SSブログ

めし [映画]

「めし」DVDで見ました。

81TutgMhYrL._RI_.jpg

------------
大恋愛の末に結婚をした岡本初之輔と三千代。慎ましい生活を送るなか、いつしか夫婦でぶつかりあうことも増えていた。
そんなある日、家出をした姪の里子が東京からやってくる。彼女はその奔放な性格で、夫婦の間にささいな波紋を生み出すのだが…。
------------

1951年年の成瀬巳喜男監督の東宝映画です。
林芙美子の遺作の映画化で、成瀬=林コンビの第1作。
上原謙はいい男ですね。原節子の夫役にはぴったり。
小林桂樹は東宝の俳優のイメージが強いのですが、本作では大映所属なので驚きました。
日活→大映→東宝だそうです。
大泉滉が若い。就職前の若者の役ですが、当時26才。

監督 成瀬巳喜男
脚本 田中澄江、井手俊郎
原作 林芙美子
製作 藤本真澄
音楽 早坂文雄
岡本初之輔:上原謙
岡本三千代:原節子(東宝専属第1回出演)
岡本里子:島崎雪子
村田光子:杉葉子
富安せい子:風見章子
村田まつ:杉村春子
堂谷小芳:花井蘭子
竹中一夫:二本柳寛
村田信三:小林桂樹(大映)
谷口芳太郎:大泉滉
初之輔の同僚:清水一郎
丸山治平:田中春男
岡本隆一郎:山村聡
山北けい子:中北千枝子
鍋井律子:谷間小百合
鈴木勝子:立花満枝
金沢りう:音羽久米子
近所の主婦:出雲八重子
隆一郎の妻:長岡輝子
谷口しげ:浦辺粂子
竹中すみ:滝花久子
竹中雄蔵:進藤英太郎
nice!(3)  コメント(2) 

神に頼って走れ!/異国トーキョー漂流記 [本]

高野秀行さんの本を二冊読みました。高野さんの本は面白い。

高野秀行「神に頼って走れ! 自転車爆走日本南下旅日記 」集英社文庫

------------
こんなアホな神頼み旅をやる奴、彼しかいない!
2007年1月、ある願いをかなえるため著者は愛車キタ2号にまたがり遍路の旅に。
あらゆる神仏に祈りつつめざすは日本最南端の島。
その発想と行動力にア然、人の心にジーン。愉快爽快な写真日記55日。
------------

読んでいないのですが「西南シルクロードは密林に消える」の取材で高野さんは中国からカンボジア経由でインドへ。
中国よりはインドがマシという事でインド当局に出頭した結果国外追放となりインドへの入国が出来なくなりました。
本書はインドへの入国の願をかけての東京から沖縄までの自転車の旅の記録です。
旅を記録しただけの日記ですがやはり面白い。

高野秀行「異国トーキョー漂流記」集英社文庫

------------
外国人と彷徨う東京は不思議なガイコクの街。
故国を追われたイラク人、盲目で野球狂のスーダン人。様々な外国人とつきあう著者の眼に、東京は不可思議な外国に映る。
笑い、戸惑い、驚きつつトーキョーを旅する友情物語。(解説・蔵前仁一)
------------

高野さんが東京で出会った外国人について書いた本です。
外国人と付き合うと東京が不思議な国に見えると高野さんは書きます。
どの人も面白いですが、やはり盲目で野球狂のスーダンの人の話が一番面白かったかな。
盲目ですが記憶力抜群。ラジオ中継を聞いて野球狂になったというのがユニーク。
他の人の話も面白い。


神に頼って走れ! 自転車爆走日本南下旅日記 (集英社文庫)

神に頼って走れ! 自転車爆走日本南下旅日記 (集英社文庫)

  • 作者: 高野 秀行
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2008/03/19
  • メディア: 文庫



異国トーキョー漂流記 (集英社文庫)

異国トーキョー漂流記 (集英社文庫)

  • 作者: 高野秀行
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2014/03/25
  • メディア: Kindle版



nice!(1)  コメント(0) 

