ゴジラ×コング 新たなる帝国 [映画]
「ゴジラ×コング 新たなる帝国」見ました。
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怪獣と人類が共生する世界。
未確認生物特務機関「モナーク」が異常なシグナルを察知したことを発端に、ゴジラが君臨する地上世界とコングが生きる地底世界の2つのテリトリーが交錯し、ゴジラとコングが激突する。
しかし、その先には人類にとってさらなる未知の脅威が待ち受けており、怪獣たちの歴史と起源、さらには人類の存在そのものの謎に迫る新たな冒険が繰り広げられる。
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モンスター・ヴァースの第5作。前作よりは面白かったかな。
前作は色々トンデモ設定がありましたが、そういうモノと慣れたともいう。
相変わらずモナークは怪しい機関ですね。
地上はゴジラ、地底世界とすみ分けていますが、、
色々あって怪獣がたくさん出てくるのは楽しい。
予告編にも出ている様に今回はモスラも登場。
ゴジラ-1とは比較になりませんが、そこそこ楽しめました。
監督 アダム・ウィンガード
脚本 テリー・ロッシオ、サイモン・バレット、ジェレミー・スレイター
音楽 トム・ホーケンバーグ
アイリーン・アンドリューズ - レベッカ・ホール
バーニー・ヘイズ - ブライアン・タイリー・ヘンリー
トラッパー - ダン・スティーヴンス
ジア - カイリー・ホットル
ミケル - アレックス・ファーンズ
女王 - ファラ・チェン
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怪獣と人類が共生する世界。
未確認生物特務機関「モナーク」が異常なシグナルを察知したことを発端に、ゴジラが君臨する地上世界とコングが生きる地底世界の2つのテリトリーが交錯し、ゴジラとコングが激突する。
しかし、その先には人類にとってさらなる未知の脅威が待ち受けており、怪獣たちの歴史と起源、さらには人類の存在そのものの謎に迫る新たな冒険が繰り広げられる。
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モンスター・ヴァースの第5作。前作よりは面白かったかな。
前作は色々トンデモ設定がありましたが、そういうモノと慣れたともいう。
相変わらずモナークは怪しい機関ですね。
地上はゴジラ、地底世界とすみ分けていますが、、
色々あって怪獣がたくさん出てくるのは楽しい。
予告編にも出ている様に今回はモスラも登場。
ゴジラ-1とは比較になりませんが、そこそこ楽しめました。
監督 アダム・ウィンガード
脚本 テリー・ロッシオ、サイモン・バレット、ジェレミー・スレイター
音楽 トム・ホーケンバーグ
アイリーン・アンドリューズ - レベッカ・ホール
バーニー・ヘイズ - ブライアン・タイリー・ヘンリー
トラッパー - ダン・スティーヴンス
ジア - カイリー・ホットル
ミケル - アレックス・ファーンズ
女王 - ファラ・チェン
陰陽師0 [映画]
「陰陽師0」見ました。
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呪いや祟りから都を守る陰陽師の学び舎であり行政機関でもある「陰陽寮」が政治の中心となっていた平安時代。
青年・安倍晴明は天才と呼ばれるほどの呪術の才能をもっていたが、陰陽師になる意欲も興味もない人嫌いの変わり者だった。
ある日、彼は貴族の源博雅から、皇族の徽子女王を襲う怪奇現象の解明を頼まれる。
衝突しながらもともに真相を追う晴明と博雅は、ある若者が変死したことをきっかけに、平安京をも巻き込む凶悪な陰謀に巻き込まれていく。
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安倍晴明の若い時代を描いた新作映画です。
これは面白かったです。
安倍晴明を演じる山﨑賢人、源博雅の染谷将太コンビが良く、お話もよく出来ていました。
無意識の世界でのスペクタクルも素晴らしい。
脇役もうまい人を揃えていて見ごたえありました。
さすがは佐藤嗣麻子監督。続編も楽しみです。
監督 佐藤嗣麻子
脚本 佐藤嗣麻子
原作 夢枕獏『陰陽師』シリーズ
ナレーター 津田健次郎
音楽 佐藤直紀
主題歌 BUMP OF CHICKEN「邂逅」
安倍晴明:山﨑賢人
源博雅:染谷将太
徽子女王:奈緒
平郡貞文:安藤政信
橘泰家:村上虹郎
帝:板垣李光人
賀茂忠行:國村隼
惟宗是邦:北村一輝
藤原義輔:小林薫
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呪いや祟りから都を守る陰陽師の学び舎であり行政機関でもある「陰陽寮」が政治の中心となっていた平安時代。
