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半暮刻/マリスアングル [本]

月村了衛「半暮刻」双葉社

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児童養護施設で育った元不良の翔太は先輩の誘いで「カタラ」という会員制バーの従業員になる。
ここは言葉巧みに女性を騙し惚れさせ、金を使わせて借金まみれにしたのち、風俗に落とすことが目的の半グレが経営する店だった。
〈マニュアル〉に沿って女たちを騙していく翔太に有名私大に通いながら〈学び〉のためにカタラで働く海斗が声をかける。
「俺たち一緒にやらないか……」。二人の若者を通した日本社会の歪み、そして「本当の悪とは」を描く社会派小説。
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月村了衛さんの最新作です。
女性を騙す会員制クラブの授業員になった、翔太と海斗。
この二人のある種の友情とその後の人生を描いて読ませますね。
最近も問題になった似た事件がありました。
さすがは月村さん、一気読みでした。

誉田哲也「マリスアングル」光文社

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塞がれた窓、防音壁、追加錠……監禁目的の改築が施された民家で男性死体が発見された。
警視庁捜査一課殺人班十一係主任、姫川玲子が特捜に入るも、現場は証拠が隠滅されていて糸口はない。
犯人はなんの目的で死体を放置したのか?
玲子の天性の勘と閃き、そして久江の心に寄り添う聞き込みで捜査が進展すると、思いもよらない人物が浮かび上がってきて??。
魚住久江が合流し、姫川班が鮮烈な進化を遂げるシリーズ第10作!
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誉田哲也さんの姫川玲子シリーズ最新作です。
姫川玲子の私生活にも大きな変化がありちょっと驚きました。
他にシリーズ化されている魚住久江が姫川班に移動となりそこも興味深いです。
さすがは誉田さん、読ませます。シリーズの続巻も楽しみです。


半暮刻

半暮刻

  • 作者: 月村了衛
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2023/10/18
  • メディア: Kindle版



マリスアングル 警部補 姫川玲子

マリスアングル 警部補 姫川玲子

  • 作者: 誉田 哲也
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2023/10/25
  • メディア: Kindle版



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