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殺人の告白 [映画]

「殺人の告白」DVDで見ました。

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「家門の栄光」「検事プリンセス」などのTVドラマで人気のパク・シフが、美しすぎる殺人犯を演じた映画初主演。
15年前に起こった連続殺人事件の犯人だと名乗り出た男、イ・ドゥソクは、時効が成立しているために無罪となった上、自分の犯した殺人について詳細に記した本を出版。
その衝撃的な内容と美しいルックスが相まって、ドゥソクは一躍時の人となる。
しかし、15年間事件を追い続けていた刑事チェ・ヒョングは、本の中に最後の未解決失踪事件の真相が書かれていないことに気づく。
そんな中、自分こそが真犯人だと主張する人物が現れ……。
新鋭チョン・ビョンギル監督が、「殺人の追憶」の題材にもなった華城連続殺人事件からインスピレーションを得て描いたサスペンス。
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2012年の韓国映画です。これは面白かった。
とにかくお話が良く出来ています。元になったのは「殺人の追憶」と同じ連続殺人事件。
展開が凄いのですがネタバレなので書けません。
パク・シフ、イ・ドゥソクら出演者は好演しています。
チョン・ビョンギル監督の演出も好調。
全てが明らかになった後のカーチェイスも迫力満点。
2017年に日本でもリメイクされています。

監督 チョン・ビョンギル
脚本 チョン・ビョンギル、イ・ヨンジョン、ホン・ウォンチャン
音楽 キム・ウグン
イ・ドゥソク:パク・シフ
チェ・ヒョング:チョン・ジェヨン
ハン・ジス:キム・ヨンエ
チェ・ガンスク:チョ・ウンジ
カン・ドヒョク:オ・ヨン
J:チョン・ヘギュン
TV局長:チャン・グァン
チョン・テソク:チェ・ウォニョン
ヒョングの母:ナム・ジョンヒ
ガンスクの父:キム・ジョング
キム院長:パク・ウン
グァンス:ペ・ソンウ
署長:キム・ドヒョン
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炎上 [映画]

「炎上」DVDで見ました。

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三島由紀夫の「金閣寺」の映画化で、驟閣という美に憑かれた男を描く異色作。
脚色は和田夏十と「四季の愛欲」の長谷部慶次が共同であたり、監督は「穴」の市川崑、撮影は「赤胴鈴之助 三つ目の鳥人」の宮川一夫が担当。
「人肌孔雀」の市川雷蔵が現代劇初出演するほか、「大番 (完結篇)」の仲代達矢、「若い獣」の新珠三千代、「大阪の女」の中村鴈治郎、それに浦路洋子・中村玉緒・北林谷栄・信欣三などが出演している。
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市川崑監督の三島由紀夫『金閣寺』の映画化です。
市川雷蔵は好演しています。当時27才ですが、学生にしか見えない。
仲代達矢の役が異様な人物で障害を売り物に女性に近づいたりします。
怪演と言っていいでしょうね。
放送禁止用語が多く、テレビではそのまま放映できないでしょうね。

監督 市川崑
脚本 和田夏十、長谷部慶治
原作 三島由紀夫『金閣寺』
製作 永田雅一
音楽 黛敏郎、中本利生(邦楽)
撮影 宮川一夫
溝口吾市:八代目 市川雷蔵
戸刈:仲代達矢
田山道詮老師:二代目 中村鴈治郎
溝口あき(吾市の母):北林谷栄
鶴川:舟木洋一
溝口承道(吾市の父):浜村純
洋館の女(らん子):浦路洋子
花の師匠:新珠三千代
副司:信欣三
五番町の女(まり子):中村玉緒
桑井善海:香川良介
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森博嗣「君が見たのは誰の夢?」 [本]