青年・安倍晴明は天才と呼ばれるほどの呪術の才能をもっていたが、陰陽師になる意欲も興味もない人嫌いの変わり者だった。
ある日、彼は貴族の源博雅から、皇族の徽子女王を襲う怪奇現象の解明を頼まれる。
衝突しながらもともに真相を追う晴明と博雅は、ある若者が変死したことをきっかけに、平安京をも巻き込む凶悪な陰謀に巻き込まれていく。
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安倍晴明の若い時代を描いた新作映画です。
これは面白かったです。
安倍晴明を演じる山﨑賢人、源博雅の染谷将太コンビが良く、お話もよく出来ていました。
無意識の世界でのスペクタクルも素晴らしい。
脇役もうまい人を揃えていて見ごたえありました。
さすがは佐藤嗣麻子監督。続編も楽しみです。
監督 佐藤嗣麻子
脚本 佐藤嗣麻子
原作 夢枕獏『陰陽師』シリーズ
ナレーター 津田健次郎
音楽 佐藤直紀
主題歌 BUMP OF CHICKEN「邂逅」
安倍晴明:山﨑賢人
源博雅:染谷将太
徽子女王:奈緒
平郡貞文:安藤政信
橘泰家:村上虹郎
帝:板垣李光人
賀茂忠行:國村隼
惟宗是邦:北村一輝
藤原義輔:小林薫
あらくれ [映画]
「あらくれ」見ました。
国立映画アーカイブ長瀬記念ホールOZU《生誕100年 高峰秀子》
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自然主義文学の代表的作家・徳田秋声の同名小説を、「浮雲」の成瀬巳喜男監督、水木洋子脚色、高峰秀子主演で映画化。
大正初期。子どもの頃に農家へ養子に出された庄屋の娘・お島。
結婚話を嫌がって東京へ逃げ出した彼女は、神田の缶詰屋の若主人の後妻となる。
しかし女出入りの激しい夫と気性の激しいお島との間には諍いが絶えず、大ゲンカの末に離婚。
東北の山村の旅館で女中として働き始めた彼女は、そこの若旦那と関係を持つが、若旦那の病気の妻が帰ってきたために居場所を失ってしまう。
東京へ戻ったお島は洋服職人と再婚して2人で店を開き、商売を軌道に乗せていくが……。
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1957年の成瀬巳喜男監督、高峰秀子主演の東宝映画です。
原作の主人公は牛の様な女だそうですが、お話は脚色されているそうです。
面白いのは高峰秀子の演じる主人公に関わる男が成瀬映画の夫の歴史に見える事。
上原謙の後妻になり、森雅之の若旦那と関係を持ち、加東大介の洋服職人と再婚し、、
最後には仲代達矢も登場します。
2時間と長い映画ですが、ダレないのはさすがでした。
監督 成瀬巳喜男
脚本 水木洋子
原作 徳田秋声
製作 田中友幸
音楽 斎藤一郎
撮影 玉井正夫
高峰秀子 - お島
上原謙 - 鶴さん
森雅之 - 浜屋
加東大介 - 小野田
東野英治郎 - お島の父
岸輝子 - お島の母
宮口精二 - お島の兄・壮太郎
中北千枝子 - お島の姉・おすず
坂本武 (松竹) - お島の養父・喜助
本間文子 - お島の養母・おとら
谷晃 - 近江屋の主人・作太郎
林幹 - 植源の隠居
田中春男 - 植源の隠居の息子・房吉
三浦光子 (東映) - おゆう
千石規子 - 浜屋の妻・お君
横山運平 (新東宝) - 浜屋の爺さん
志村喬 - 精米所の主人
清川玉枝 (大映) - おしん
中村是好 - 温泉宿の主人
音羽久米子 - 温泉宿の主人のお上さん・さと
沢村貞子 - お島の伯母
高堂国典 - 小野田の父・金七
賀原夏子 - 印刷屋のお上さん・おとく
丹阿弥谷津子 - お花の師匠
仲代達矢 - 木村
出雲八重子 - 髪結
三浦常男 - 小僧順吉
左卜全 - 駄菓子屋のお爺さん
馬野都留子 - 駄菓子屋のお婆さん
佐田豊 - 芝の店の職人
大村千吉 - 根津の店の職人
沢村いき雄 - 学校の門番
国立映画アーカイブ長瀬記念ホールOZU《生誕100年 高峰秀子》
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自然主義文学の代表的作家・徳田秋声の同名小説を、「浮雲」の成瀬巳喜男監督、水木洋子脚色、高峰秀子主演で映画化。
大正初期。子どもの頃に農家へ養子に出された庄屋の娘・お島。
結婚話を嫌がって東京へ逃げ出した彼女は、神田の缶詰屋の若主人の後妻となる。
しかし女出入りの激しい夫と気性の激しいお島との間には諍いが絶えず、大ゲンカの末に離婚。
東北の山村の旅館で女中として働き始めた彼女は、そこの若旦那と関係を持つが、若旦那の病気の妻が帰ってきたために居場所を失ってしまう。
東京へ戻ったお島は洋服職人と再婚して2人で店を開き、商売を軌道に乗せていくが……。
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1957年の成瀬巳喜男監督、高峰秀子主演の東宝映画です。
原作の主人公は牛の様な女だそうですが、お話は脚色されているそうです。
