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月村了衛「十三夜の焔」 [本]

月村了衛「十三夜の焔」集英社

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天明四年五月の十三夜。番方・幣原喬十郎は、湯島の路上で男女の惨殺体を発見する。
傍らには匕首を手に涙を流す若い男が一人。喬十郎は咄嗟に問い質すが、隙をつかれて取り逃がす。
やがて、逃げた男は大盗「大呪の代之助」一味の千吉だと判明。
殺害された男の周辺を洗う中、再び遭遇するも、千吉は殺害を否定し、再び姿を眩ませる。
十年後、喬十郎は、銭相場トラブルで一家を殺害された塩問屋の事件を追う過程で、両替商となった千吉(利兵衛)に出合う。
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月村了衛さんの新作時代小説です。
さすがは月村さん読ませました。
死体を発見した主人公とそこに凶器を持って泣いていた男。
この二人の何十年もの因縁の物語です。
実在人物の長谷川平蔵(鬼平)と遠山金四郎(金さん)が登場するのも楽しい。
鬼平ファンはちょっと怒るかも。


十三夜の焔

十三夜の焔

  • 作者: 月村 了衛
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2022/10/26
  • メディア: 単行本



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