森博嗣「君が見たのは誰の夢?Whose Dream Did You See?」講談社タイガ 読みました。

森博嗣さんのWWシリーズなどの著作に関するネタバレがあります。

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ドイツで受けた精密検査でロジに不具合が見つかった。詳しく調べるため、グアトと共に日本へ帰国。
情報局本部に近い病院へ入院した。そのロジの診断データが、外部に漏洩しているという。
ロジは、まったく未知の新種ウィルスに感染している可能性があり、何者かがその情報を探っていると思われた。
ロジを心配して病院へ向かうグアトは、そこでロジの姉と称する女性と出会うが。
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森博嗣さんの最新刊です。WWシリーズ7作目。23世紀の世界。
主人公グアトのパートナーロジが精密検査で不具合が見つかります。
グアトと共に日本へ帰国しますが、事件に巻き込まれます。
このシリーズにはマガタ・シキがたびたび登場しますが、今回も登場します。
色々と新しい展開もあり続巻が楽しみです。

さて、巻末には講談社での森さんの著作リストがついています。
講談社ノベルズで刊行された「馬鹿と嘘の弓」(2020)、「歌の終わりは海」(2021)ですが、リストでXXシリーズになっていました。
あれ、と思ったのは「馬鹿と嘘の弓」が刊行された時はシリーズ外作品となっていたからです。
読んでみてXシリーズの続きだよなあと思ったのですが、なるほどXXシリーズだったのですね。
今年の10月にはシリーズ3作目の「情景の殺人者」が講談社ノベルズで出ます。
こういう事があるから森さんは侮れない。
「オメガ城の惨劇」もシリーズ外作品となっていますが、今後修正されるかも。
あきらかにS&MシリーズとVシリーズの続きなので。

作品リストについては詳しくは以下を参照:
https://www.ne.jp/asahi/beat/non/mori/myst/myst0.html


君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See? (講談社タイガ)

君が見たのは誰の夢? Whose Dream Did You See? (講談社タイガ)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2023/04/14
  • メディア: 文庫



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太田和彦「書を置いて、街へ出よう」 [本]

太田和彦「書を置いて、街へ出よう」晶文社

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居酒屋探訪家は趣味の達人でもあった!
新宿で落語、日本橋でランチ、吉祥寺でジャズ、四谷でクラシック、代官山で本探し、青山で絵画鑑賞、駒込で庭園散歩、新井薬師で骨董探し、横浜で演劇鑑賞、そして夜は銀座の居酒屋で一杯
・・・多趣味で活動的な日常を綴る。
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太田和彦の新刊です。
居酒屋の話もちょっとありますが、本作は居酒屋以外の話が多く、バラエティに富んでなかなか面白かったです。
居酒屋の本は割と読んでいますが、これはこれで面白い。
ただ、著者の好みはかなり渋いし、好みは分かれるかも。
居酒屋番組でも名建築を紹介したり、骨董を見たり趣味の広いところを見せています。


書を置いて、街へ出よう

書を置いて、街へ出よう

  • 作者: 太田和彦
  • 出版社/メーカー: 晶文社
  • 発売日: 2023/02/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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リボルバー・リリー [映画]

「リボルバー・リリー」見ました。

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大正末期の1924年。関東大震災からの復興で鉄筋コンクリートのモダンな建物が増え、活気にあふれた東京。
16歳からスパイ任務に従事し、東アジアを中心に3年間で57人の殺害に関与した経歴を持つ元敏腕スパイ・小曽根百合は、いまは東京の花街の銘酒屋で女将をしていた。
しかしある時、消えた陸軍資金の鍵を握る少年・慎太と出会ったことで、百合は慎太とともに陸軍の精鋭部隊から追われる身となる。
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綾瀬はるか主演のアクション映画です。
綾瀬はるかはファンだし楽しく見ましたが、ちょっとお話がなあ。
少年が陸軍に追われているのに出歩いたり、東京の街中で銃撃戦が起こっても警察は現れないし。
綾瀬はるかはじめ俳優陣はみな好演しているし、アクションの演出はいいのに残念でした。
少年を守って女性が銃を撃ちまくるというのは「グロリア」ですね。

