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工作艦明石の孤独4/ツインスター・サイクロン・ランナウェイ3/シャルル・ドゥ・ゴール 自覚ある独裁 [本]

林譲治「工作艦明石の孤独4」ハヤカワ文庫JA

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徐々に明らかになるワープ航法の真実。工作艦明石は地球圏へ航行できるのか?
そしてセラエノ星系人類の運命は?
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林譲治さんの新シリーズ4作目完結編です。
突然地球圏にワープができなくなった植民惑星の運命は。
色々と驚く展開もありますが、一番驚くのはラスト。そうきたか。
一応、この後に外伝が出る予定だそうです。

小川一水「ツインスター・サイクロン・ランナウェイ3」ハヤカワ文庫JA

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人類が星々へと拡散した遠未来。故郷の巨大ガス惑星を飛び出して女ふたり、銀河の文明圏を目指すテラとダイオード。
愛する人との念願の船出はしかし、さまざまな生活の課題や、予想外のトラブルの連続だった。
宇宙漁師の技術を活かして、一つ一つを乗り越えていくダイオードたち。
そして旅の果てに明らかになる、銀河全体とふたりの全人生を揺るがす衝撃の事実とは?
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小川一水さんの新作シリーズ3作目です。6000年後の未来。
テラとダイオードは銀河文明の中心地まで行くことになります。
様々な出会いや課題やトラブルを乗り越えてついに到着しますが、、
最後のどんでん返しには驚きました。
続編、あるのかな?

佐藤賢一「シャルル・ドゥ・ゴール 自覚ある独裁」角川ソフィア文庫

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20世紀の政治家で、シャルル・ドゥ・ゴールほどドラマチックな逸話を持つ人物はいないだろう。
1940年パリ陥落の際、ロンドンに逃れて「自由フランス」を設立。
ラジオでレジスタンスを呼びかけるが、ドイツの傀儡ヴィシー政府を率いるのは軍隊時代の上官ペタンだった。
暗殺の危機を乗り越え、フランス降伏の事態から自国を再生し、戦後はアメリカの保護を拒否。
フランスの威信を内外に訴えた生涯を描く、直木賞作家の本格評伝。
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佐藤賢一がドゥ・ゴールを描いた評伝。面白かったです。
英国で自由フランスを設立した際、対立したペタンが軍隊時代に世話になった上官だったというのは初めて知りました。
英国も米国もしたたかでドゥ・ゴールをカヤの外に置こうとしますが、ソビエトに協力すると見せて牽制するあたりはさすがドゥ・ゴールです。
アルジェ独立への判断も凄い。
ちょっとネタバレですが、次女がダウン症でできれば娘と平和に暮らしたかったというのが泣ける。
工作艦明石の孤独4 (ハヤカワ文庫JA)

工作艦明石の孤独4 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 林 譲治
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2023/04/25
  • メディア: Kindle版



ツインスター・サイクロン・ランナウェイ3 (ハヤカワ文庫JA)

ツインスター・サイクロン・ランナウェイ3 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 小川 一水
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2023/06/20
  • メディア: Kindle版



シャルル・ドゥ・ゴール 自覚ある独裁 (角川ソフィア文庫)

シャルル・ドゥ・ゴール 自覚ある独裁 (角川ソフィア文庫)

  • 作者: 佐藤 賢一
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2022/11/22
  • メディア: 文庫



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