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銀の街から/三国志と中国 [本]

沢木耕太郎「銀の街から」朝日新聞社

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震えるような緊張と興奮、最高の幸福感、魔術的な一瞬…映画は、私たちを思いがけないほど遠くへと連れて行く。
朝日新聞紙上で15年以上つづく、映画評からはじまる名エッセイ第一弾。
2007年から2014年までの90篇を収載。
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沢木耕太郎さんが朝日新聞に連載している映画評をまとめた本です。
一時期は朝刊連載だったし、Webでも公開されているのでかなり読みましたが、本にまとまるとまた面白いですね。
この評が面白そうなので見た映画も結構あります。
この本に収録されている所だと「フライト」「パイレーツ・ロック」「オーケストラ!」「ボローニャの夕暮れ」「瞳の奥の秘密」「彼女が消えた浜辺」「モンガに散る」といった映画。
この前のエッセイをまとめた本も出ているので読まなくては。


陳舜臣「三国志と中国」文春文庫

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魏の曹操、蜀の劉備、呉の孫権、そして関羽、天才軍師・諸葛孔明…天下を三分した男たちが戦うドラマ『三国志』は、世界中で最も愛読されている書物である。
『秘本三国志』の著者が中国に精通する人々と語る『三国志』の魅力は。英雄たちの素顔は。宰相の条件は。
また中国人のものの見方、考え方、悠久の歴史と英知にふれる。
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陳舜臣さんが色々な作家や歴史家との三国志を中心とした対談をまとめた本です。
陳さんの歴史観がうかがいしれて面白いです。
陳さんの信長は曹操を意識していたのではないかという意見が興味深いです。
文革時代の孔子批判運動を取り上げた対談はさすがに時代の流れを感じさせますが。


銀の街から

銀の街から

  • 作者: 沢木耕太郎
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2015/02/06
  • メディア: 単行本



三国志と中国 (文春文庫)

三国志と中国 (文春文庫)

  • 作者: 陳 舜臣
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1995/09/10
  • メディア: 文庫



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