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バッド・デイ・ドライブ [映画]

「バッド・デイ・ドライブ」見ました。

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いつもと変わらぬベルリンの朝。金融ビジネスマンのマットは、子供たちを学校に送り届けるため、自慢の新車のシートに腰を下ろした。
運転を始めると着信があり、声の主は「その車に爆弾を仕掛けた。降りてはいけない。通報してもいけない。これから伝える指示に従わなければ爆破する」と告げる。
犯人の正体、要求、目的のすべてが不明のまま、戸惑いながらもマットは行方の見えない運転を続ける。
しかし、行く先では同様に爆弾を仕掛けられた車が次々と大破。その被害者はマットの同僚だった……。
恐怖に怯える子供たちを乗せ、ユーロポールとマスコミから容疑者として追われるマットに、更なる悲劇が待ち受ける。
それは「妻はいま、離婚弁護士の元にいる」という報せだった―。果
たしてマットは犯人を突き止め、爆破を阻止し、家庭崩壊の危機を脱することができるのか!?
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これは面白かった。
見たような話だなと思ったらドイツや韓国でリメイクされた2015年のスペイン映画「暴走車 ランナウェイ・カー」の英語リメイクだそうです。
韓国版リメイクの「ハード・ヒット 発信制限」を昨年劇場で見ていました。
韓国版も面白かったですが、こちらはやはりリーアム・ニーソンがいいですね。
「アンノウン」などの監督ジャウム・コレット=セラが製作に名を連ねているのも納得です。
あれはマシュー・モディーンだったのか。老けたな。

監督 ニムロッド・アーントル
オリジナル脚本 アルベルト・マリーニ
脚本 クリストファー・サルマンプール
マット・ターナー リーアム・ニーソン
アンジェラ・ブリックマン ノーマ・ドゥメズウェニ
エミリー・ターナー リリー・アスペル
ザック・ターナー ジャック・チャンピオン
ヘザー・ターナー エンベス・デイビッツ
アンダース・ミュラー マシュー・モディーン
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 [映画]

「罠」DVDで見ました。

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『殺されたミンジュ』のマ・ドンソク主演、実話を元に描くスリラー。
気分転換のため離島にやって来た夫婦・ジュンシクとソヨン。
ネットで見つけた店を訪れたふたりは、親切な主人・ソンチョルに警戒心を解き、泊まっていくことにするが…。
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マ・ドンソク主演の2015年の韓国映画です。
マ・ドンソクは完全な悪役で怖い。
作品リストを見るとこの頃までは悪役が多いですね。
「新感染 ファイナル・エクスプレス」以降はいい人の役が多くなります。
お話は割と微妙な感じ。マ・ドンソクファンとしてはちょっと残念な映画でした。

監督 クォン・ヒョンジン
パク・ソンチョル(マ・ドンソク)
クォン・ジュンシク(チョ・ハンソン)
リー・ソヨン(キム・ミンギョン)
キム・ミンヒ(アン・ジー)
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ラヴィ・ド・ボエーム/トータル・バラライカ・ショー [映画]

アキ・カウリスマキ監督の映画を2本DVDで見ました。

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「ラヴィ・ド・ボエーム」

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プッチーニのオペラ「ラ・ボエーム」で有名な、アンリ・ミュルジェールによる小説を、フィンランドのアキ・カウリスマキ監督が”原作を台無しにしたプッチーニへの復讐をこめて”映画化。
舞台はパリ。アルバニア出身の画家ロドルフォは、家賃滞納でアパートを追い出された作家マルセルと出会い意気投合。
2人はマルセルの部屋へ向かうが、そこにはすでに新しい住人の音楽家ショナールが入居していた。3人は共同生活を始めるが……。
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アキ・カウリスマキ監督の長編10作目。1992年のフィンランド映画。
パリを舞台にした小説の映画化です。
カウリスマキ監督の常連マッティ・ペロンパー、アンドレ・ウィルム、カリ・ヴァーナネンの三人が中心。
「コントラクト・キラー」に引き続きジャン=ピエール・レオ、映画監督のサミュエル・フラー、ルイ・マルも出ています。
ラスト日本語で『雪の降るまちを』(歌:トシタケ・シノハラ)が流れますが、これが沁みる。