面白いのは高峰秀子の演じる主人公に関わる男が成瀬映画の夫の歴史に見える事。
上原謙の後妻になり、森雅之の若旦那と関係を持ち、加東大介の洋服職人と再婚し、、
最後には仲代達矢も登場します。
2時間と長い映画ですが、ダレないのはさすがでした。
監督 成瀬巳喜男
脚本 水木洋子
原作 徳田秋声
製作 田中友幸
音楽 斎藤一郎
撮影 玉井正夫
高峰秀子 - お島
上原謙 - 鶴さん
森雅之 - 浜屋
加東大介 - 小野田
東野英治郎 - お島の父
岸輝子 - お島の母
宮口精二 - お島の兄・壮太郎
中北千枝子 - お島の姉・おすず
坂本武 (松竹) - お島の養父・喜助
本間文子 - お島の養母・おとら
谷晃 - 近江屋の主人・作太郎
林幹 - 植源の隠居
田中春男 - 植源の隠居の息子・房吉
三浦光子 (東映) - おゆう
千石規子 - 浜屋の妻・お君
横山運平 (新東宝) - 浜屋の爺さん
志村喬 - 精米所の主人
清川玉枝 (大映) - おしん
中村是好 - 温泉宿の主人
音羽久米子 - 温泉宿の主人のお上さん・さと
沢村貞子 - お島の伯母
高堂国典 - 小野田の父・金七
賀原夏子 - 印刷屋のお上さん・おとく
丹阿弥谷津子 - お花の師匠
仲代達矢 - 木村
出雲八重子 - 髪結
三浦常男 - 小僧順吉
左卜全 - 駄菓子屋のお爺さん
馬野都留子 - 駄菓子屋のお婆さん
佐田豊 - 芝の店の職人
大村千吉 - 根津の店の職人
沢村いき雄 - 学校の門番
ターミナル [映画]
「ターミナル」DVDで見ました。
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スティーブン・スピルバーグ監督がトム・ハンクスを主演に迎え、空港内に長期間にわたって足止めされてしまった男と、そこで働く人々の交流を描いたヒューマンドラマ。
東欧の小国クラコウジアからやって来たビクター・ナボルスキーはニューヨークのJFK国際空港に降り立つが、入国手続きの直前に祖国でクーデターが起こり、パスポートが無効になってしまう。
アメリカへの入国を拒否され、祖国にも戻れなくなった彼は、仕方なく空港ターミナル内で暮らし始める。
最初は言葉すら通じず苦労してばかりのビクターだったが、独学で英語を身につけ、ターミナル内の従業員たちとも親しくなっていく。
昇進を狙う国境警備局主任ディクソンは、そんな彼の存在を疎ましく感じていた。
実はビクターには、どうしてもニューヨークへ行かなければならないある理由があった。
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2004年のスピルバーグ監督、トム・ハンクス主演の映画です。
さすがはスピルバーグ、見せますね。
トム・ハンクスはもちろんキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、スタンリー・トゥッチら俳優陣もいいですね。
空港はセットでCGも使っているのでしょうが、エキストラの数も凄くさすがアメリカ映画はお金がかかっている。
クレジットはされていませんが、パリのシャルル・ド・ゴール空港で18年間生活したマーハン・カリミ・ナセリに映画化権を30万ドルで買っているそうです。
監督 スティーヴン・スピルバーグ
脚本 サーシャ・ガヴァシ、ジェフ・ナサンソン
原案 アンドリュー・ニコル、サーシャ・ガヴァシ
製作 スティーヴン・スピルバーグ他
音楽 ジョン・ウィリアムズ
ビクター・ナボルスキー トム・ハンクス
アメリア・ウォーレン キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
フランク・ディクソン スタンリー・トゥッチ
レイ・サーマン バリー・シャバカ・ヘンリー
ジョー・マルロイ シャイ・マクブライド
エンリケ・クルズ ディエゴ・ルナ
ドロレス・トーレス ゾーイ・サルダナ
グプタ・ ラハン クマール・パラーナ
サルチャック エディ・ジョーンズ
ミロドラゴビッチ ヴァレラ・ニコラエフ
空港職員 スティーブン・メンデル
カール ジュード・チコレッラ
ウェイリン コリー・レイノルズ
ナディア リニ・ベル
モニカ カーリース・バーク
ベニー・ゴルソン ベニー・ゴルソン(本人)
クリフ ダン・フィナティ
吉野家マネージャー ジム・イシダ
スウォッチマネージャー ステファン・フラー
ルーシー サーシャ・スピルバーグ
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スティーブン・スピルバーグ監督がトム・ハンクスを主演に迎え、空港内に長期間にわたって足止めされてしまった男と、そこで働く人々の交流を描いたヒューマンドラマ。
東欧の小国クラコウジアからやって来たビクター・ナボルスキーはニューヨークのJFK国際空港に降り立つが、入国手続きの直前に祖国でクーデターが起こり、パスポートが無効になってしまう。