監督 行定勲
原作 長浦京
脚本 小林達夫 行定勲
綾瀬はるか
長谷川博己
羽村仁成
シシド・カフカ
古川琴音
清水尋也
ジェシー
佐藤二朗
吹越満
内田朝陽
板尾創路
橋爪功
石橋蓮司
阿部サダヲ
野村萬斎野村萬斎
豊川悦司
風鈴屋
鈴木亮平
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チャンバラ/新徴組 [本]

佐藤賢一「チャンバラ」中央公論新社

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有馬喜兵衛、吉岡一門、宍戸某、そして佐々木小次郎。さらには――。
最後の難敵との死闘を終えた宮本武蔵は吐き捨てた。
今日まで剣に生きてきて、兵法というほどのものではないな。ただのチャンバラにすぎん……。
直木賞作家の手で鮮やかに蘇る、数多の強敵との名勝負!
「剣聖」とも称される二刀流の達人が、激闘の果てに辿り着いた境地とは?
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佐藤賢一さんの新作です。
佐藤さんというとヨーロッパを舞台にした歴史小説のイメージが強いです。
ですが最近は色々な題材を取り上げていて本作は宮本武蔵という事で読んでみました。
面白いです。いわゆる通説に沿いながら、ユニークな解釈で読ませますね。
武蔵の語る剣が面白かったです。戦いも手に汗握ります。

佐藤賢一「新徴組」新潮社

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総司の義兄にして天然理心流の剣客沖田林太郎は、新選組勢と袂を分かち、新徴組創設に加わる。
その上役たる酒井玄蕃はフランス式兵法をも修めた英才だった。そして戊辰戦争が勃発。
庄内藩中老の玄蕃が指揮し林太郎らが支えた歩兵隊のスナイドル銃は、勢いづく官軍を食い止め歯軋りさせた。
だが時代は彼らの不敗神話さえ呑み込んでゆく。著者が父祖の地を舞台に描く二人の漢(おとこ)の物語。
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「チャンバラ」が面白かったので2010年に出た本作を読んでみました。
これは面白かったですね。沖田総司の義兄沖田林太郎が主人公です。
新撰組の元になった「浪士隊」。清川八郎が創設したのですが、色々あって江戸に戻って「新徴組」となり庄内藩預かりとなります。
そして戊辰戦争では庄内藩の一隊として官軍に連戦連勝。
庄内藩の戦術的天才、酒井玄蕃がもう一人の主人公です。
新選組も登場しますが、創設時と末期しか出てこないのがまたユニーク。
佐藤さんの時代小説面白かったので、いくつか読んでみるかな。


チャンバラ (単行本)

チャンバラ (単行本)

  • 作者: 佐藤 賢一
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2023/05/24
  • メディア: 単行本



新徴組(新潮文庫)

新徴組(新潮文庫)

  • 作者: 佐藤賢一
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2020/09/18
  • メディア: Kindle版



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バッド・デシジョン [映画]

「バッド・デシジョン」録画で見ました。

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サイコパスが女性を監禁している豪邸に忍び込んでしまった青年の運命を描いたサスペンススリラー。
高級レストランの駐車係として働く青年ショーンとデレクは、客の車のカーナビや家の鍵を使って空き巣を繰り返していた。
ある日、高級車に乗った男性客ケイルの豪邸に忍び込んだショーンは、そこで猿ぐつわをされて鎖で縛られた女性ケイティを発見する。
デレクからケイルが帰宅するとの連絡を受けたショーンはその場を離れるが……。
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2018年のサスペンス映画です。
日本では劇場公開されずWOWWOWとDVDだったそうです。
これはなかなか面白かったです。
豪邸に空き巣に入った青年が監禁されている女性を見つけます。
鎖でつながれているので助ける事ができず逃げ出します。
警察に通報しますが、女性は別の場所に移されていて信じてもらえません。
犯人が頭が切れ大金持ちなのでどんどん追い詰められていきます。
ハラハラさせました。

監督 ディーン・デヴリン
脚本 ブランドン・ボイス
音楽 ジョセフ・ロドゥカ
ケイル・エレンドライヒ: デヴィッド・テナント
ショーン・ファルコ: ロバート・シーハン
デレク・サンドヴァル: カーリト・オリヴェロ
ケイティ: ケリー・コンドン
ライリー・シーブルック: ジャクリーン・バイヤーズ
ヘレン・レイトン: リサ・ブレナー
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デス・ショット [映画]