監督 アキ・カウリスマキ
脚本 アキ・カウリスマキ
原作 アンリ・ミュルジェール
製作 アキ・カウリスマキ
製作総指揮 パウラ・スオミネン
音楽 ダミア、セルジュ・レジアニ
撮影 ティモ・サルミネン
マッティ・ペロンパー - ロドルフォ
アンドレ・ウィルム - マルセル
カリ・ヴァーナネン - ショナール
イヴリヌ・ディディ - ミミ
ジャン=ピエール・レオ - ブランシュロン
サミュエル・フラー - ガソット
リスティーヌ・ムリーニョ - ミュゼット
ルイ・マル - レストランの紳士

「トータル・バラライカ・ショー」

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1993年12月23日、ヘルシンキ。
トンガリリーゼントのロックンロールバンド、レニングラード・カウボーイズと、旧ソ連の退役軍人らによる大合唱団、アレクサンドル・レッド・アーミー・コーラス・アンド・アンサンブルがジョイント・ライブを敢行した。
ロックンロールあり、民族音楽ありのその歴史的ライブを収録したドキュメンタリーフィルム。
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1994年のカウリスマキ監督のドキュメンタリー。
これは楽しかった。カウリスマキ監督でお馴染みのレニングラード・カウボーイズとアレクサンドル・レッド・アーミー・コーラス・アンド・アンサンブルのコンサート。
曲はFinlandia、Let's Work Together、ボルガの舟歌、Happy Together、Knockin' on Heaven's Door、Sweet Home Alabama、Dark Eyesなどなど
本作に限らずyoutubeで見られます。

https://www.youtube.com/watch?v=sX9Z7NPyjNY&t=3s

監督 アキ・カウリスマキ
製作 アキ・カウリスマキ
撮影 ティモ・サルミネン
ザ・レニングラード・カウボーイズ
アレクサンドル・レッド・アーミー・コーラス・アンド・アンサンブル
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逃走車 [映画]

「逃走車」DVDで見ました。

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別れた妻に会うため、南アフリカのヨハネスブルグを訪れたマイケル。
空港でレンタカーに乗り込むが、手配されていたのは予約とは異なる車種だった。
やむなくその車に乗って走り出したところ、車内から携帯電話と拳銃、そして手足を縛られた女性が見つかり…。
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ポール・ウォーカー主演の2013年のアメリカ映画です。
ウォーカーは製作総指揮も兼ねています。
ウォーカーがこの年に事故死したため制作は最後になりました。
元妻に会うために南アフリカにやってきた主人公が事件に巻き込まれます。
全編車内搭載カメラで撮影されています。
異国で状況が良く分からないのでサスペンスが効いています。
面白かったです。

監督 ムクンダ・マイケル・デュウィル
脚本 ムクンダ・マイケル・デュウィル
製作総指揮 ポール・ウォーカー
音楽 ジェームズ・マッテス、ダニエル・マッティー
マイケル・ウッズ - ポール・ウォーカー
レイチェル・シャバング - ナイマ・マクリーン
スミス刑事 - ジス・ドゥ・ヴィリエ
アンジェリカ・ムーア - レイラ・エイドリアン
警察官 - ツェポ・マセコ
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コントラクト・キラー/白い花びら [映画]

アキ・カウリスマキ監督の映画を2本DVDで見ました。

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「コントラクト・キラー」見ました。

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フィンランドのアキ・カウリスマキ監督によるサスペンスコメディ。
ロンドンの水道局で働くフランス人レオ。突然解雇された彼は自殺を図ろうとするが死にきれず、新聞広告で知った殺し屋コントラクト・キラーに自分の殺害を依頼する。
しかしその夜、彼はカフェで出会った花売り娘マーガレットに恋をしてしまい……。
主演はフランスの名優ジャン=ピエール・レオ。
元ザ・クラッシュのジョー・ストラマーによるバーでの演奏シーンも必見。
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アキ・カウリスマキ監督の長編9作目。1990年のフィンランド映画。
トリフォー映画の常連のジャン=ピエール・レオ主演。
しかも舞台はイギリスで俳優もイギリス人。
でもやはりカウリスマキらしい映画です。
俳優はみないいですが、殺し屋のケネス・コリーが良かったかな。
ちょっと吉行淳之介に似てる。
やはりカウリスマキは面白い。