アメリカへの入国を拒否され、祖国にも戻れなくなった彼は、仕方なく空港ターミナル内で暮らし始める。
最初は言葉すら通じず苦労してばかりのビクターだったが、独学で英語を身につけ、ターミナル内の従業員たちとも親しくなっていく。
昇進を狙う国境警備局主任ディクソンは、そんな彼の存在を疎ましく感じていた。
実はビクターには、どうしてもニューヨークへ行かなければならないある理由があった。
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2004年のスピルバーグ監督、トム・ハンクス主演の映画です。
さすがはスピルバーグ、見せますね。
トム・ハンクスはもちろんキャサリン・ゼタ=ジョーンズ、スタンリー・トゥッチら俳優陣もいいですね。
空港はセットでCGも使っているのでしょうが、エキストラの数も凄くさすがアメリカ映画はお金がかかっている。
クレジットはされていませんが、パリのシャルル・ド・ゴール空港で18年間生活したマーハン・カリミ・ナセリに映画化権を30万ドルで買っているそうです。
監督 スティーヴン・スピルバーグ
脚本 サーシャ・ガヴァシ、ジェフ・ナサンソン
原案 アンドリュー・ニコル、サーシャ・ガヴァシ
製作 スティーヴン・スピルバーグ他
音楽 ジョン・ウィリアムズ
ビクター・ナボルスキー トム・ハンクス
アメリア・ウォーレン キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
フランク・ディクソン スタンリー・トゥッチ
レイ・サーマン バリー・シャバカ・ヘンリー
ジョー・マルロイ シャイ・マクブライド
エンリケ・クルズ ディエゴ・ルナ
ドロレス・トーレス ゾーイ・サルダナ
グプタ・ ラハン クマール・パラーナ
サルチャック エディ・ジョーンズ
ミロドラゴビッチ ヴァレラ・ニコラエフ
空港職員 スティーブン・メンデル
カール ジュード・チコレッラ
ウェイリン コリー・レイノルズ
ナディア リニ・ベル
モニカ カーリース・バーク
ベニー・ゴルソン ベニー・ゴルソン(本人)
クリフ ダン・フィナティ
吉野家マネージャー ジム・イシダ
スウォッチマネージャー ステファン・フラー
ルーシー サーシャ・スピルバーグ
国際市場で会いましょう [映画]
「国際市場で会いましょう」DVDで見ました。
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幼い頃、朝鮮戦争時の興南撤収作戦による混乱の中、父、そして末の妹と離れ離れになり、母と残された2人の兄妹と共に避難民として釜山で育ったドクス。
成長したドクスは父親の代わりに家計を支えるため、西ドイツの炭鉱へ出稼ぎや、ベトナム戦争で民間技術者として働くなど、幾度となく生死の瀬戸際に立たされる。
しかし、彼は家族のためにいつも笑顔で必死に激動の時代を生きていく―
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2014年のユン・ジェギュン監督、ファン・ジョンミン主演の韓国映画です。
冒頭の朝鮮戦争時の興南撤収作戦の描写が凄い。
CGもよく出来ていますが、避難民がばたばたと倒れる修羅場に衝撃を受けます。
父と妹と離れ離れになった主人公は釜山で育ちますが、家計を支えるため、西ドイツの炭鉱やベトナムで働きます。
炭鉱での事故描写とベトナム戦争シーンも圧倒されます。
そして、最後の展開は書きませんが、涙。
ファン・ジョンミンは相変わらずいい演技です。
他の俳優さんも好演していました。
老けメイクはちょっとやりすぎ感はありましたが。
ファン・ジョンミン作品に外れなし。
監督 ユン・ジェギュン
脚本 ユン・ジェギュン
音楽 イ・ビョンウ
ユン・ドクス:ファン・ジョンミン
オ・ヨンジャ:キム・ユンジン
チョン・ダルグ:オ・ダルス
ナム・ジン:ユンホ
ドクスの父:チョン・ジニョン
ドクスの母:チャン・ヨンナム
ドクスの叔母:ラ・ミラン
ユン・クッスン:キム・スルギ
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幼い頃、朝鮮戦争時の興南撤収作戦による混乱の中、父、そして末の妹と離れ離れになり、母と残された2人の兄妹と共に避難民として釜山で育ったドクス。
成長したドクスは父親の代わりに家計を支えるため、西ドイツの炭鉱へ出稼ぎや、ベトナム戦争で民間技術者として働くなど、幾度となく生死の瀬戸際に立たされる。
しかし、彼は家族のためにいつも笑顔で必死に激動の時代を生きていく―
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2014年のユン・ジェギュン監督、ファン・ジョンミン主演の韓国映画です。
冒頭の朝鮮戦争時の興南撤収作戦の描写が凄い。
CGもよく出来ていますが、避難民がばたばたと倒れる修羅場に衝撃を受けます。