「デス・ショット」録画で見ました。

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ジェイコブが勤める銀行に武装強盗犯が現れ、警備員を殺して大金を強奪し逃走する。
FBIは、銀行内部に共犯者がいるとしてジェイコブに疑いの目を向ける。
ジェイコブは身の潔白を証明しようと、元警官の隣人ジェームスの助けを借りて独自に強盗犯を追う。
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フランク・グリロ主演の2018年のアクション映画です。
銀行強盗に会い、疑われた主人公が独自に犯人を追います。
主人公の選択はともかく、後半のアクションはよくできていました。

監督 ブライアン・A・ミラー
脚本 ブライス・ハモンズ
ジェームス - ブルース・ウィリス(樋浦勉)
ジェイコブ - フランク・グリロ(関口雄吾)
ガブリエル - ジョナサン・シェック(佐藤友啓)
クリスティーナ - オリビア・カルポ(杉山里穂)
マリベル - ナタリー・ユラ(米倉希代子)
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ポセイドン [映画]

「ポセイドン」録画で見ました。

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大晦日の夜、豪華客船・ポセイドン号では新年を迎える祝宴が催されていた。
カウントダウンの瞬間、45mもの巨大な波が発生。船は逆さまに転覆してしまう。
閉じ込められた乗客たちは、流れ込む海水も火災も届かない、巨大船の船底へ移動しようとするが…。
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2006年の『ポセイドン・アドベンチャー』1972年のリメイクです。
原作の展開には割と忠実ですが、全く同じという訳ではありません。
それぞれキャラクターには工夫があってちょっと古めかしい所もありますが、面白かったです。
前作でジーン・ハックマンが演じた主人公がカート・ラッセルかな。

監督 ウォルフガング・ペーターゼン
脚本 マーク・プロトセヴィッチ
原作 ポール・ギャリコ
音楽 クラウス・バデルト
ディラン・ジョーンズ - ジョシュ・ルーカス
ロバート・ラムジー - カート・ラッセル
リチャード・ネルソン - リチャード・ドレイファス
ジェニファー・ラムジー - エミー・ロッサム
クリスチャン・サンダース - マイク・ヴォーゲル
マギー・ジェームズ - ジャシンダ・バレット
コナー・ジェームズ - ジミー・ベネット
エレナ・モラレス - ミア・マエストロ
ラッキー・ラリー - ケヴィン・ディロン
マルコ・バレンタイン - フレディ・ロドリゲス
グロリア - ステイシー・ファーガソン
マイケル・ブラッドフォード - アンドレ・ブラウアー
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殺人の追憶 [映画]

「殺人の追憶」DVDで見ました。

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韓国で実際に起きた未解決殺人事件をリアルな演出で映画化。
86年、ソウル近郊の農村で、同じ手口による若い女性の惨殺事件が連続して発生。
地元の刑事パク・トゥマンとソウル市警から派遣された刑事ソ・テユンは対立しながらも捜査を続け、有力な容疑者を捕らえるのだが。
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2003年の韓国映画です。
これは力のある映画でした。
ポン・ジュノ監督の演出は見ごたえがあります。
ソン・ガンホ、キム・サンギョンら俳優陣も好演していました。
元になったのは1986-91年に起きた実際の未解決事件で映画のラストでも真犯人は明らかになりません。
映画公開後の2019年に犯人が判明しています。

監督 ポン・ジュノ
脚本 ポン・ジュノ、シム・ソンボ
音楽 岩代太郎
パク・トゥマン ソン・ガンホ
ソ・テユン キム・サンギョン
チョ・ヨング キム・レハ
シン・ドンチョル ソン・ジェホ
ク・ヒボン ピョン・ヒボン
ペク・グァンホ パク・ノシク
パク・ヒョンギュ パク・ヘイル
カク・ソリョン チョン・ミソン
チョ・ビョンスン リュ・テホ
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