監督 アキ・カウリスマキ
脚本 アキ・カウリスマキ
製作 アキ・カウリスマキ
撮影 ティモ・サルミネン
編集 アキ・カウリスマキ
アンリ・ブーランジェ - ジャン=ピエール・レオ
マーガレット - マージ・クラーク
殺し屋 - ケネス・コリー
ジョー・ストラマー

「白い花びら」見ました。

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フィンランドの小さな村でキャベツを作る幸せな夫婦、ユハとマルヤ。
ある日、村にシェメイッカと名乗る男が車で通 りかかる。
車が故障したという男は畑にいたユハに助けを求め、ユハは快く車の修理を引き受ける。
しかしシェメイッカは隙を見てはマルヤを誘惑、マルヤも彼を強く意識するようになる。
再びシェメイッカが2人を訪れ、マルヤはシェメイッカと駆け落ちするが、2人が結ばれたあとシェメイッカの態度は豹変する。
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アキ・カウリスマキ監督の長編14作目。1999年のフィンランド映画。
モノクロの無声映画。
俳優陣はみな素晴らしいですが、やはりカティ・オウティネンが印象的です。
ラストは結構複雑な感想です。
でもやはりカウリスマキは面白い。

監督 アキ・カウリスマキ
脚本 アキ・カウリスマキ
製作 アキ・カウリスマキ
音楽 アンシ・ティカンマキ
撮影 ティモ・サルミネン
編集 アキ・カウリスマキ
カティ・オウティネン
サカリ・クオスマネン
アンドレ・ウィルム
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サヨナラどーだ!の雑魚釣り隊/ゲームの王国 [本]

椎名誠「サヨナラどーだ!の雑魚釣り隊」小学館

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「あやしい探検隊」の発端となった「東日本何でもケトばす会(東ケト会)」が結成されたのが1963年。
それから60年、正統後継団体として日本全国を飛び回ってきた雑魚釣り隊にも、遂に終宴の時がやってきた。
今作でも北海道余市から宮古島まで自由きままに旅を続けていた隊員たちだったが、そんな活動にもコロナの影が忍び寄り……。
フィナーレは涙雨降る八丈島のキャンプ場での大宴会。
悪天候にもめげずに船で沖に出ていった男たちに、果たして島の女神は微笑んだのだろうか。
「みんなありがとう。おもしろかったよなあ」(雑魚釣り隊隊長・椎名誠)
笑いと感動(?)のシリーズ最終巻!!
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椎名誠さんの雑魚釣り隊シリーズ最終巻です。
「あやしい探検隊」から始まったアウトドアシリーズも本作で最後です。
本作には詳細は書いていないですが、椎名さんはコロナで入院し一時期は危なかったそうです。
また、自宅の階段で転落し骨折されたという事件もあったとか。
という事で、雑魚釣り隊の面々は釣り船で釣っているものの、椎名さんはちょっとだけ釣って、宴会/キャンプに参加するだけという場合も多いです。
そろそろ潮時という事でしょうか。ちょっと寂しいですが。

小川哲「ゲームの王国」上下早川書房

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サロト・サル―後にポル・ポトと呼ばれたクメール・ルージュ首魁の隠し子とされるソリヤ。
貧村ロベーブレソンに生を享けた、天賦の智性を持つ神童のムイタック。
皮肉な運命と偶然に導かれたふたりは、軍靴と砲声に震える1975年のカンボジア、バタンバンで出会った。
秘密警察、恐怖政治、テロ、強制労働、虐殺―百万人以上の生命を奪ったすべての不条理は、少女と少年を見つめながら進行する…あたかもゲームのように。
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「君を殺す」――大量殺戮の季節が生んだ、復讐の誓いとふたりの訣別から半世紀が経った。
政治家となったソリヤは、理想とする〈ゲームの王国〉を実現すべく権力の頂点を目指す。
一方でムイタックは自身の渇望を完遂するため、脳波測定を利用したゲーム〈チャンドゥク〉の開発を、早熟な少年アルンと共に進めていた。
過去の物語に呪縛されながらも、光ある未来を希求して彷徨うソリヤとムイタックが、最後に手にしたものとは……。
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2023年1月の直木賞受賞作『地図と拳』が面白かったので、その前作の本書を読んでみました。
満州国を描いた『地図と拳』ほどの完成度はないですが、ポル・ポトによる虐殺を描く上巻、近未来を描く下巻どちらも面白いです。
ちょっとラストが惜しいですが、読ませますね。
小川さんの他の本も読んでみようと思います。