父と妹と離れ離れになった主人公は釜山で育ちますが、家計を支えるため、西ドイツの炭鉱やベトナムで働きます。
炭鉱での事故描写とベトナム戦争シーンも圧倒されます。
そして、最後の展開は書きませんが、涙。
ファン・ジョンミンは相変わらずいい演技です。
他の俳優さんも好演していました。
老けメイクはちょっとやりすぎ感はありましたが。
ファン・ジョンミン作品に外れなし。
監督 ユン・ジェギュン
脚本 ユン・ジェギュン
音楽 イ・ビョンウ
ユン・ドクス:ファン・ジョンミン
オ・ヨンジャ:キム・ユンジン
チョン・ダルグ:オ・ダルス
ナム・ジン:ユンホ
ドクスの父:チョン・ジニョン
ドクスの母:チャン・ヨンナム
ドクスの叔母:ラ・ミラン
ユン・クッスン:キム・スルギ
毒薬と老嬢 [映画]
「毒薬と老嬢」見ました。
シネマヴェーラ渋谷の特集上映です。
《小林信彦セレクション ザッツ・コメディアンズ・ワンス・モア! 「決定版 世界の喜劇人」刊行記念》
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ブロードウェイでロングランヒットした戯曲を名匠フランク・キャプラ監督が映画化した作品で、キャプラ作品としては珍しいブラック・コメディ。
ブルックリンの屋敷に住む老姉妹エビイとマーサ。
先の短い孤独な老人を安らかに死なせてやりたいという考えにとらわれる2人は、老人たちを屋敷に連れ込み、毒入りのワインを飲ませて殺していた。
ある日彼女たちを訪ねてやって来た甥モーティマーが、地下に隠されていた死体を発見する。
------------
フランク・キャプラ監督の1944年のブラックコメディ。
スクリーンで見たいと思っていました。
舞台劇の映画化でお話が面白い。
若いケーリー・グラントのドタバタ演技も楽しい。
舞台版でも老姉妹を演じるジョセフィン・ハル、ジーン・アデーアも素晴らしい。
いったいどうなると思わせてきれいにオチがつくラストもいいですね。
監督 フランク・キャプラ
脚本 ジュリアス・J・エプスタイン、フィリップ・G・エプスタイン
原作 ジョセフ・ケッセルリング
製作 フランク・キャプラ、ジャック・L・ワーナー
音楽 マックス・スタイナー
モーティマー・ブルースター ケーリー・グラント
エレイン・ハーバー・ブルースター プリシラ・レイン
アビー・ブルースター ジョセフィン・ハル
マーシャ・ブルースター ジーン・アデーア
ジョナサン・ブルースター レイモンド・マッセイ
アインスタイン博士 ピーター・ローレ
"テディ・ルーズベルト”・ブルースター ジョン・アレグザンダー
オハラ巡査 ジャック・カーソン
サンダース巡査 ジョン・リッジリー
ブロフィー巡査部長 エドワード・マクナマラ
ルーニー警部補 ジェームズ・グリースン
ウィザースプーン氏 エドワード・エヴァレット・ホートン
ハーパー神父 グラント・ミッチェル
カルマン判事 ヴォーン・グレイザー
ギルクリス医師 チェスター・クルート
ギブス エドワード・マクウェイド
タクシー運転手 ギャリー・オーウェン
シネマヴェーラ渋谷の特集上映です。
《小林信彦セレクション ザッツ・コメディアンズ・ワンス・モア! 「決定版 世界の喜劇人」刊行記念》
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ブロードウェイでロングランヒットした戯曲を名匠フランク・キャプラ監督が映画化した作品で、キャプラ作品としては珍しいブラック・コメディ。
ブルックリンの屋敷に住む老姉妹エビイとマーサ。
先の短い孤独な老人を安らかに死なせてやりたいという考えにとらわれる2人は、老人たちを屋敷に連れ込み、毒入りのワインを飲ませて殺していた。
ある日彼女たちを訪ねてやって来た甥モーティマーが、地下に隠されていた死体を発見する。
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フランク・キャプラ監督の1944年のブラックコメディ。
スクリーンで見たいと思っていました。
舞台劇の映画化でお話が面白い。
若いケーリー・グラントのドタバタ演技も楽しい。
舞台版でも老姉妹を演じるジョセフィン・ハル、ジーン・アデーアも素晴らしい。
いったいどうなると思わせてきれいにオチがつくラストもいいですね。
監督 フランク・キャプラ
脚本 ジュリアス・J・エプスタイン、フィリップ・G・エプスタイン
原作 ジョセフ・ケッセルリング
製作 フランク・キャプラ、ジャック・L・ワーナー
音楽 マックス・スタイナー
モーティマー・ブルースター ケーリー・グラント
エレイン・ハーバー・ブルースター プリシラ・レイン
アビー・ブルースター ジョセフィン・ハル
マーシャ・ブルースター ジーン・アデーア
ジョナサン・ブルースター レイモンド・マッセイ
アインスタイン博士 ピーター・ローレ
