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ノーカントリー [映画]

「ノーカントリー」レンタルで見ました。

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1980年代のテキサスを舞台に、麻薬密売に絡んだ大金を手にした男が非情な殺し屋に追われるサスペンス。
監督は映画『ファーゴ』のコーエン兄弟。
大金を手にした男を映画『アメリカン・ギャングスター』のジョシュ・ブローリンが、彼を追う殺し屋を映画『海を飛ぶ夢』のハビエル・バルデムが、殺し屋を捕らえようとする保安官をトミー・リー・ジョーンズが演じる。
独特の緊迫感と恐怖を演出し、人間と社会の本質をあぶり出すコーエン兄弟マジックが見どころ。
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2007年のコーエン兄弟のサスペンス映画です。
とにかくハビエル・バルデム演じる殺し屋が凄い。
お話はちょっと難解でラスト近くの解釈には悩みますが、良く分からないながら凄いものを見たと思いました。
トミー・リー・ジョーンズが語り手ですが出番は短く、ジョシュ・ブローリンが主人公という印象。
ブローリンの最後の扱いなどちょっと驚きます。まさにコーエン兄弟マジック。
実はあまり見ていないので見てみるかな。

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監督 ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
脚本 ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
原作 コーマック・マッカーシー『血と暴力の国』
製作 スコット・ルーディン、ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
音楽 カーター・バーウェル
撮影 ロジャー・ディーキンス
エド・トム・ベル保安官 - トミー・リー・ジョーンズ
アントン・シガー - ハビエル・バルデム
ルウェリン・モス - ジョシュ・ブローリン
カーソン・ウェルズ - ウディ・ハレルソン
カーラ・ジーン・モス - ケリー・マクドナルド
ウェンデル保安官助手 - ギャレット・ディラハント
ロレッタ・ベル - テス・ハーパー
エリス - バリー・コービン
ガソリンスタンド店主 - ジーン・ジョーンズ
ウェルズの雇い主 - スティーヴン・ルート
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今村翔吾「塞王の楯」 [本]

今村翔吾「塞王の楯」集英社

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幼い頃、落城によって家族を喪った石工の匡介。
彼は「絶対に破られない石垣」を作れば、世から戦を無くせると考えていた。
一方、戦で父を喪った鉄砲職人の彦九郎は「どんな城も落とす砲」で人を殺し、その恐怖を天下に知らしめれば、戦をする者はいなくなると考えていた。
秀吉が病死し、戦乱の気配が近づく中、匡介は京極高次に琵琶湖畔にある大津城の石垣の改修を任される。
攻め手の石田三成は、彦九郎に鉄砲作りを依頼した。
大軍に囲まれ絶体絶命の大津城を舞台に、信念をかけた職人の対決が幕を開ける。
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今村翔吾さんの時代小説です。今期の直木賞受賞作。
築城の職人集団“穴太衆”の副頭取の主人公と、鉄砲職人集団“国友衆”の対決を描きます。
前半はちょっとライトノベル的な軽さがありますが、後半の迫力が素晴らしい。
城主の京極高次、攻め手の名将立花宗茂共に職人との信頼関係がある所もいいですね。
関ヶ原の戦い直前の大津城攻防戦がこの通りだったかはともかく、小説として圧倒的です。
強くお勧めします。
これ映像化して欲しいですね。VFXにお金かかりそうですが。
https://lp.shueisha.co.jp/tatexhoko/?fbclid=IwAR1ktzRD1KngWa4vr0u9O2r75HhjjCR2x8bBa-IBhm8lscXse2rd1kf9o2s


塞王の楯 (集英社文芸単行本)

塞王の楯 (集英社文芸単行本)

  • 作者: 今村翔吾
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2021/10/26
  • メディア: Kindle版



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