サヨナラどーだ!の雑魚釣り隊

サヨナラどーだ!の雑魚釣り隊

  • 作者: 椎名誠
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2023/09/29
  • メディア: Kindle版



ゲームの王国 上 (ハヤカワ文庫JA)

ゲームの王国 上 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 小川 哲
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2019/12/04
  • メディア: Kindle版



ゲームの王国 下 (ハヤカワ文庫JA)

ゲームの王国 下 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 小川 哲
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2019/12/04
  • メディア: Kindle版



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ナポレオン [映画]

「ナポレオン」見ました。

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「グラディエーター」の巨匠リドリー・スコット監督が「ジョーカー」のホアキン・フェニックスを主演に迎え、フランスの英雄ナポレオン・ボナパルトの人物像を新解釈で描いた歴史スペクタクル。
18世紀末、革命の混乱に揺れるフランス。若き軍人ナポレオンは目覚ましい活躍を見せ、軍の総司令官に任命される。
ナポレオンは夫を亡くした女性ジョゼフィーヌと恋に落ち結婚するが、ナポレオンの溺愛ぶりとは裏腹に奔放なジョゼフィーヌは他の男とも関係を持ち、いつしか夫婦関係は奇妙にねじ曲がっていく。
その一方で英雄としてのナポレオンは快進撃を続け、クーデターを成功させて第一統領に就任、そしてついにフランス帝国の皇帝にまで上り詰める。
政治家・軍人のトップに立ったナポレオンと、皇后となり優雅な生活を送るジョゼフィーヌだったが、2人の心は満たされないままだった。
やがてナポレオンは戦争にのめり込み、凄惨な侵略と征服を繰り返すようになる。
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さすがはリドリー・スコット監督、面白かったです。158分と長い映画ですが、一気に見せます。
ホアキン・フェニックス、ヴァネッサ・カービーはじめ俳優陣もみな素晴らしい。
史実には忠実でなく、冒頭マリー・アントワネットの処刑から映画は始まりますが、史実と異なりアントワネットの髪は長いです。
前半はジョゼフィーヌへの執着が描かれます。
アウステルリッツの戦いのスペクタルも素晴らしい。史実とは異なる様ですが。
最後のワーテルローの戦いも見せますね。
CGを使っているにしても大軍の激突を見事に描いています。
リドリー・スコットの集大成の傑作です。

監督 リドリー・スコット
脚本 デヴィッド・スカルパ、リドリー・スコット
製作 リドリー・スコット、ケヴィン・J・ウォルシュ、マーク・ハッファム、ホアキン・フェニックス
音楽 マーティン・フィップス
ナポレオン・ボナパルト:ホアキン・フェニックス
ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ:ヴァネッサ・カービー
ポール・バラス:タハール・ラヒム
テレーズ・カバリュス:リュディヴィーヌ・サニエ
アルマン・ド・コランクール:ベン・マイルズ
ルイ=ニコラ・ダヴー:ユセフ・カーコア
ジャン=アンドシュ・ジュノー:マーク・ボナー
ルイ18世:イアン・マクニース
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12月以降に見たい映画 [映画]

12月以降に見たい映画です。

ついでに11月に見た映画です。

59.11/3 「ゴジラ-1.0」
60.11/10「マーベルズ」
61.11/22「正欲」
62.11/23「首」
63.11/25「攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間」