"テディ・ルーズベルト”・ブルースター ジョン・アレグザンダー
オハラ巡査 ジャック・カーソン
サンダース巡査 ジョン・リッジリー
ブロフィー巡査部長 エドワード・マクナマラ
ルーニー警部補 ジェームズ・グリースン
ウィザースプーン氏 エドワード・エヴァレット・ホートン
ハーパー神父 グラント・ミッチェル
カルマン判事 ヴォーン・グレイザー
ギルクリス医師 チェスター・クルート
ギブス エドワード・マクウェイド
タクシー運転手 ギャリー・オーウェン
股旅 [映画]
「股旅」DVDで見ました。
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百姓として生きることをよしとせず、ヤクザ渡世に憧れて故郷を飛び出した源太、信太、黙太郎の3人。
彼らの望みは、渡世人として名を上げること。
だが彼らは、親分との義理のために実の父を斬り、惚れた女を売り飛ばし、人の道から外れた旅を続けることに…。
------------
市川崑監督の1973年のATG映画です。
もともと市川崑の企画だそうですが、製作費はATGと折半という事でした。
市川崑はドラマ『木枯し紋次郎』を制作して資金を調達したそうです。
ニューシネマの影響が大きく、お話は好みが分かれるかな。
当時は俳優としては新人の萩原健一、小倉一郎が主演。
夏木章や大宮敏充(デン助)といったベテラン俳優も出演しています。
監督 市川崑
脚本 谷川俊太郎、市川崑
音楽 - 久里子亭、浅見幸雄
萩原健一 - 黙太郎
小倉一郎 - 源太
尾藤イサオ - 信太
井上れい子 - お汲
常田富士男 - 仁義を受ける子分
夏木章 - 石津の重蔵
伊藤修一 - 半鬢半山刺にされる男
吉田精一 - 仁義を拒否する無宿人
加藤嘉 - 百姓又作
神太郎 - 又作の息子・平右衛門
大宮敏充 - 半稼師の安吉
二見忠男 - 番亀
野村昭子 - おはる
和田文夫 - 壺振り
加茂雅幹 - 百姓
吉田友紀 - 源太の弟余助
坂本長利 - 旅籠の亭主
美山晋八 - 野手の半兵衛
黛康太郎 - 半兵衛の子分
戸田皓久 - ナレーター
加藤健一
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百姓として生きることをよしとせず、ヤクザ渡世に憧れて故郷を飛び出した源太、信太、黙太郎の3人。
彼らの望みは、渡世人として名を上げること。
だが彼らは、親分との義理のために実の父を斬り、惚れた女を売り飛ばし、人の道から外れた旅を続けることに…。
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市川崑監督の1973年のATG映画です。
もともと市川崑の企画だそうですが、製作費はATGと折半という事でした。
市川崑はドラマ『木枯し紋次郎』を制作して資金を調達したそうです。
ニューシネマの影響が大きく、お話は好みが分かれるかな。
当時は俳優としては新人の萩原健一、小倉一郎が主演。
夏木章や大宮敏充(デン助)といったベテラン俳優も出演しています。
監督 市川崑
脚本 谷川俊太郎、市川崑
音楽 - 久里子亭、浅見幸雄
萩原健一 - 黙太郎
小倉一郎 - 源太
尾藤イサオ - 信太
井上れい子 - お汲
常田富士男 - 仁義を受ける子分
夏木章 - 石津の重蔵
伊藤修一 - 半鬢半山刺にされる男
吉田精一 - 仁義を拒否する無宿人
加藤嘉 - 百姓又作
神太郎 - 又作の息子・平右衛門
大宮敏充 - 半稼師の安吉
二見忠男 - 番亀
野村昭子 - おはる
和田文夫 - 壺振り
加茂雅幹 - 百姓
吉田友紀 - 源太の弟余助
坂本長利 - 旅籠の亭主
美山晋八 - 野手の半兵衛
黛康太郎 - 半兵衛の子分
戸田皓久 - ナレーター
加藤健一
極限境界線-救出までの18日間- [映画]
「極限境界線-救出までの18日間-」DVDで見ました。
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2007年。アフガニスタンの砂漠で韓国人23名がタリバンに拉致される事件が起きた。
タリバンは24時間以内に韓国軍の撤退と収監中の仲間23名の釈放を要求。
韓国政府が交渉役として現地に派遣したエリート外交官チョン・ジェホは、アフガニスタン外務省に釈放を要請するが拒絶されてしまう。
情報員も動き出し、工作員パク・デシクがアフガニスタンのフィクサーと交渉するも決裂。
チョンとパクは人質を救うため、不本意ながらも手を組むことになるが……。
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2023年の韓国映画です。
アフガニスタンで韓国人がタリバンに拉致された実話が元です。
とはいえ展開は事実に即してはいてもフィクショナルかな。
ファン・ジョンミンとヒョンビンが初共演。
二人とも作品に外れがないので楽しく見ました。
