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高野秀行「辺境中毒!」など [本]

高野秀行「辺境中毒!」集英社文庫

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辺境を旅するってこんなに楽しい!!
コンゴ、ミャンマー、インドなど、世界中を旅する著者による辺境探検のススメ。
目を凝らせば辺境はいたるところに存在する!
角田光代や大槻ケンヂ、角幡唯介らとの対談も収録。(解説/杉江由次)
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高野秀行さんはまさに辺境中毒。
辺境を旅する楽しさ、大変さが存分に書かれています。
体験記だけでなく角田光代、大槻ケンヂらとの対談も収録されています。
ブレーキの利かないバイクで死にかけたり、アヘン中毒を粉らわすための酒でアルコール中毒になったりも、、
面白いがマネできないですね。

高野さんの本は「謎の独立国家ソマリランド」の前に何か読んだな、と思っていたのですが、、
それが清水克行さんとの対談本「世界の辺境とハードボイルド室町時代」でした。
その続編「辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦」も読みました。
その2冊の感想は以下です。まあ、他の本の話もありますが。

https://kisa1.blog.ss-blog.jp/2018-08-05


【カラー版】辺境中毒! (集英社文庫)

【カラー版】辺境中毒! (集英社文庫)

  • 作者: 高野秀行
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2014/05/01
  • メディア: Kindle版



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ワセダ三畳青春記/アジア新聞屋台村 [本]

「謎の独立国家ソマリランド」「恋するソマリア」が面白かったので高野秀行さんの本を何冊か読みました。

高野秀行「ワセダ三畳青春記」集英社文庫

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家賃12000円。早稲田の超ボロアパート野々村荘はケッタイな住人だらけ。三畳一間の私の部屋は探検部のタマリ場となり…。
限りなく「おバカ」な青春を描いた書き下ろし傑作。(解説・吉田伸子)
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これは面白かった。
何と早稲田大学の正門のすぐ近くの三畳間で高野さんが暮らした話。
高野さんは早稲田の探検部なので元々は探検部の後輩の紹介。
海外に1年近く行っていても仲間の誰かがその部屋に住んでいるというのが凄い。
野々村荘のエピソードは抱腹絶倒ですが、高野さん自身がヤバい植物を食べておかしくなったりするのでいい子はマネしてはいけません。
ラスト、野々村荘を去っていく高野さんが泣ける。

高野秀行「アジア新聞屋台村」集英社文庫

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エスニックな香り溢れるタフで愉快な会社!?
東京にある小さな新聞社エイジアンはアジアの多国籍の人間が机を屋台のように並べて新聞を作っている。
そこに迎えいれられたタカノ青年は…。タフで心躍る青春友情冒険物語。(解説/角田光代)
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東南アジアの複数の新聞を発行している新聞社エイジアン。
まだ野々村荘にいた高野さんはこの会社の新聞作りを手伝う事になりますが、、
若い女性社長は、校正って何ですか?とか超アバウト。
とりあえず作ってみて売れなければやめてしまうとか、、
それに振り回される高野青年。
「ワセダ三畳青春記」と同じく青春期の続編という感もあり面白かったです。


ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)

ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)

  • 作者: 高野秀行
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2014/04/17
  • メディア: Kindle版



アジア新聞屋台村 (集英社文庫)

アジア新聞屋台村 (集英社文庫)

  • 作者: 高野秀行
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2014/03/06
  • メディア: Kindle版



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