イスラム飲酒紀行/怪獣記 [本]

高野秀行さんの本を二冊読みました。高野さんの本は面白い。

高野秀行「イスラム飲酒紀行」扶桑社

------------
「辺境作家」としてUMA探索からアヘン生成のルポまで、世界各国をまたにかけ活躍している高野秀行氏。
飲酒を禁じられているイスラム圏で取材をしているとき、どうしても酒が飲みたい高野氏は必然的に酒を探し回る。
別にタブーを破りたいわけではない。ただ、酒が飲みたいだけでの行動だ。
国により意外とあっさり見つかることもあれば、密売人のような男からこっそりと入手することも。
それらの「飲酒紀行」を通じて見えてくる、イスラム圏に暮らす人々の本音とは?
------------

高野さんは昔はそれほどお酒を飲まなかったそうですが、カンボジア奥地の取材でアヘン中毒になり、アヘンから脱するためにすっかり酒好きに。
本来はお酒が禁じられているイスラム圏でもお酒を飲みたいと酒を探し回ります。
国によって事情は様々で意外とあっさり見つかったり、密売人の様な男から入手したり。
その奮闘ぶりはまさに抱腹絶倒です。
一番寛容なのはやはりトルコみたいですね。
高野さんのソマリの本を読んだ人はお分かりの様に、ソマリでは別のドラッグ、カートの葉っぱを食べるのでお酒はあまり飲まないとか。
その分カート中毒になるのですが。

高野秀行「怪獣記」講談社文庫

------------
トルコ東部のワン湖に棲むといわれる謎の巨大生物ジャナワール。
果たしてそれは本物かフェイクか。現場に飛んだ著者はクソ真面目な取材でその真実に切り込んでいく。
イスラム復興主義やクルド問題をかきわけた末、目の前に謎の驚くべき物体が現れた!
興奮と笑いが渦巻く100%ガチンコ・ノンフィクション。
------------

UMAファンでもある高野さんはトルコのワン湖のジャナワールを探しに。
写真やビデオを撮ったという証言者を訪ねますが、どうもインチキ臭い。
ところが、それらしき物体が出現します。
目撃してしまった事で逆に筆者が正体が分からず混乱してしまうのが興味深いです。


イスラム飲酒紀行 (SPA!BOOKS)

イスラム飲酒紀行 (SPA!BOOKS)

  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2012/09/01
  • メディア: Kindle版



怪獣記 (講談社文庫)

怪獣記 (講談社文庫)

  • 作者: 高野秀行
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/05/13
  • メディア: Kindle版



nice!(1)  コメント(0) 

煙突の見える場所 [映画]

「煙突の見える場所」DVDで見ました。

nok00nbxoQLmVqUsVMOHq83xRVj.jpg

------------
1953年日本映画。五所平之助監督の戦後の代表作。
突然夫婦の家庭に置き去りにされた赤ちゃんをきっかけに、壊れやすい人間関係があぶり出されていく。
椎名麟三原作ということで、どことなくドストエフスキー的な世界が描かれる。
------------

「お化け煙突」(千住火力発電所)が見える下町が舞台です。
ちょっとお話は暗いですが配役が豪華で見せます。
話的には田中絹代、上原謙が主演なんですが、はつらつとした高峰秀子が印象的。
音楽芥川也寸志(龍之介の3男)、出演芥川比呂志(長男)の芥川兄弟共演映画でもあります。
冒頭からお化け煙突のヘリの空撮で始まり、映画中には4、3、2、1本の煙突も登場しお化け煙突に興味のある人は必見です。

監督:五所平之助
脚本:小国英雄
原作:椎名麟三
撮影:三浦光雄
音楽:芥川也寸志
弘子:田中絹代
緒方隆吉:上原謙
東仙子:高峰秀子
久保健三:芥川比呂志
池田雪子:関千恵子
石橋勝子:花井蘭子
河村徳治:坂本武
塚原忠二郎:田中春男
灘らん子:三好栄子
野島加代:浦辺粂子
北清作:星ひかる
勇:中村是好
金子大助:小倉繁
本間文子
nice!(2)  コメント(0) 

