SSブログ

米露開戦/機密奪還 [本]

トム・クランシー、マーク・グリーニー「米露開戦」1-4新潮文庫

------------
ロシア政府はシロヴィキといわれる治安・国防機関の出身者に牛耳られていた。
彼らは、特権により私服を肥やし、メディアを操り、体制批判者の暗殺さえ厭わない。
ヴォローディン大統領がその筆頭で、彼はかつてのソ連のような、大ロシア帝国を築こうとしていた。
その突破口として目をつけたのが、ウクライナだった――。
ロシア軍のウクライナ侵攻を、見事に的中させた巨匠の遺作!
------------

トム・クランシーとマーク・グリーニーの共著3作目でクランシーの遺作です。
ロシアがウクライナに侵攻するという話です。
アメリカでは2013年に日本では2014年に刊行され、2014年のロシアのクリミア侵攻、2022年のウクライナ侵攻を予言したと話題になりました。
まあ、そこは小説なのでアメリカと〈ザ・キャンパス〉の活躍でウクライナ侵攻は頓挫します。
ただ、この小説でもロシア大統領は失脚せず、ウクライナへの再侵攻をあきらめないという終わり方になっています。


マーク・グリーニー「機密奪還」上下新潮文庫

------------
「ジャック・ライアン」シリーズの鮮烈なスピンオフ!
対テロ民間極秘組織〈ザ・キャンパス〉工作員ドミニク・カルーソーは、インドで元イスラエル特殊工作員ヤコビの家に居候し、格闘術を学んでいた。
だが、訓練中に正体不明の暗殺部隊に襲われ、一家は皆殺しになった。
ヤコビが狙われたのは、ワシントンのエリート政府職員が情報開示団体に漏らした匿名リークが原因だった。
九死に一生を得たドミニクは復讐の念に燃え、犯人の追跡を開始する。
------------

マーク・グリーニー単独での続編ですが、〈ザ・キャンパス〉のドミニク・カルーソーが単独で活躍する番外編です。
日本では続巻の「米朝開戦」が先に刊行されましたが、アメリカではこちらが先だったという事でこちらから読みました。
ドミニクの単独行という事でグリーニーらしく読ませます。
ただリークした男はイランの諜報員に操られていたのでちょっと気の毒な感じも。
「米朝開戦」も入手済みで読んでいる所です。


米露開戦 1 (新潮文庫)

米露開戦 1 (新潮文庫)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/12/22
  • メディア: 文庫



米露開戦 2 (新潮文庫)

米露開戦 2 (新潮文庫)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2014/12/22
  • メディア: 文庫



米露開戦 3 (新潮文庫)

米露開戦 3 (新潮文庫)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/01/28
  • メディア: 文庫



米露開戦 4 (新潮文庫)

米露開戦 4 (新潮文庫)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/01/28
  • メディア: 文庫



機密奪還(上) (新潮文庫)

機密奪還(上) (新潮文庫)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/03/29
  • メディア: 文庫



機密奪還(下) (新潮文庫)

機密奪還(下) (新潮文庫)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/03/29
  • メディア: 文庫



nice!(0)  コメント(0) 

人間六度「スター・シェーカー」 [本]

人間六度「スター・シェーカー」早川書房

------------
人類がテレポート能力に目覚めた近未来。
事故で能力を失った赤川勇虎は、違法テレポートによる麻薬密売組織から逃亡した少女ナクサと出会う。
逃亡の果て超越的な能力に目覚めた勇虎はこの宇宙の根幹に関わる秘密を知り……緊迫のハイパーインフレ瞬間移動SF。
------------

第9回ハヤカワSFコンテスト大賞受賞作。
人類がテレポート能力に目覚めてすべての物流、人の移動はテレポートで行われる未来。
テレポートをめぐる陰謀に巻き込まれて事故で能力を失った主人公が、ある組織から逃亡した少女と出会います。
魅力的なアイディアが詰め込まれた話で面白かったです。
ちょっと文章や描写はちょっとわかりにくいです。
ちょっとスプラッタ的な描写があるので苦手な人は注意。


スター・シェイカー

スター・シェイカー

  • 作者: 人間 六度
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2022/01/19
  • メディア: Kindle版



nice!(0)  コメント(0) 

ベルファスト [映画]

