銀河英雄伝説列伝1 晴れあがる銀河

「銀河英雄伝説列伝1 晴れあがる銀河」創元SF文庫


各話の展開に触れています。

ネタバレが嫌いな人は注意。





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遠未来の宇宙。
専制君主が支配する帝国と、独裁に抵抗する自由惑星同盟、そして帝国領でありながら陰で権力を操るフェザーン自治領という銀河の盤面で繰り広げられる英雄たちの闘争と栄光を描いた宇宙叙事詩は、刊行から現在に至るまで日本SFの金字塔として永らく読者を魅了し続けている。
『銀河英雄伝説』を愛してやまぬ作家たちが捧げる六編を収録する公式トリビュート短編集。
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田中芳樹さんの『銀河英雄伝説』の公式トリビュート短編集です。
小川一水「竜神滝の皇帝陛下」石持浅海「士官学校生の恋」小前亮「ティエリー・ボナール最後の戦い」太田忠司「レナーテは語る」高島雄哉「星たちの舞台」藤井太洋「晴れあがる銀河」の六編を収録。
ラインハルトの新婚旅行、ヤンの士官学校時代のエピソード、オーベルシュタインがラインハルトと出会う前の話、ルドルフの銀河帝国建国時の秘話とバラエティに富んでいて面白かったです。
個人的には小川一水さんの「竜神滝の皇帝陛下」がさすがでした。
艦隊戦を描きウランフ少将が登場する「ティエリー・ボナール最後の戦い」も楽しめました。
続巻が楽しみです。

銀河英雄伝説列伝１ (創元SF文庫)

• 出版社/メーカー: 東京創元社
• 発売日: 2020/10/30
• メディア: Kindle版