還暦不行届/コスタ・コンコルディア [本]

安野モヨコ「還暦不行届」祥伝社

------------
庵野秀明監督と結婚後、新婚生活を描いた『監督不行届』。
本書は、『監督不行届』のその後をつづった文章版エッセイです。
文章版エッセイの合間に、 庵野監督を描いたひとコマ漫画、webエヴァストアで連載していた1ページ漫画を掲載。
庵野監督へのインタビューも収録。
------------

安野モヨコさんの庵野監督との結婚生活をつづったエッセイ集です。
前作から15年後を描いています。
安野さんは、体調不良で2008年頃から「オチビサン」以外の漫画を休まれているとか。
と色々と大変な状況で書かれたので前作のような楽しいだけの本ではないですね。
でも面白かったです。

林譲治「コスタ・コンコルディア 工作艦明石の孤独・外伝」ハヤカワ文庫JA

------------
無人探査機が到達したドルドラ星系で発見された恒星間宇宙船。
なぜか遭難から数千年が経過したらしき船の畏怖すべきドラマとは?
------------

林譲治さんの工作艦明石の孤独の外伝です。
「工作艦明石の孤独」との関連は薄く登場人物も異なります。
なので読んでいなくても独立して読めます。
ですが、作者のあとがきを読むと「工作艦明石の孤独」を書いたから発想できた物語だそうです。


還暦不行届

還暦不行届

  • 作者: 安野モヨコ
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 2023/12/28
  • メディア: Kindle版



コスタ・コンコルディア 工作艦明石の孤独・外伝 (ハヤカワ文庫JA)

コスタ・コンコルディア 工作艦明石の孤独・外伝 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 林 譲治
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2023/08/17
  • メディア: Kindle版



nice!(1)  コメント(0) 

身代わり忠臣蔵 [映画]

「身代わり忠臣蔵」見ました。

ダウンロード.jpg

------------
嫌われ者の旗本・吉良上野介からの陰湿ないじめに耐えかねた赤穂藩主が、江戸城内で吉良に斬りかかった。
赤穂藩主は当然切腹となったが、実は斬られた吉良も逃げ傷で瀕死の状態に陥っていた。
逃げて死んだとなれば武士の恥、お家取り潰しも免れない。
そこで吉良家家臣の提案により、上野介にそっくりな弟・孝証を身代わりにして幕府を騙し抜こうという前代未聞の作戦が実行されることに。
一方、切腹した赤穂藩主の部下・大石内蔵助は、仇討ちの機会をうかがっているように見えたが……。
------------

ムロツヨシ主演の時代劇です。これはなかなか面白かったです。
吉良上野介の弟が身代わりとなるという話です。
しかも吉原で大石内蔵助と知り合って、、
ムロツヨシが好きなので楽しかったです。
永山瑛太はじめ俳優陣もみな好演していました。
ちょっと都合がよすぎる所もありますがよく出来た話でした。

監督 河合勇人
脚本 土橋章宏
原作 土橋章宏
音楽 海田庄吾
主題歌 東京スカパラダイスオーケストラ「The Last Ninja」
吉良孝証/吉良上野介(二役):ムロツヨシ
大石内蔵助:永山瑛太
桔梗:川口春奈
斎藤宮内:林遣都
清水一学:寛一郎
堀部安兵衛:森崎ウィン
堀江半右衛門:本多力
原惣右衛門:星田英利
大石りく:野波麻帆
高尾太夫:橋本マナミ
加藤太右衛門:板垣瑞生
片岡源五右衛門:廣瀬智紀
奥田孫太夫:濱津隆之
春凪:加藤小夏
岡野金右衛門:野村康太
間十次郎:入江甚儀
浅野内匠頭:尾上右近
徳川綱吉:北村一輝
柳沢吉保:柄本明
ナレーション:森七菜
nice!(1)  コメント(0) 

パニック・フライト [映画]

