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八木教広『CLAYMORE』 [マンガ]

八木教広『CLAYMORE』(クレイモア)読みました。
月刊ジャンプで連載されていたダーク・ファンタジー。
ファンタジーといっても魔法は出てきません。基本は肉弾戦。
これは面白いです。設定が凝ってますね。
今はジャンプSQ連載だそうです。

人間を食う「妖魔」が跋扈する世界を舞台に、妖魔を倒すべく作られた半人半妖の女戦士「クレイモア」の1人・クレアの話です。
「クレイモア」には女性しかいないと言う設定はありがちですが、実は結構設定がしっかりしています。
16巻まで出ている様ですが、とりあえず12巻まで。
これは楽しみです。
割と「寄生獣」の影響は大きいかな。

鷹見一幸「会長の切り札 忍者ガールで罠をはれ!」 [マンガ]

鷹見一幸「会長の切り札 忍者ガールで罠をはれ!」角川スニーカー文庫

鷹見さん初の学園もの2巻。
地方の町の合併の話がこじれて高校の統廃合を生徒同士の対決で決めるという話です。
前作は共学の主人公の高校と男子校の対決でしたが、今回は女子高が相手。
例によって対決の設定に凝っていて、ラストは盛り上がります。
3巻の「軍師ゲームの裏を読め」は今月出ています。
4巻で完結なのかな。

マンガの話色々 [マンガ]

マンガの話を色々と、、

柳沼行「ふたつのスピカ」メディアファクトリー

宇宙を目指す少女の物語。
NHKでドラマ化されていました。NHKにファンがいるのかな。
まだ全部読んでいませんが、マンガも雑誌連載では完結しました。

モデルグラフィクスの4月号から宮崎駿さんの新連載「風立ちぬ」が始まっています。
零戦の設計者の話です。
今月は休載でしたが本にまとまるのが楽しみ。

「月刊フラワーズ」は買っていますがやはり面白い。
現在連載中の中では小玉ユキ「坂道のアポロン」が一押し。
吉田秋生「海街diary」、渡辺多恵子「風光る」、田村由美「7SEEDS」も目が離せません。
明日10月号が出ます。

諸星大二郎インタビューが以下にあります。写真も多くて楽しいです。
http://manganohi.com/interview/22/16670.html

バックナンバーも含めてご覧下さい。

マンガと私(終) そして現在 [マンガ]

マンガに関しては現在はいくつかコミックを買っている程度です。

ざっと上げると、、
青池保子「エロイカより愛をこめて」、芳崎せいむ「金魚屋古書店」、
二ノ宮知子「のだめカンタービレ」。田中芳樹/道原かつみ「銀河英雄伝説」、
今市子「百鬼夜行抄」、紫堂恭子、諸星大二郎など
ただ、活字と違って場所を取るのが難点ですね。

なので時々マンガ喫茶でまとめて読んだり、子供と行った児童館なんかで読んだりもしています。
「NANA」とか「鋼の錬金術師」はそうして読みました。
青年誌は割とマメに立読みをしていますが、少女マンガ系の雑誌はほとんど読まなくなりました。

少女マンガ系の雑誌ではその後も「プチ・フラワー」だけは買っていました。
「プチ・フラワー」は一時期月刊化されていましたが、88年からは隔月刊でした。
萩尾望都は「イグアナの娘」「残酷な神が支配する」などの力作を発表していました。

「プチ・フラワー」は2002年に「別冊少女コミック」から一部連載を引き継いで
「月刊フラワーズ」となりました。今も唯一これだけ買っています。
かっての「別冊少女コミック」の流れを継いでいて読みごたえあります。

今連載されているものだけでも、吉田秋生「海街diary」、渡辺多恵子「風光る」、田村由美「7SEEDS」、小玉ユキ「坂道のアポロン」などなど。
萩尾望都がコンスタントに書いているのもポイント高いです。

やはりあまりマンガの好みに関しては変っていない様です。

マンガと私(10) それから [マンガ]

アルバイトに明け暮れる生活に疲れて、情報系の専門学校に入り直し就職しました。
就職してもマンガは相変らず読んではいましたが、だんだん少年誌は読まなくなりました。
最後に読んでいたのはジャンプの「スラムダンク」ですね。
少女マンガも読んでいましたがこちらも雑誌は読まなくなり、気になるものはコミックを買ってました。

この頃、角川書店から月刊Asuka(85年)が創刊されました。
確かに豪華なラインナップでしたが、角川書店は割と強引に小学館と白泉社あたりからマンガ家を引き抜いてちょっと話題になりました。山岸涼子とか大島弓子とか。

手塚治虫が89年に亡くなったのはやはりショックでした。
昭和が終ったという印象を受けました。
全般にマンガに関しては以前ほど熱心な読者というほどでもなくなってきていました。

(つづく)

マンガと私(9) 疾風怒涛の時代2 [マンガ]

大学は抹籍となりアルバイトしながら名画座と古本屋に入り浸る日が続いていました。
時代は80年代に入っていました。
大友克洋を代表とするマンガニューウェーブの作家達はメジャーになり、大友は「童夢」「AKIRA」を発表しました。
後に大友は「AKIRA」のアニメーション化により映像作家の方向に向かう事になります。
「プチフラワー」は月刊化され、萩尾望都は「メッシュ」「半神」「マージナル」といった作品を精力的に発表していきます。
もう少し後になりますが、「プチフラワー」には紫堂恭子「辺境警備」、岡野玲子「ファンシィダンス」などが掲載されていました。

