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ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争 [本]

ディヴィッド・ハルバースタム「ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争」文藝春秋

読み終りました。面白かったです。
アメリカの著名なジャーナリストの遺作です。
北朝鮮軍の攻撃により韓国軍と米軍は総崩れとなりますが、釜山近くの橋頭堡で抵抗します。
マッカーサーの仁川上陸作戦で北朝鮮軍は潰走、そして中国国境近くまで攻め上った米軍は中国軍の参戦により大打撃を受けます。

戦争の様相だけではなく、時のトルーマン大統領の民主党と共和党の対立、マッカーサーの政治的な動きなどが描かれています。
アメリカが政治により戦争の行方が左右される、それは朝鮮戦争だけでなく、ベトナムもそしてイラクもそうなんでしょう。

出色なのは戦場での兵士たちのインタビューによる証言の厚みです。
ただ、日本や戦争の舞台になった韓国・朝鮮人の影は薄いです。
あくまでもアメリカから見た朝鮮戦争のドキュメントとして読むべきですね。

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51302853.html
http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2009/11/post-7291.html
ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争 上

ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争 上

  • 作者: ディヴィッド・ハルバースタム
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2009/10/14
  • メディア: 単行本



ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争 下

ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争 下

  • 作者: ディヴィッド・ハルバースタム
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2009/10/14
  • メディア: 単行本



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