「パニック・フライト」地上波の録画で見ました。



お話の展開に触れています。


20211210092512.jpg

------------
ホラー映画界の巨匠ウェス・クレイブンによるサスペンススリラー。
有名ホテルのマネージャーとして働く女性リサは、故郷テキサスから勤務地のマイアミへ向かう飛行機の中で、空港で知り合った好青年リップナーと隣同士になる。
ところが、実はリップナーは暗殺グループの一員だった。
機内で豹変したリップナーは、リサの父親の命と引きかえに、リサが勤めるホテルに宿泊する要人の暗殺に協力するよう脅迫してくる。
------------


2005年のアメリカ映画です。日本ではビデオスルーだそうです。
レイチェル・マクアダムス主演という事で録画しました。
これは面白かったです。マクアダムスは2002年デビューなのでキャリアの最初期ですね。
お話も面白い。マクアダムスの主人公は、空港でキリアン・マーフィーの好青年と親しくなります。
マーフィーが演じている事もあってとてもハンサムでいい印象。
飛行機の中で隣の席になります。
ところが実は暗殺グループの一員で父親を人質に要人暗殺に協力する様に脅迫してきます。
このあたりがうまい。
抵抗するものの結局、飛行機の中で暗殺のために要人の泊まる部屋を変更する電話を入れます。
マクアダムスの方にも隠された過去があり、それが後半の展開につながります。
これ後はぜひ機会があればご覧ください。
お勧めです。

監督 ウェス・クレイヴン
脚本 カール・エルスワース
原案 カール・エルスワース、ダン・フース
音楽 マルコ・ベルトラミ
リサ・ライザート - レイチェル・マクアダムス
ジャクソン・リップナー - キリアン・マーフィー
ジョー・ライザート - ブライアン・コックス
シンシア - ジェイマ・メイズ
チャールズ・キーフ - ジャック・スカリア
ボブ・テイラー - ロバート・パイン
ダラスの空港でリサと話す女性 - アンジェラ・ペイトン
nice!(1)  コメント(0) 

浮雲 [映画]

「浮雲」DVDで見ました。

ukigumo-japanese-movie-poster.jpg

------------
戦時下の昭和18年。タイピストとしてインドシナへ渡った幸田ゆき子は、技師の富岡兼吾と出会う。
富岡には日本に残してきた妻がいたが、2人は恋に落ちる。
終戦後、富岡はゆき子に妻との離婚を約束して日本へ戻る。
しかし遅れて帰国したゆき子が東京の富岡の家を訪ねると、富岡はいまだに妻と暮らしていた。
そんな富岡に失望したゆき子は別れを決意するが、結局離れることはできず、2人は不倫の関係をずるずると続けていく。
------------

成瀬巳喜男監督、高峰秀子の1955年の東宝映画です。このコンビのベストワンという説も納得。原作は林芙美子。
まあ結構ツラい話ですが。森雅之のどうしようもない男となかなか別れられないという話。
森雅之だからしょうがないかなと思わせますが。
戦争中のフランス領インドシナ(仏印)での幸せだった恋を忘れられないというのがやるせない。
最後は鹿児島を経由して逃げる様に屋久島に行きますが、、
俳優陣も充実しています。岡田茉莉子が綺麗、山形勲、金子信雄が若い。
チーフ助監督は岡本喜八。

監督 成瀬巳喜男
脚本 水木洋子
製作 藤本真澄
音楽 斎藤一郎
幸田ゆき子:高峰秀子
富岡兼吾:森雅之
おせい:岡田茉莉子
伊庭杉夫:山形勲
富岡の妻・邦子:中北千枝子
向井清吉:加東大介
飲み屋の娘:木匠マユリ
屋久島のおばさん:千石規子
仏印の所長・牧田:村上冬樹
鹿児島の医者・比嘉:大川平八郎
仏印の所員・加納:金子信雄
米兵・ジョー:ロイ・ジェームス 
大日向教教主:林幹
信者:谷晃
丸高モートル支配人:恩田清二郎
仏印の女中:森啓子
荒物屋のおかみ:馬野都留子
新聞を読む女:音羽久米子
下宿の主婦:出雲八重子
太田金作:瀬良明
田村事務官:堤康久
nice!(1)  コメント(0) 