当時異色のまんが雑誌として「漫画ブリッコ」(セルフ出版)がありました。
いわゆるロリコン系のマンガ雑誌ですが、編集長は現在作家の大塚英志で面白い試みをしていました。
みやすのんき(当時、洋森しのぶ名義)や藤原カムイ、岡崎京子、白倉由美などがこの雑誌出身です。
余談ですが、この雑誌に評論家の中森明夫が「『おたく』の研究」を発表したのが、いわゆる「オタク」の語源です。
この時は「おたく」は完全に蔑称だったので、いまだにこの言葉には複雑な思いがあります。

個人的には疾風怒涛の時代に疲れ始めていました。

マンガと私(7) 疾風怒涛の時代1 [マンガ]

横浜の大学に籍だけ置いて、バイトで稼いだお金で名画座と古本屋に入り浸る日でした。
最初は横浜のアパートの近くにも貸本屋があったのですが、割とすぐになくなってしまったので、その後は雑誌も古本屋で購入していました。
鹿児島と違い古本屋がたくさんあり、雑誌を安く売っている古本屋もたくさんありました。
この頃面白かったマンガをあげてみると、、

諸星大二郎「暗黒神話」「孔子暗黒伝」(少年ジャンプ連載)、星野之宣、
吾妻ひでお「ふたりと5人」「やけくそ天使」「不条理日記」、
大友克洋「ショートピース」「Fire-Ball」「気分はもう戦争」、
関川夏央・谷口ジロー「リンド!3」、いしかわじゅん「憂国」、
とり・みき、高野文子「絶対安全剃刀」、柴門ふみ、高橋葉介、
(いわゆるマンガニューウェーブ)
吉田秋生「カリフォルニア物語」(別冊少女コミック)、
くらもちふさこ「いつもポケットにショパン」「おしゃべり階段」、
河あきら「いらかの波」、亜月裕「伊賀野カバ丸」、
槇村さとる「愛のアランフェス」、多田かおる(以上:別冊マーガレット)
一条ゆかり「砂の城」 山岸凉子「アラベスク」 (りぼん)

などなど。個人的にもマンガの世界も疾風怒涛の時代でした。

(つづく)

マンガと私(6) 少女マンガの時代 [マンガ]

マンガの世界には少女マンガの時代がやって来ていました。
萩尾望都は「週刊少年チャンピオン」で、光瀬龍原作の「百億の昼と千億の夜」を連載しました。
他にも里中満智子や竹宮恵子などが少年誌に進出しました。
また、小学館は「別冊少女コミック」の年齢層の上昇に対応して「プチフラワー」を創刊します。
萩尾望都を始めとする小学館出身の24年組はこの後は「プチフラワー」に作品を発表する事が多くなります。
また、この頃いわゆるマニア向けのマンガ情報誌が発行されました。
「だっくす」という誌名が後に「ぱふ」と変わり分裂して「ふゅーじょんぷろだくと」という雑誌も出ていました。
古本屋で「だっくす」を入手し「ぱふ」も「ふゅーじょんぷろだくと」も買っていました。
個人的には浪人の末何とか横浜の大学へ入学しましたが、学校にはほとんど足を踏み入れませんでした。

(つづく)

マンガと私(5) 貸本屋時代2 [マンガ]

高校に入っても移った下宿の近くにも複数の貸本屋があり、貸本屋には相変わらずお世話になっていました。
また鹿児島の繁華街、天文館にあった古本屋に通い始めて、小説やマンガの文庫や単行本を安く買ってもいました。
小説では筒井康隆などのSFを読み漁っていたので、かなりブラックな笑いも好きでした。
この頃、山上たつひこの「喜劇新思想大系」を雑誌で読んであまりの破壊的ギャグに驚嘆。
後に「がきデカ」を読んでも微温的に感じたくらい凄かったです。
貸本屋で一部が収録された「喜劇新思想大系」の単行本も読みましたが、あまりにヤバイネタが多いので全編が収録された文庫版が出たのはかなり後になってからです。
あとは「高校生無頼控」とか「子連れ狼」とか劇画も良く読んでました。
少年サンデー、マガジン、ビッグコミックなどの雑誌も読み、別冊少女コミックなどの少女マンガ雑誌も貸本屋を中心に読んでいて、名画座やロードショーにも行っていたので、正直、勉強などする時間はなく、成績はどんどん下がっていきました。
この頃、「別冊少女コミック」で萩尾望都「11人いる!」を読み、少女マンガの時代が来ていると思いました。

(つづく)

マンガと私(4) 少女マンガを発見 [マンガ]

中学の友人の家に遊びに行って友人の妹の「別冊少女コミック」をたまたま読みました。
その「別冊少女コミック」には萩尾望都の「ポーの村」が掲載されていました。
萩尾望都の初期の代表作「ポーの一族」の1話です。
「ポーの一族」のあまりの素晴らしさに驚いて、以後少女マンガを読むようになります。
中学3年から家の事情で下宿していたので、やがては貸本屋でほとんどの少女マンガ雑誌を借りるように。
やはりSF性の高かった萩尾望都が一番でしたが、名前だけでも上げると、水野英子「ファイヤー!」、青池保子、竹宮惠子、大島弓子、木原敏江、山岸凉子、樹村みのり、ささやななえ、などの24年組、などの代表作はほどんど読みました。

(つづく)