシャ・メイソン
ブレンダン・グラント ピーター・ストラウス
クリスタ・ブルックス グロリア・ルーベン
リン・ワトソン コートニー・チェイス
謎の男 G・D・スプラドリン
nice!(1)  コメント(0) 

ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE [映画]

「ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE」見ました。

221221_impossible_.jpg

------------
トム・クルーズの代名詞で、世界的人気を誇るスパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズの第7作。
シリーズ初の2部作となり、イーサン・ハントの過去から現在までの旅路の果てに待ち受ける運命を描く。
タイトルの「デッドレコニング(Dead Reckoning)」は「推測航法」の意味で、航行した経路や進んだ距離、起点、偏流などから過去や現在の位置を推定し、その位置情報をもとにして行う航法のことを指す。
IMFのエージェント、イーサン・ハントに、新たなミッションが課される。
それは、全人類を脅かす新兵器を悪の手に渡る前に見つけ出すというものだった。
しかし、そんなイーサンに、IMF所属以前の彼の過去を知るある男が迫り、世界各地で命を懸けた攻防を繰り広げることになる。
今回のミッションはいかなる犠牲を払ってでも達成せねばならず、イーサンは仲間のためにも決断を迫られることになる。
------------

「ミッション:インポッシブル」シリーズの第7作です。シリーズ初の2部作。
これは面白かったですが、2部作というのがなあ、、
お馴染みのメンバーに加え、事件に巻き込まれるヘイリー・アトウェル、前作にも登場していたヴァネッサ・カービーが出ています。
ネタバレなのであまり書けませんが、驚く展開が用意されています。
トム・クルーズのアクションが凄い。
続編は1年後の公開予定ですが、俳優のストの影響で撮影は中断しているそうです。
何とか遅れないで欲しいですが。

監督 クリストファー・マッカリー
脚本 クリストファー・マッカリー
原作 『スパイ大作戦』ブルース・ゲラー
製作 トム・クルーズ、クリストファー・マッカリー、デヴィッド・エリソン、ジェイク・マイヤーズ
音楽 ローン・バルフ
トム・クルーズ
ヴィング・レイムス
サイモン・ペッグ
レベッカ・ファーガソン
ヴァネッサ・カービー
ヘイリー・アトウェル
ポム・クレメンティエフ
シェー・ウィガム
イーサイ・モラレス
ヘンリー・ツェニー
nice!(2)  コメント(4) 

ブラッカムの爆撃機/サリア遊廓の聖女 [本]

ロバート・アトキンソン ウェストール「ブラッカムの爆撃機」岩波書店

------------
イギリスの作家ロバート・ウェストールの作品集。
大戦下の少年たちの友情と恐怖を描く「ブラッカムの爆撃機」の他、「チャス・マッギルの幽霊」「ぼくを作ったもの」の2編に、リンディ・マッキネルによる「ロバート・ウェストールの生涯」と宮崎駿のカラー書き下ろし「タインマスへの旅」を収録。
------------

2006年に出た本。
オリジナルは1990年に福武書店から刊行されたのですが、ほれ込んだ宮崎駿がウェストールの故郷をたずね「ウェストール幻想 タイ
ンマスへの旅」(コマ漫画、カラー24頁分)を書きおろしています。
小説も面白かったですが、宮崎マンガが読めてさらにお得感ありました。


円城寺忍「サリア遊廓の聖女1-3」ハヤカワ文庫JA

------------
吟遊詩人マリウスは、旅芸人の一座として、中原最大の歓楽街を擁する、《美と快楽の都》タイスを訪れていた。
一座が評判を呼ぶなか、彼が足を運んだのは、ロイチョイのサリア遊廓。
かつて、モンゴールの公子暗殺の濡れ衣を着せられたマリウスが放浪の末たどりついたこの街で、一人の女性をめぐって、彼の人生を揺るがす大冒険が繰り広げられたのだ。
自身の運命に抗い自由を求めて生きることを選んだ吟遊詩人の魂の物語。
------------

円城寺忍さんによるグインサーガ外伝新刊です。全3巻3カ月連続刊行。
これは面白かったです。グインの旅芸人一座としてタイスを訪れたマリウスが、モンゴール公子暗殺後に訪れた過去の冒険を回想します。
最終巻で過去の事件の伏線が鮮やかに解決されるのが良かった。
読み応えありました。


ブラッカムの爆撃機

ブラッカムの爆撃機

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2006/10/05
  • メディア: 単行本



サリア遊廓の聖女 1 (ハヤカワ文庫JA)

サリア遊廓の聖女 1 (ハヤカワ文庫JA)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2023/03/23
  • メディア: 文庫



サリア遊廓の聖女 2 (ハヤカワ文庫JA)

サリア遊廓の聖女 2 (ハヤカワ文庫JA)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2023/04/25
  • メディア: 文庫



サリア遊廓の聖女 3 (ハヤカワ文庫JA)

サリア遊廓の聖女 3 (ハヤカワ文庫JA)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2023/05/23
  • メディア: 文庫



nice!(2)  コメント(0) 

流れる [映画]

「流れる」DVDで見ました。

Nagareru_poster.jpg

------------
大川端に程近い東京の花街。芸者置屋つたの家に、職業紹介所から女中梨花がお目見得に来た。
夫は一昨年、子供も昨年死んだという梨花は、女将つた奴のお目見得も無事に済み、お春と名も変えられて住込む。
早速使いに出された食料品屋の親爺は、払いが悪いか良い顔をしない。
家に戻ると、つた奴と腹違いの姉、鬼子母神のおとよが借金の催促に坐り込んでいる。
この家も抵当に入っているんだと教えてくれた芸妓染香も、おとよに借金がある。おとよは、つた奴に旦那を世話して借金整理の腹だが、つた奴は乗り気でない
------------

1956年製作の東宝映画です。監督は成瀬巳喜男。原作は幸田文。
女優陣の演技が素晴らしい。
主演の田中絹代はもちろん、山田五十鈴、高峰秀子、杉村春子、栗島すみ子らの演技に圧倒されます。
特に高峰秀子が素晴らしい。
加東大介と宮口精二は7人の侍の二人ですが、印象ちがいますね。
仲谷昇が若い。
成瀬監督の演出も良かったです。

監督 成瀬巳喜男
原作 幸田文
脚本 田中澄江、井手俊郎
音楽 斎藤一郎
梨花(お春):田中絹代
つた奴:山田五十鈴
勝代:高峰秀子
なな子:岡田茉莉子
染香:杉村春子
お浜:栗島すみ子(特別出演)
米子:中北千枝子
高木:加東大介
不二子(米子の娘):松山なつ子
おとよ:賀原夏子
なみ江:泉千代
なみ江の伯父:宮口精二
佐伯(お浜の甥):仲谷昇
乾物屋主人:上田吉二郎
nice!(1)  コメント(0)