ダウト・ゲーム [映画]

「ダウト・ゲーム」地上波の録画で見ました。

91Rb7upY6LL._AC_SL1500_.jpg

------------
シカゴで暮らす地方検事ミッチは、愛する妻や子どもに囲まれて順風満帆な人生を歩んでいたが、ある日、仲間と飲んだ帰り道に飲酒運転で人身事故を起こしてしまう。
保身のためそのまま逃げてしまったミッチは、翌日、ニュースで自分が起こした事故の容疑者として犯罪歴のある自動車修理工クリントンが逮捕されたことを知る。
事件の担当になったミッチは、罪悪感からクリントンを無罪にしようとするが……。
------------

2014年のカナダのサスペンス映画です。これはなかなか面白かったです。
人身事故を起こしてしまった主人公の検事は容疑者としてサミュエル・L・ジャクソンが演じるクリントンが逮捕された事を知ります。
クリントンを無罪にしようとしますが、、
お話がよく出来ています。
主人公のドミニク・クーパーもサミュエル・L・ジャクソンもうまいので見せますね。
日本でリメイクされた韓国映画「最後まで行く」はちょっと本作に似ていますね。
その後の展開は全然違いますが。

監督 ピーター・ハウイット
脚本 ピーター・A・ダウリング
音楽 ジェームズ・ジャンドリッシュ
ミッチ・ブロックデン - ドミニク・クーパー
クリントン・デイヴィス - サミュエル・L・ジャクソン
レイチェル・ブロックデン - エリン・カルプラック
ブレイク・キャノン - グロリア・ルーベン
ジミー・ローガン - ライアン・ロビンズ
スチュアート・ウィルソン - ディラン・テイラー
ジョーンズ - フィリップ・ベニンクメイアー
マケナ裁判長 - ジョン・B・ロー
ブラウン博士 - ケリー・ウルフマン
nice!(1)  コメント(0) 

稲妻 [映画]

「稲妻」DVDで見ました。

71EbZLa2LpL._RI_.jpg

------------
はとバスのガイドをしている清子は、未だに就職先の決まらない兄嘉助、それぞれ結婚している長姉の縫子、次姉の光子の四人兄妹。
母おせいがお腹をいためた子供であったが、四人とも父が違っていた。
縫子が清子に両国のパン屋の綱吉との縁談を持って来たが、清子には縫子夫婦が、それを種に金儲けのうまい綱吉を利用しようとしている腹が見えていやだった。
------------

成瀬巳喜男監督、高峰秀子の1952年の大映映画です。このコンビに外れなし。原作は林芙美子。
成瀬は東宝のイメージが強いですが、大映でも何本か取ってますね。
高峰秀子は家族にうんざりしている役ですが、演技のうまさが光ります。
それを支える脇役もみなうまいですね。
特に高峰秀子に言い寄りながら長姉とも関係を持つ小沢栄(栄太郎)が嫌な役を好演しています。
家族もみな問題ありでその演技がうまい。
最後の方に登場する根上淳と香川京子の兄妹が爽やかなのが救い。
高品格も日活と思っていましたが、当時は大映でした。

監督 成瀬巳喜男
脚本 田中澄江
原作 林芙美子
製作総指揮 根岸省三
音楽 斉藤一郎
小森清子 - 高峰秀子
屋代光子 - 三浦光子
国宗つぼみ - 香川京子
縫子 - 村田知栄子
国宗周三 - 根上淳
綱吉 - 小沢栄
おせい - 浦辺粂子
田上りつ - 中北千枝子
杉山とめ - 滝花久子
龍三 - 植村謙二郎
桂 - 杉丘毬子
嘉助 - 丸山修
バスの運転手 - 高品格
バスの客 - 宮嶋健一
nice!(1)  コメント(0)