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三谷幸喜のありふれた生活14 /一瞬の夏/人の砂漠 [本]

三谷幸喜「三谷幸喜のありふれた生活14 いくさ上手」朝日新聞出版

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連載はついに八〇〇回を突破!二度目の大河ドラマ「真田丸」も放送が始まり…
「面倒ジジイ」へ一直線!?いくつになっても脚本家の日々はハプニングと切り離せない!!
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朝日新聞連載の三谷幸喜さんのエッセイ、14冊目です。
大河ドラマ「真田丸」の執筆から放送が始まるまでの期間なので大河の裏話が多く興味深かったです。
もちろん三谷さんは他の仕事もたくさんされているのでその話も。相
変わらず面白かったです。


沢木耕太郎「一瞬の夏」上下 新潮文庫

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強打をうたわれた元東洋ミドル級王者カシアス内藤。
当時駆けだしのルポライターだった“私"は、彼の選手生命の無残な終りを見た。
その彼が、四年ぶりに再起する。
再び栄光を夢みる元チャンピオン、手を貸す老トレーナー、見守る若きカメラマン、そしてプロモーターとして関わる“私"。
一度は挫折した悲運のボクサーのカムバックに、男たちは夢を託し、人生を賭けた。
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沢木耕太郎さんがボクサーのカシアス内藤のカムバックを描いたノンフィクションです。
「敗れざる者たち」の「クレイになれなかった男」で韓国での内藤の復活戦の挫折を描いた沢木さんが、再度カムバックしようとする内藤にのめりこんでいきます。
ノンフィクションの枠を超えて試合のプロモーションまで行います。そして、、
余談ですが、沢木さんは遥か後にガンにかかった内藤がジムを開く際にも協力したそうです。


沢木耕太郎「人の砂漠」新潮文庫

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一体のミイラと英語まじりの奇妙なノートを残して、ひとりの老女が餓死した
―老女の隠された過去を追って、人の生き方を見つめた「おばあさんが死んだ」、元売春婦たちの養護施設に取材した「棄てられた女たちのユートピア」をはじめ、ルポルタージュ全8編。
陽の当たらない場所で人知れず生きる人々や人生の敗残者たちを、ニュージャーナリズムの若き担い手が暖かく描き出す。
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沢木耕太郎さんの短編集です。
どれも面白かったですが、やはり戦後天皇へ申し立てをした人々を描いた「不敬列伝」が一番おもしろかったかな。
あの「ゆきゆきて、神軍」の奥崎謙三も取り上げられています。


三谷幸喜のありふれた生活14 いくさ上手

三谷幸喜のありふれた生活14 いくさ上手

  • 作者: 三谷幸喜
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2016/09/20
  • メディア: 単行本



一瞬の夏 (上) (新潮文庫)

一瞬の夏 (上) (新潮文庫)

  • 作者: 沢木 耕太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1984/05
  • メディア: 文庫



一瞬の夏 (下) (新潮文庫)

一瞬の夏 (下) (新潮文庫)

  • 作者: 沢木 耕太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1984/05
  • メディア: 文庫



人の砂漠 (新潮文庫)

人の砂漠 (新潮文庫)

  • 作者: 沢木 耕太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1980/12/29
  • メディア: 文庫



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