ファン・ジョンミンはエリート外交官、ヒョンビンは工作員とどちらも適役で面白く見ました。
監督 イム・スルレ
脚本 アン・ヨンス
チョン・ジェホ ファン・ジョンミン 韓国外交官
パク・デシク ヒョンビン 国家情報院(NIS)要員
カシム カン・ギヨン 福西勝也 通訳
パク・ヒョンス
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2007年。アフガニスタンの砂漠で韓国人23名がタリバンに拉致される事件が起きた。
タリバンは24時間以内に韓国軍の撤退と収監中の仲間23名の釈放を要求。
韓国政府が交渉役として現地に派遣したエリート外交官チョン・ジェホは、アフガニスタン外務省に釈放を要請するが拒絶されてしまう。
情報員も動き出し、工作員パク・デシクがアフガニスタンのフィクサーと交渉するも決裂。
チョンとパクは人質を救うため、不本意ながらも手を組むことになるが……。
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2023年の韓国映画です。
アフガニスタンで韓国人がタリバンに拉致された実話が元です。
とはいえ展開は事実に即してはいてもフィクショナルかな。
ファン・ジョンミンとヒョンビンが初共演。
二人とも作品に外れがないので楽しく見ました。
ファン・ジョンミンはエリート外交官、ヒョンビンは工作員とどちらも適役で面白く見ました。
監督 イム・スルレ
脚本 アン・ヨンス
チョン・ジェホ ファン・ジョンミン 韓国外交官
パク・デシク ヒョンビン 国家情報院(NIS)要員
カシム カン・ギヨン 福西勝也 通訳
パク・ヒョンス
女が階段を上る時 [映画]
「女が階段を上る時」見ました。
国立映画アーカイブ長瀬記念ホールOZU《生誕100年 高峰秀子》
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「日本誕生」の共同執筆者・菊島隆三が自らのシナリオをプロデュースする第一回作品で、バーのマダムの生活の表裏を描いたもの。
高峰秀子が主演の他に衣裳も担当している。
「コタンの口笛」の成瀬巳喜男が監督し、「顔役と爆弾娘」の玉井正夫が撮影した。
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成瀬巳喜男監督、高峰秀子主演の1960年の東宝映画です。
主演だけでなく高峰秀子は全員の衣装も担当しています。
バーのマダムが主人公です。これも面白い映画でした。
成瀬の演出は例によって隙がないです。
俳優陣も好演していて森雅之、仲代達矢、団令子が印象的。
成瀬作品ではいい人役の多い加東大介には騙されました。
場内からも軽く笑いが起こっていました。
監督:成瀬巳喜男
製作・脚本:菊島隆三
撮影:玉井正夫
美術:中古智
録音:藤好昌生
録音:下永尚
照明:石井長四郎、猪原一郎
音楽:黛敏郎
衣裳:高峰秀子
矢代圭子:高峰秀子
藤崎(銀行支店長):森雅之
純子(女給):団令子
小松(マネージャー):仲代達矢
関根(工場主):加東大介
郷田(実業主):中村鴈治郎(大映)
美濃部(利権屋):小沢栄太郎
ユリ(マダム):淡路恵子
バーの持ち主(オーナー):山茶花究
金貝(闇屋):多々良純
松井(みゆきの夫):藤木悠
矢代好造(圭子の兄):織田政雄
園田(ビール会社の重役):三津田健
とし子(ユリの母):沢村貞子
まつ子(女将):細川ちか子
ふじ枝(圭子の母):賀原夏子
志津子(藤崎の妻):東郷晴子
風間重役(風間電工):田島義文
美濃部の連れの客:村上冬樹
水谷(美濃部の部下):瀬良明
吉川(呉服屋店員):佐田豊
不動産屋:谷晃
役名不明:森今日子
みね子(関根の妻):本間文子
女占い師:千石規子
下着屋の勝子:菅井きん
バーテンダー:鈴木孝次
バーの客:熊谷二良、津田光男
光子(女給):園田あゆみ
役名不明:小西瑠美
女給:若林映子
国立映画アーカイブ長瀬記念ホールOZU《生誕100年 高峰秀子》
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「日本誕生」の共同執筆者・菊島隆三が自らのシナリオをプロデュースする第一回作品で、バーのマダムの生活の表裏を描いたもの。
高峰秀子が主演の他に衣裳も担当している。
「コタンの口笛」の成瀬巳喜男が監督し、「顔役と爆弾娘」の玉井正夫が撮影した。
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成瀬巳喜男監督、高峰秀子主演の1960年の東宝映画です。
主演だけでなく高峰秀子は全員の衣装も担当しています。
バーのマダムが主人公です。これも面白い映画でした。
成瀬の演出は例によって隙がないです。
俳優陣も好演していて森雅之、仲代達矢、団令子が印象的。
成瀬作品ではいい人役の多い加東大介には騙されました。
