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ザ・シューター 極大射程 [映画]

有楽町で「ザ・シューター 極大射程」見た。
1日の映画の日に見ようと思っていたのだが、都合が悪くなったので。
余談だがすぐ隣に俳優の山下真司が女連れでいた。

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元海兵隊のスナイパー、ボブ・リー・スワガー(マーク・ウォールバーグ)は一線を退き、広大な自然が広がる山奥で隠遁生活を送っていた。
しかし、退役したアイザック・ジョンソン大佐(ダニー・グローバー)が彼のもとを訪問し、大統領暗殺計画が発覚したため、ボブの力を借りたいと言う。
ところが、それは巧妙に仕組まれた罠だった。
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スティーブン・ハンターの「極大射程」の映画化で映画としてはなかなか面白かったのだが、原作ファンとしてはちょっと不満が残る。
やはりマーク・ウォールバーグに合わせて設定が変更されているのがちょっとひっかかる。
まず一番大きい違いは冒頭スワガーが相棒を失うのが、原作のベトナムと違い、エチオピアでの秘密作戦という事。
それ以外は割と原作に忠実だが、ウォールバーグが若いのでエチオピアにしたんだろうな。

演出もアクションは快調だが、ラストのケレンとか仕掛けの細かい所がちょっと粗い感じ。
フィラデルフィアでウォールバーグが追われる所は面白い。
銃器描写は丁寧だが、原作を超えるというほどではないなあ。

役者ではやはりダニー・グローヴァーが重みを見せるが、個人的にうれしいのは、上院議員役でネッド・ビーティが出ていた事。
昔の「スーパーマン」のジーン・ハックマンのルーサー役のドジな子分とか、「大陸横断超特急」とかで印象に残っている。
最近は偉い役が多いのだが、微妙に小物感が漂っているのが結構好き。

とりあえず映画を見て気になった人は原作(新潮文庫)を読む事を勧める。
原作はかなりの傑作なので。銃器描写が圧倒的。

ただ、やはり国家権力に銃で異議を唱えるというテーゼがある以上、なかなかアメリカ社会から銃は無くならないと思った。
レヴォン・ヘルムって、やはりザ・バンドのヘルムらしい。

原題 SHOOTER
製作年度 2007年
上映時間 125分
監督 アントワーン・フークア
原作 スティーヴン・ハンター
脚本 ジョナサン・レムキン
音楽 マーク・マンシーナ
出演 マーク・ウォールバーグ、マイケル・ペーニャ、ダニー・グローバー、ケイト・マーラ、
イライアス・コティーズ、ローナ・ミトラ、ネッド・ビーティ、レヴォン・ヘルム


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