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有栖川有栖「闇の喇叭」 [本]

有栖川有栖「闇の喇叭」理論社 

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平世21年の日本。第二次世界大戦後、ソ連の支配下におかれた北海道は日本から独立。
北のスパイが日本で暗躍しているのは周知の事実だ。
敵は外だけとはかぎらない。地方の独立を叫ぶ組織や、徴兵忌避をする者もいる。
政府は国内外に監視の目を光らせ、警察は犯罪検挙率100%を目標に掲げる。
探偵行為は禁じられ、探偵狩りも激しさを増した。
そんな中、謎めいた殺人事件が起きる。
すべてを禁じられ、存在意義を否定された探偵に、何ができるのか。何をすべきなのか?
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有栖川さんには珍しく第二次大戦で歴史が変わり朝鮮半島の様に分断された日本を舞台にしたミステリです。
この話の一番のミソは探偵が禁じられているという所だと思いますが、その点は生かされていたかも。
今回起きた事件は解決しますが、続きがありそうな終り方でした。
理論社は倒産してしまいましたが、続編は今年出る予定だそうです。


闇の喇叭 (ミステリーYA!)

闇の喇叭 (ミステリーYA!)

  • 作者: 有栖川 有栖
  • 出版社/メーカー: 理論社
  • 発売日: 2010/06/21
  • メディア: 単行本



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