「ベルファスト」見ました。

1.jpg

------------
俳優・監督・演出家など多岐にわたって活動するケネス・ブラナーの半自伝的ドラマ。
幼少期を過ごした北アイルランド・ベルファストを舞台に、9歳の少年を取り巻く日常と、激動の時代に翻弄(ほんろう)される故郷を描く。
ドラマシリーズ「アウトランダー」などのカトリーナ・バルフ、オスカー女優のジュディ・デンチ、『フィフティ・シェイズ』シリーズなどのジェイミー・ドーナンのほか、キアラン・ハインズ、ジュード・ヒルらが出演。
トロント国際映画祭で観客賞に輝くなど、数々の映画賞で高い評価を得た。
------------

mv75804_103747fd17cbf2d7e750f4cb2ecec479b07d26.jpg

ケネス・ブラナーの自伝的映画です。
ブラナーの監督作品もいくつか見ていますが、割と手堅い職人監督という印象でした。
本作は自伝的作品という事で作家性を押し出した作品となりました。
これは面白かったですね。
俳優陣はみないいですが、やはり祖母のジュディ・デンチが素晴らしい。
ほとんどモノクロで少年時代を描きますが、プロテスタントとカトリックの争乱がハラハラさせます。
ブラナーは60年生まれで私の3つほど年下です。
登場する映画や音楽が同世代として懐かしいですね。
少年の主人公がテレビや映画館で見る映画は「チキ・チキ・バン・バン」「真昼の決闘」「スタートレック」など。
主人公がクリスマスプレゼントで「サンダーバード」のコスチュームを着るシーンも楽しい。
静かな映画ですがラストは泣かせます。

intro_head_sp.jpg

監督 ケネス・ブラナー
脚本 ケネス・ブラナー
製作 ケネス・ブラナー他
音楽 ヴァン・モリソン
主題歌 「Down to Joy」ヴァン・モリソン
バディ:ジュード・ヒル
マー(バディの母親):カトリーナ・バルフ
パー(バディの父親):ジェイミー・ドーナン
グラニー(バディの祖母):ジュディ・デンチ
ポップ(バディの祖父):キアラン・ハインズ
ビリー・クラントン:コリン・モーガン
モイラ:ララ・マクドネル
マッキー:ジェラード・ホラン
マクローリー:コナー・マクニール
首相:ターロック・コンヴェリー
ボビー・フランク:ジェラード・マッカーシー
ウィル:ルイス・マカスキー
キャサリン:オリーヴ・テナント
兵士:ヴィクター・アリー
ヴァイオレットおばさん:ジョシー・ウォーカー
nice!(1)  コメント(4) 

ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 [映画]

「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」見ました。

56e0c2e10f478e3f.jpg

------------
『ハリー・ポッター』シリーズの原作者であるJ・K・ローリングが脚本として参加し、エディ・レッドメインが主人公の魔法動物学者を演じるシリーズの第3弾。
魔法動物学者のニュート・スキャマンダーとダンブルドアや魔法使い仲間、さらにはマグルが協力し、魔法使いグリンデルバルドと戦う。
------------

PR-FB3-TRLR-0018_High_Res_JPEG_custom-proxy_s.jpg

シリーズの第3弾です。
悪役のグリンデルバルドはジョニー・デップからマッツ・ミケルセンに交代しました。
マッツ・ミケルセンはファンなので良かったと思います。
ジュード・ロウのダンブルドアとの対決が盛り上がります。
グリンデルバルド一派は明らかにナチスがモデルですが、5部作となった今後の展開はどうなるのかな。
楽しみに待ちましょう。

news_022401_01.jpg

監督 デヴィッド・イェーツ
脚本 スティーヴ・クローヴス、J・K・ローリング
原案 J・K・ローリング
原作 J・K・ローリング
製作 デヴィッド・ハイマン、J・K・ローリング
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
ニュート・スキャマンダー - エディ・レッドメイン
ティナ・ゴールドスタイン - キャサリン・ウォーターストン
ジェイコブ・コワルスキー - ダン・フォグラー
クイニー・ゴールドスタイン - アリソン・スドル
クリーデンス・ベアボーン / アウレリウス・ダンブルドア - エズラ・ミラー
テセウス・スキャマンダー - カラム・ターナー
ユスフ・カーマ - ウィリアム・ナディラム
ヴィンダ・ロジエール - ポピー・コービー=チューチ
ユーラリー・“ラリー”・ヒックス - ジェシカ・ウィリアムズ
アバーフォース・ダンブルドア - リチャード・コイル
アルバス・ダンブルドア - ジュード・ロウ
ゲラート・グリンデルバルド - マッツ・ミケルセン
バンティ - ヴィクトリア・イェイツ
アントン・ヴォーゲル - オリヴァー・マスッチ
アリアナ・ダンブルドア - ヒービー・ベアードサル
nice!(1)  コメント(0) 

犯罪都市 [映画]

