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五木寛之、佐藤優「異端の人間学」 [本]

五木寛之、佐藤優「異端の人間学」幻冬舎新書

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野蛮で残酷、時に繊細で芸術に過剰なまでの情熱を傾けるロシア人。
日本と近く、欧米に憧れて近代化してきたという似通った過去も持つ。
だが私達は、隣国の本性を知っていると言えるのか。
欧米中心のヘゲモニーが崩れつつある今、世界はロシアが鍵の一つを再び握った。
ロシアを知り理解し得なければ、今後日本は生き残れない。
一九六〇年代からソ連・ロシアと深く関わってきた二人の作家が、文学、政治経済、宗教他あらゆる角度からロシアを分析。
人間とは、国家とは、歴史とは、そして日本人とは何かを浮き彫りにしたスリリングな知の対論。
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五木寛之さんと佐藤優さんの対談本です。
2015年に刊行された本ですが、不覚にも知らなかったです。
異色の組み合わせですがこれが面白い。
ロシアの話が多いのですが、佐藤さんも影響を受けた「蒼ざめた馬を見よ」「さらばモスクワ愚連隊」をモノした五木さんだけに佐藤さんとがっぷり四つ。
文学、宗教の話も面白く、特に宗教の話はむしろ五木さんが押している感があります。
五木さんは昔は小説やエッセイを良く読んだのですが、最近はご無沙汰です。
80才でこの知性は凄い。また読んでみるかな。


異端の人間学 (幻冬舎新書)

異端の人間学 (幻冬舎新書)

  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2015/08/06
  • メディア: 新書



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coco030705

五木さんは面白いし、よく考えて物を言う人という感じがします。
ロシアのこともよく知っている人ですね。佐藤優さんは知らないのですが、この本は今こそ読むべき、ぜひ読んでみますね。
by coco030705 (2022-05-15 01:18) 

きさ

ココさん、コメント&niceありがとうございます。
佐藤優さんはスゴイ人です。
鈴木宗男事件に巻き込まれて逮捕されたのは気の毒でしたが、結果的に作家になったのは良かったですかね。
by きさ (2022-05-15 11:44) 

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