録画・DVDなど

「横道世之介」
「カラマリ・ユニオン」
「パラダイスの夕暮れ」
「蛇にピアス」
「過去のない男」
「街のあかり」
「人質 韓国トップスター誘拐事件」
「リミテッド」
「新しき世界」
「アラビアのロレンス」

12月1日
「ナポレオン」
「グラディエーター」の巨匠リドリー・スコット監督が「ジョーカー」のホアキン・フェニックスを主演に迎え、フランスの英雄ナポレオン・ボナパルトの人物像を新解釈で描いた歴史スペクタクル。

「バッド・デイ・ドライブ」
車に爆弾を仕掛けられ、事件に巻き込まれていく平凡なビジネスマンを描くサスペンス。リーアム・ニーソン主演。

「ショータイム!」
「奇跡のひと マリーとマルグリット」のジャン=ピエール・アメリスが監督、実話から着想を得たコメディドラマ。

12月15日
「枯れ葉」
カンヌ国際映画祭審査員賞に輝いたアキ・カウリスマキのラブストーリー。

「ファミリー・プラン」
ダン・モーガンにはいろいろな顔がある。献身的な夫、愛する父親、名うての自動車セールスマン。
マーク・ウォールバーグ主演。

「きっと、それは愛じゃない」
「アバウト・タイム 愛おしい時間について」の製作陣が手掛けたラブストーリー。

12月29日
「アンブッシュ」
「96時間」のピエール・モレルによる、実話に基づく戦争アクション。
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アラビアのロレンス [映画]

「アラビアのロレンス」DVDで見ました。

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アラブ民族独立に尽力した実在のイギリス陸軍将校T・E・ロレンスの波乱に満ちた半生を、「大いなる遺産」の名匠デビッド・リーンが壮大なスケールで描いた不朽の名作。
20世紀初頭、アラビアはドイツと同盟を結ぶトルコの圧政下にあった。
イギリス陸軍カイロ司令部に勤務するロレンス少尉は、トルコからの独立を目指す反乱軍の指導者ファイサルに会うため旅に出る。
反乱軍の無力さを目の当たりにしたロレンスは、アラビア民族をまとめあげてゲリラ戦を展開し、見事トルコ軍を打ち破ることに成功。
その後も次々と勝利を収めていくが、その一方でロレンスはアラブ人同士の争いや国同士の政治的駆け引きに翻弄されるようになっていく。
当時まだ無名だったピーター・オトゥールが主人公ロレンスを熱演。
共演は「戦場にかける橋」のアレック・ギネス、「炎の人ゴッホ」のアンソニー・クイン、「ドクトル・ジバゴ」のオマー・シャリフ。
1963年・第35回アカデミー賞で作品賞・監督賞など7部門に輝いた。
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完全版220分。220分と長いのでDVDも二枚組。二日かけて見ました。
これは凄い映画でした。撮影も演出も俳優の演技も凄い。
ピーター・オトゥールはもちろんですが、オマー・シャリフが印象的です。
ロレンスは両親が結婚しなかったのでマージナルな人物です。
その事がアラビアに肩入れした事につながったのではないかと思いました。
まあ、今の目で見ると西欧寄りというかアラブ人の俳優は誰も出ていないとか、事実とかなり違うとか色々あります。
とはいえ傑作なのは間違いない。この機会に見て良かったです。

監督 デヴィッド・リーン
脚本 ロバート・ボルト、マイケル・ウィルソン
製作 サム・スピーゲル、デヴィッド・リーン
音楽 モーリス・ジャール
撮影 フレディ・ヤング、ニコラス・ローグ
トーマス・エドワード・ロレンス ピーター・オトゥール
ファイサル王子 アレック・ギネス
ハウェイタット族のアウダ・アブ・タイ アンソニー・クイン
ハリト族の“シャリーフ・アリ” オマー・シャリフ
アレンビー将軍 ジャック・ホーキンス
ジャクソン・ベントリー新聞記者 アーサー・ケネディ
ブライトン大佐 アンソニー・クエイル
ベイ将軍 ホセ・フェラー
ドライデン顧問 クロード・レインズ
アーチボルト・マーレイ将軍 ドナルド・ウォルフィット
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