場内からも軽く笑いが起こっていました。
監督:成瀬巳喜男
製作・脚本:菊島隆三
撮影:玉井正夫
美術:中古智
録音:藤好昌生
録音:下永尚
照明:石井長四郎、猪原一郎
音楽:黛敏郎
衣裳:高峰秀子
矢代圭子:高峰秀子
藤崎(銀行支店長):森雅之
純子(女給):団令子
小松(マネージャー):仲代達矢
関根(工場主):加東大介
郷田(実業主):中村鴈治郎(大映)
美濃部(利権屋):小沢栄太郎
ユリ(マダム):淡路恵子
バーの持ち主(オーナー):山茶花究
金貝(闇屋):多々良純
松井(みゆきの夫):藤木悠
矢代好造(圭子の兄):織田政雄
園田(ビール会社の重役):三津田健
とし子(ユリの母):沢村貞子
まつ子(女将):細川ちか子
ふじ枝(圭子の母):賀原夏子
志津子(藤崎の妻):東郷晴子
風間重役(風間電工):田島義文
美濃部の連れの客:村上冬樹
水谷(美濃部の部下):瀬良明
吉川(呉服屋店員):佐田豊
不動産屋:谷晃
役名不明:森今日子
みね子(関根の妻):本間文子
女占い師:千石規子
下着屋の勝子:菅井きん
バーテンダー:鈴木孝次
バーの客:熊谷二良、津田光男
光子(女給):園田あゆみ
役名不明:小西瑠美
女給:若林映子
笛吹川 [映画]
「笛吹川」DVDで見ました。
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深沢七郎の同名小説の映画化で、戦国時代を背景に笛吹川のほとりに住む貧農の五代にわたる約六十余年の物語。
「春の夢」の木下恵介が脚色・監督した。撮影も「春の夢」の楠田浩之。
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木下恵介監督・脚本の1960年の松竹映画です。
映像はモノクロに着色するという手法で撮られています。
絵巻物的な印象を強めるためかと思われますが、60年安保の年なので政治的に取られるのを嫌ったのかな。
反戦のメッセージが強烈です。
武田勝頼が生まれてから死ぬまでの甲斐の話ですが、視点は徹底して貧農の側にあります。
祖父が武田信玄に殺されたり合戦に行った家族はほとんど戦死します。
黒澤明ほどのダイナミックさはないですが、合戦のエキストラや馬の数が凄いですね。
キャストが豪華です。後半の高峰秀子の老けメイクが凄い。
高峰秀子と分からなかったという人も。
高峰秀子は東宝から信頼する床山(メイク)小林繁雄を呼んだそうです。
監督 木下惠介
脚本 木下惠介
原作 深沢七郎
製作 細谷辰雄
音楽 木下忠司
おけい:高峰秀子
定平:田村高廣
惣蔵:六代目市川染五郎(二代目松本白鸚)
ウメ:岩下志麻
次郎:川津祐介
平吉:田中晋二
安蔵:初代中村萬之助 (二代目中村吉右衛門)
虎吉:渡辺文雄
おじい:加藤嘉
聖道夫人:井川邦子
ミツ:山岡久乃
タツ:荒木道子
ヒサ:小林トシ子
半平:織田政雄
勝やん:安部徹
武田勝頼:武内亨
黒駒の嫁:市原悦子
武田聖道:浜田寅彦
老女:原泉
方丈:小笠原章二郎
権さん:小林十九二
上杉謙信:八代目松本幸四郎(初代松本白鸚)
武田信玄:十七代目中村勘三郎
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深沢七郎の同名小説の映画化で、戦国時代を背景に笛吹川のほとりに住む貧農の五代にわたる約六十余年の物語。
「春の夢」の木下恵介が脚色・監督した。撮影も「春の夢」の楠田浩之。
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木下恵介監督・脚本の1960年の松竹映画です。
映像はモノクロに着色するという手法で撮られています。
絵巻物的な印象を強めるためかと思われますが、60年安保の年なので政治的に取られるのを嫌ったのかな。
反戦のメッセージが強烈です。
武田勝頼が生まれてから死ぬまでの甲斐の話ですが、視点は徹底して貧農の側にあります。
祖父が武田信玄に殺されたり合戦に行った家族はほとんど戦死します。
黒澤明ほどのダイナミックさはないですが、合戦のエキストラや馬の数が凄いですね。
キャストが豪華です。後半の高峰秀子の老けメイクが凄い。
高峰秀子と分からなかったという人も。
高峰秀子は東宝から信頼する床山(メイク)小林繁雄を呼んだそうです。
監督 木下惠介
脚本 木下惠介
原作 深沢七郎
製作 細谷辰雄
音楽 木下忠司
おけい:高峰秀子
定平:田村高廣
惣蔵:六代目市川染五郎(二代目松本白鸚)
ウメ:岩下志麻
次郎:川津祐介
平吉:田中晋二
安蔵:初代中村萬之助 (二代目中村吉右衛門)
虎吉:渡辺文雄
おじい:加藤嘉
聖道夫人:井川邦子
ミツ:山岡久乃
タツ:荒木道子
ヒサ:小林トシ子
半平:織田政雄
勝やん:安部徹
武田勝頼:武内亨
黒駒の嫁:市原悦子
武田聖道:浜田寅彦
老女:原泉
方丈:小笠原章二郎
権さん:小林十九二
上杉謙信:八代目松本幸四郎(初代松本白鸚)
武田信玄:十七代目中村勘三郎