「犯罪都市」レンタルで見ました。

71hCs6TfuxL._AC_SY879_.jpg

------------
刑事マ・ソクト(マ・ドンソク)は、街の平和を脅かす犯罪者を次々とたたきのめしていた。
ある日、中国人のチャン・チェン(ユン・ゲサン)が率いる犯罪者集団が町にやってくる。
悪事の限りを尽くす彼らを一網打尽にしようとするマ・ソクトだが、そこへチャン・チェンに縄張りを荒らされた韓国マフィアも絡んでくる。
------------

43eed23f0bdd8f59a4dca13c7e2c7bed.jpg

マ・ドンソク主演の韓国映画です。
ソウルでの中国の韓国系犯罪集団の一掃作戦の実話が元になっているそうです。
とはいえそこは韓国映画なのでマ・ドンソクの刑事が大活躍。
悪役のユン・ゲサンも強烈。
監督は「英雄都市」のカン・ユンソンで出演者もかなり共通していました。
マ・ドンソクファンにはお勧めです。

hanzaitosi.jpg

監督 カン・ユンソン
脚本 カン・ユンソン
製作 Yoo Yeong-chae
音楽 モグ
マ・ソクト - マ・ドンソク
チャン・チェン - ユン・ゲサン
ファン・チュンシク社長 - チョ・ジェユン
チョン・イルマン班長 - チェ・グィファ
nice!(0)  コメント(2) 

モービウス [映画]

「モービウス」見ました。

549179.jpg

------------
ノーベル賞に輝くほどの頭脳を誇り、数多くの患者の命を救ってきた医師マイケル・モービウス(ジャレッド・レト)。
しかし、治療法のない血液の難病を幼いころから患っており、身体はやせ細り、松葉杖を使わなくては歩くことさえ難しかった。
病が命をむしばんでいくと感じた彼は、コウモリから採取した血清を投与するという治療に懸けてみることに。
その結果、病気は回復するが、超音波を発して周囲の状況を感知する能力や飛行能力を手にすると同時に、血液を激しく欲するようになってしまう。
------------

ZBg.jpg

ジャレッド・レト主演のマーベル映画です。
マーベル版吸血鬼ですね。DCのバットマンの対抗版という感じも。
ジャレッド・レトが難病に苦しむ主人公を演じています。
難病の治療のためコウモリのDNAを組み込んだ血清を投与した結果、血液を飲む必要がある体質になります。
同じ難病をかかえる友人マイロとの対決が泣かせます。
ちょっと短めでモービウスの物語の序章という感じが強いです。
最後に「スパイダーマン:ホームカミング」の悪役バルチャー(マイケル・キートン)が登場するので続編に期待かな。
ジャレッド・レトは製作総指揮にもクレジットされていました。

監督 ダニエル・エスピノーサ
脚本 マット・サザマ、バーク・シャープレス、アート・マーカム、マット・ホロウェイ
原作 ルイ・トーマス、ギル・ケイン『モービウス・ザ・リヴィング・ヴァンパイア』
音楽 ジョン・エックストランド
撮影 オリバー・ウッド
マイケル・モービウス - ジャレッド・レト
少年時代のマイケル・モービウス - チャーリー・ショットウェル
マイロ(ルシアン) - マット・スミス
少年時代のマイロ - ジョセフ・エッソン
マルティーヌ・バンクロフト - アドリア・アルホナ
エミール・ニコルズ - ジャレッド・ハリス
サイモン・ストラウド - タイリース・ギブソン
アルベルト・“アル”・ロドリゲス - アル・マドリガル
ミスター・フォックス - コーリイ・ジョンソン
エイドリアン・トゥームス / バルチャー - マイケル・キートン
nice!(1)  コメント(4) 

英雄都市 [映画]

「英雄都市」レンタルで見ました。

_ (5).jpg

------------
裏社会の住人で、弱きを助け強きをくじく昔気質のセチュル(キム・レウォン)はボスとして組織を束ねていたが、女性弁護士のソヒョンに恋して生き方を改めようと心に誓う。
ある日、バスの転落事故に遭遇した彼は救出に力を注ぎ、人々から信頼されるようになる。
------------

81ORLGf8LwL._AC_SL1500_.jpg

キム・レウォン主演の韓国映画です。
やくざの主人公は女性弁護士のソヒョンに一目ぼれして更生しようとします。
キム・レウォンがかっこいいし、ヒロインのウォン・ジナも美しい。
悪役はあくまでも憎たらしいしコミカルな展開も楽しい。
ハラハラさせる演出もうまいです。
色々あって画竜点睛のオチとなります。
マ・ドンソクがいいのですが、出番が短いのが残念。

