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霧島兵庫「フラウの戦争論」 [本]

霧島兵庫「フラウの戦争論」新潮社

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1818年ベルリン。士官学校校長という閑職に就いたクラウゼヴィッツ少将は「戦争の正体」を明らかにする論文を構想していた。
貴族出身の妻マリーを相手にナポレオン戦争の体験と教訓を語る中で彼の目に見えてきたものとは?
二百年後の現在もなお読み継がれる未完の古典的名著、その誕生の裏側を描き出す斬新な歴史小説誕生!
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今月の文庫の新刊に霧島兵庫「二人のクラウゼヴィッツ」新潮文庫がありました。8月28日刊。
クラウゼヴィッツには興味があるので検索してみた所、2020年に刊行された本書の文庫化でした。
という事で早速単行本を読みました。
これは面白かったです。
1818年、士官学校校長になったクラウゼヴィッツがナポレオンとの戦争を回想しつつ「戦争論」を執筆します。
ほとんどが負け戦のナポレオンとの戦いの回想が面白いですね。
プロイセンが最初にナポレオンに敗北したイエナの戦いから、ナポレオンの最後の戦いラ・ベル=アリエンス(ワーテルロー)の戦いまで。
クラウゼヴィッツの師シャルンホルスト、兄弟子グゼイナウも登場します。
本書の参考文献にも取り上げられている渡辺昇一「ドイツ参謀本部」も昔読んだな。


フラウの戦争論

フラウの戦争論

  • 作者: 霧島兵庫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/03/13
  • メディア: Kindle版



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