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ゲームセットにはまだ早い/マイルズの旅路 [本]

須賀しのぶ「ゲームセットにはまだ早い」幻冬舎

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クビを宣告されたプライドばかり高いエース、過去から逃れられない元プロ野球選手、夢と家族の間で葛藤するキャプテン…。
ひとりの監督との出会いが、そんな問題だらけの社会人野球チームに奇跡を起こす。
元気と勇気が湧いてくる大人のための、読む栄養ドリンク。
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須賀しのぶさんはコバルトのライトノベル時代に友人に借りて愛読していました。
最近は一般文芸に舞台を移し、大藪春彦賞を受賞したり直木賞候補になるなど活躍していますが、読んでいませんでした。
本作で久々に須賀作品を読んでみましたが、いいですね。
社会人野球チームを描いて読ませます。
キャラクターがみな良く、社会人野球の過酷さも良く描かれていたと思います。


ロイス・マクマスター・ビジョルド「マイルズの旅路」創元SF文庫

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皇帝直属聴聞卿マイルズは途方に暮れていた。
皇帝の命で、“キボウダイニ"と呼ばれる惑星で人体冷凍術の蘇生会社主催の会議に参加したところ、反乱分子らしき連中に誘拐されてしまったのだ。
誘拐犯の手からは逃れたものの、地下に広がる冷凍睡眠施設で迷ってしまい、偶然出会った少年ジンに助けられた。
ジンの母親は何らかの事情で強制的に冷凍睡眠させられているらしい。
この惑星で何が起きているのか? 大人気のシリーズ最新刊。
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ビジョルドのマイルズシリーズの最新刊です。相変わらず読ませますね。
マイルズは“キボウダイニ"という惑星で誘拐され逃げ出した所で少年に助けられます。
キボウダイニは日本をルーツとする植民惑星で訳者をヒントとするアヤコというキャラクターも
登場します。
前半は苦闘するマイルズですが、後半は弟のマークなども協力し陰謀と対決します。
シリーズのファンにはおなじみの人物の消息にも触れられています。
ラストにはマイルズにとっても大きな出来事があります。
一応、マイルズシリーズとしては現時点では最後ですが、創元のサイトによると外伝のマイルズの母のコーデリアの話を出すようです。
訳者のあとがきによると次は五神教シリーズを訳す予定だそうなのでその次かな。
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