過去のない男/街のあかり

アキ・カウリスマキ監督の映画を2本DVDで見ました。

「過去のない男」



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夜行列車でヘルシンキに着いた男が、暴漢に襲われて重傷を負い、極貧の一家に拾われて命は取り留めるが、記憶喪失に。
日雇い労働をして暮らすようになった彼は、救世軍で働く女性イルマと出会い、心を通わせていく。
アキ・カウリスマキ監督作の常連ヒロイン女優オウティネンが、本作で02年カンヌ映画祭主演女優賞を受賞。
フィンランドのムード歌謡＝イスケルマの名曲の数々とともに、監督がファンだと公言するクレイジーケンバンドの「ハワイの夜」が挿入歌として登場。
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アキ・カウリスマキ監督の長編15作目。2002年のフィンランド映画。
いかにもカウリスマキ監督らしい映画で音楽が素晴らしい。
カティ・オウティネンがカンヌ主演女優賞を撮ったのもめでたい。
記憶を失った男マルック・ペルトラも魅力的。
ラストは救いのある終わり方でほっとする。

監督 アキ・カウリスマキ
脚本 アキ・カウリスマキ
製作 アキ・カウリスマキ
イルマ カティ・オウティネン
過去のない男 マルック・ペルトラ
救世軍のマネージャー、バンドのヴォーカリスト アンニッキ・タハティ
救世軍バンド マルコ・ハーヴィスト&ポウタハウカ
ハンニバル タハティ
ニーミネン ユハニ・ニユミラ
カイザ・ニーミネン カイヤ・パリカネン
造船所の事務員 エリナ・サロ
アンティラ サカリ・クオスマネン
バーのオーナー アンネリ・サウリ
銀行員 オウティ・マエンパー
調査の役人 ペルッティ・スヴェーホルム

「街のあかり」



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フィンランドの名匠アキ・カウリスマキによる“敗者3部作”の最終章となる人間ドラマ。
ヘルシンキの街の片隅で生きる孤独な男が、人を愛することによって人間性を回復していくさまを描き出す。
恋人も友人もいない夜警員コイスティネンは、カフェで声を掛けてきた美しい女ミルヤに恋をする。
しかし彼女はマフィアが送り込んだ情婦だった。
強盗の罪を擦りつけられたコイスティネンは逮捕され、1年間の服役を言い渡されてしまう。
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アキ・カウリスマキ監督の長編16作目。2007年のフィンランド映画。
前作と比べるとちょっと悲しい話で主人公がヒドイ目に合う。
主人公のヤンネ・フーティアイネンが好演しているだけに気の毒。
音楽がいいのはカウリスマキ監督らしい。
ラストには救いがあるので救われます。
カティ・オウティネンも割と出番は短いながら出演している。

監督 アキ・カウリスマキ
脚本 アキ・カウリスマキ
製作 アキ・カウリスマキ
コイスティネン：ヤンネ・フーティアイネン
ミルヤ：マリア・ヤルヴェンヘルミ
リンドストロン：イルッカ・コイヴラ
アイラ：マリア・ヘイスカネン
少年：ヨーナス・タポラ
刑事：ペルッティ・スヴェホルム
ディスコのバンド：メルローズ　
スーパーのレジ係：カティ・オウティネン
犬：パユ