監督 カン・ユンソン
原作 ウィロウ・フォレスト
脚本 カン・ユンソン リュ・キョンスン
キム・レウォン
ウォン・ジナ
チン・ソンギュ
チェ・グィファ
マ・ドンソク
ユン・ゲサン
nice!(0)  コメント(0) 

シャドウ・イン・クラウド [映画]

「シャドウ・イン・クラウド」見ました。

shadowinthecloudmain.jpg

------------
『キック・アス』シリーズなどのクロエ・グレース・モレッツ主演によるサスペンスアクション。
極秘任務を遂行するために爆撃機に乗り込んだ女性大尉が、謎の生物を目撃する。
メガホンを取るのはロザンヌ・リャン。
『Love, サイモン 17歳の告白』などのニック・ロビンソン、ドラマシリーズ「HAWAII FIVE-0」などのビューラ・コアレ、『ラストウィーク・オブ・サマー』などのテイラー・ジョン・スミスらが出演する。
------------

Shadow-in-the-Cloud-001-Chloe_Moretz.jpg

クロエ・グレース・モレッツ主演のサスペンス映画です。
1943年、ニュージーランドでB-17爆撃機に乗り込んだ主人公は謎の生物を目撃します。
前半は主人公は下部銃塔に入ったままなのでぼぼ一人芝居に近いです。
後半は思わぬ展開となりハラハラさせます。
お話は突っ込みドコロは多いですが、展開がスピーディなので気になりません。
高所恐怖症には冷や冷やさせる描写がいいですね。
最後の最後までサスペンスが効いているので楽しく見ました。
クロエ・グレース・モレッツ、やはりB級サスペンス映画の女王ですね。
モンスター映画ファンにはお勧めです。

Shadow-in-the-Cloud-008-Roseanne_Liang.jpg

監督 ロザンヌ・リャン
脚本 ロザンヌ・リャン、マックス・ランディス
原案 ダン・オバノン「グレムリン」
音楽 マフイア・ブリッジマン=クーパー
モード・ギャレット:クロエ・グレース・モレッツ
スチュ・ベッケル:ニック・ロビンソン
ジョン・リーヴス:カラン・マルヴェイ
ウォルター・クエイド:テイラー・ジョン・スミス
アントン・ウィリアムズ:ビューラ・コアレ
トミー・ドーン:ベネディクト・ウォール
ブラッドリー・フィンチ:ジョー・ウィロコフスキー
テレンス・タガート:バイロン・コール
nice!(1)  コメント(0) 

銀河英雄伝説 Die Neue These 激突 第二章 [映画]

「銀河英雄伝説 Die Neue These 激突 第二章」見ました。

mv75099_1035496d565602c11638ac0a2d7f671699765a.jpg

------------
田中芳樹によるSF小説を原作に、新たな声優陣や解釈で描いたアニメシリーズのサードシーズン第二章。
銀河帝国軍がイゼルローン要塞奪還作戦を敢行する一方、自由惑星同盟では英雄視されるヤン・ウェンリー司令官に政府が危機感を募らせる。
------------

田中芳樹原作のアニメシリーズの新作です。
原作3巻を3章に分けて描きます。
面白く見ましたが2章なので色々と3章に続く所が多く1か月待つのが長い。
特に同盟の査問会でヤンが責められる所がフラストレーションがたまるな。

監督 多田俊介
原作 田中芳樹
宮野真守 ラインハルト・フォン・ローエングラム
鈴村健一 ヤン・ウェンリー
梅原裕一郎 ジークフリード・キルヒアイス
梶裕貴 ユリアン・ミンツ
諏訪部順一 パウル・フォン・オーベルシュタイン
小野大輔 ウォルフガング・ミッターマイヤー
中村悠一 オスカー・フォン・ロイエンタール

nice!(1)  コメント(0) 

劇場版 幼女戦記 [映画]

「劇場版 幼女戦記」レンタルで見ました。

_ (4).jpg

------------
2017年に放映されたカルロ・ゼンのミリタリー小説を原作にしたアニメの劇場版。
部隊を率いて戦地に向かう幼女ターニャ・フォン・デグレチャフを映し出す。
------------

top-op-kv3.jpg

カルロ・ゼン原作のアニメ劇場版。原作ファンなので楽しく見ました。
原作→テレビアニメ→劇場版と見たので、原作をうまく脚色していると思いました。
ほとんど説明がないので本作を単独で見るのはお勧めしません。
しかし原作いつ続き出るのかな。

原作 - カルロ・ゼン
キャラクター原案 - 篠月しのぶ
監督 - 上村泰
キャラクターデザイン・総作画監督 - 細越裕治
脚本 - 猪原健太
nice!(0)  コメント(0)