SSブログ

アリゾナ無宿/逆襲の地平線/果てしなき追跡 [本]

逢坂剛「アリゾナ無宿」新潮文庫

------------
時は1875(明治8)年、乾ききったアリゾナの地に、稀代の早撃ちガンマンが訪れた。
ひょんな縁から知り合ったのはハコダテから流れ着いたサムライ、そしてしたたかな小娘。
賞金つきの“お尋ね者"を追う旅が始まった――。照りつける太陽、砂塵舞う荒野。火を噴くコルトSAA、
きらめく白刃。襲い来るアパッチをかわし、駅馬車を乗り継いで、町から町へ。今、甦る西部劇の興奮。
------------

逢坂剛さんの西部小説です。意外な縁から知り合ったガンマン、サムライ、したたかな小娘の三人。
魅力的なトリオの中で気になるのはハコダテから来た記憶を失ったサムライ”サワグロ”。
時代設定からしてあの人だと思うのですが、、本作ではその正体は明かされず。

逢坂剛「逆襲の地平線」新潮文庫

------------
コマンチにさらわれた娘を奪還せよ!砦から砦へ、サボテンの荒野を抜け、凄腕の賞金稼ぎと謎のサムライ、そしてしたたかな小娘が、アリゾナを出発し、遙かな大西部をゆく…。
気高くも勇敢なる男たちが対峙するとき、裏切り者が姿を現した!西部劇のエッセンスと現代エンターテインメントの技、ここに結晶。
------------

「アリゾナ無宿」の続編。コマンチにさらわれた娘を奪還する依頼に応じた三人が西部を行きます。
相変わらずサムライ”サワグロ”は活躍しますが、正体は明かされず。
本作でワイアット・アープの事が言及され、意外な事から知り合う事になると、さらなる続編が示唆されていたのですが、、

逢坂剛「果てしなき追跡」中央公論新社

------------
新選組副長・土方歳三は、新政府軍の銃弾に斃れた―はずだった。一命を取り留めた土方は、米国船に乗せられ彼の地へ渡る。
だが、意識を取り戻した彼は、記憶を無くしていたのだった。すべてを失ったサムライと、彼を追いかける一人の少女。
海を、大地を駆けめぐる、壮大なる旅がここに始まる!
------------

インタビューによると「アリゾナ無宿」のシリーズは中断してしまったそうですが、サムライ”サワグロ”はやはり土方歳三でした。
という事で土方が記憶を失ってアメリカに渡るという前日談が描かれました。昨年出ました。
ただ、完結していません。あと2冊を書く予定だそうですが、「逆襲の地平線」のその後も描いて欲しい所です。

土方歳三、アメリカ西部を駆ける
https://www.yomiuri.co.jp/life/book/news/20170203-OYT8T50031.html


アリゾナ無宿 (中公文庫)

アリゾナ無宿 (中公文庫)

  • 作者: 逢坂 剛
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2016/12/21
  • メディア: 文庫



アリゾナ無宿 (新潮文庫)

アリゾナ無宿 (新潮文庫)

  • 作者: 逢坂 剛
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2005/03/27
  • メディア: 文庫



逆襲の地平線 (中公文庫)

逆襲の地平線 (中公文庫)

  • 作者: 逢坂 剛
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2016/12/21
  • メディア: 文庫



逆襲の地平線 (中公文庫)

逆襲の地平線 (中公文庫)

  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2016/12/25
  • メディア: Kindle版



果てしなき追跡

果てしなき追跡

  • 作者: 逢坂 剛
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2017/01/17
  • メディア: 単行本



果てしなき追跡

果てしなき追跡

  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2017/01/25
  • メディア: Kindle版



nice!(2)  コメント(0)