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中国SF傑作選 折りたたみ北京/八丁堀のおゆう5/文藝別冊 望月三起也 [本]

ケン・リュウ編「中国SF傑作選 折りたたみ北京」早川書房

「紙の動物園」などの短編集が素晴らしい、ケン・リュウが編纂した中国SFアンソロジーです。
今の中国SFの面白さを存分に味わえるアンソロジーでした。
表題作の「折りたたみ北京」。ヒューゴー賞を受賞しただけあって素晴らしいですが、他の短編も甲乙つけがたいです。
新しい中国SFもっと読みたいですね。次は「三体」ですね。

山本巧次「八丁堀のおゆう5 ドローン江戸を翔ぶ」宝島社文庫

山本巧次さんのシリーズ5作目です。
江戸と現代の東京に抜け穴がある設定は半村良の「およね平吉時穴道行」みたいですが、ヒロインが現代と江戸を行き来しながら捜査するというのが面白い。
今回は東京での科学捜査の協力者の宇田川が捜査のために江戸にやってくるという展開です。
で、タイトルにもある通りドローンが江戸を翔ぶ事になります。
相変わらず面白いですね。主人公と鵜飼の仲もなかなか進展しませんが、鵜飼が主人公を好きだという事は明らかになります。
続巻大変楽しみです。

「文藝別冊 望月三起也」

「ワイルド7」の望月三起也さんのムックです。
「ワイルド7」が一番有名でしょうが「秘密探偵JA」「ケネディ騎士団」「最前線」など初期作品も大好きでした。
望月さんは2016年に亡くなりましたが、生前のインタビューや家族へのインタビュも収録されています。
超レア作品、単行本等未収録のカラー原画掲載のほか、秋本治、バロン吉元、寺田克也、東本昌平、いのまたむつみ、田辺節雄、土山しげるらが寄稿しています。
面白かったです。


折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5036)

折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5036)

  • 作者: 郝 景芳
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2018/02/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

折りたたみ北京 現代中国SFアンソロジー (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2018/02/25
  • メディア: Kindle版



大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ドローン江戸を翔ぶ (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)

大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう ドローン江戸を翔ぶ (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ)

  • 作者: 山本 巧次
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2018/10/04
  • メディア: 文庫



望月三起也 生誕80周年&『ワイルド7』50周年記念 (文藝別冊)

望月三起也 生誕80周年&『ワイルド7』50周年記念 (文藝別冊)

  • 作者: 望月三起也
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2019/01/21
  • メディア: ムック



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8月以降に見たい映画 [映画]

8月以降に見たい映画です。

ついでに7月に見た映画です。
36.7/6 「アンノウン・ソルジャー」
37.7/13 「トイ・ストーリー4」
38.7/20 「天気の子」
39.7/27 「アルキメデスの大戦」

8月9日(金)
「シークレット・スーパースター」
『きっと、うまくいく』などのアーミル・カーンが製作・出演したドラマ。

8月16日(金)
「ダンスウィズミー」
『ウォーターボーイズ』『ハッピーフライト』などの矢口史靖が監督を務め、自身初のミュージカルに挑んだコメディー。

「イソップの思うツボ」
異例のヒットを飛ばした『カメラを止めるな!』のスタッフが再び組んだ異色作。

8月23日(金)
「ロケットマン 」
「Your Song/ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」などで知られるミュージシャン、エルトン・ジョンの半生を描いた伝記ドラマ。

8月30日(金)
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
『ジャンゴ 繋がれざる者』のレオナルド・ディカプリオ、『イングロリアス・バスターズ』のブラッド・ピットとクエンティン・タランティーノ監督が再び組んだ話題作。

「引っ越し大名!」
『超高速!参勤交代』シリーズの原作、脚本を手掛けた土橋章宏の「引っ越し大名三千里」を映画化。

9月13日(金)
「記憶にございません!」
『ザ・マジックアワー』などの三谷幸喜がメガホンを取った政界コメディー。

9月20日(金)
「アド・アストラ」
ブラッド・ピットとトミー・リー・ジョーンズが共演したスペースアドベンチャー。

「アイネクライネナハトムジーク」
映画化もされた「重力ピエロ」などの伊坂幸太郎の小説を原作としたラブストーリー。
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ラスト・ワルツ [映画]

「ラスト・ワルツ」見ました。

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1976年、サンフランシスコで行われたロックグループ のザ・バンドの解散コンサートを収めたドキュメンタリー。
型破りな舞台構成で繰り広げられるコンサートの模様を、マーティン・スコセッシ監督がメンバーそれぞれへのインタビューを交えて映し出す。
ゲストにはボブ・ディラン、エリック・クラプトン、ニール・ヤングといったロック史を彩る顔触れが勢ぞろい。
出演者全員が「アイ・シャル・ビー・リリースト」を大合唱するフィナーレは圧巻。
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今週は見たい新作もなかったので、早稲田松竹でスコセッシ監督「ラスト・ワルツ」を見ました。
ザ・バンドの解散コンサートの記録映画。バンドの演奏もいいですが、ゲストが凄い。楽しかったです。
やはり圧巻はラストの「アイ・シャル・ビー・リリースト」。
ちょっと残念だったのは歌詞に字幕がついていない事。
帰ってyoutubeでザ・バンドの代表曲「ウェイト」の訳詞つきの映像を見たらキリスト教的な詞でした。
最後に出演者全員で歌うディランの歌詞「アイ・シャル・ビー・リリースト」もそう。
スコセッシは司祭を志望していたそうで、そのあたりがこの映画を作った理由かも。

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監督 マーティン・スコセッシ
製作 ロビー・ロバートソン
ザ・バンド
リヴォン・ヘルム - ds., mandolin, vo.
ロビー・ロバートソン - gt.
リック・ダンコ - b., gt., vo.
リチャード・マニュエル - key., vo.
ガース・ハドソン - key., sax.

コンサート出演のゲスト・ミュージシャン

ボブ・ディラン
ニール・ヤング
エリック・クラプトン
マディ・ウォーターズ
ヴァン・モリソン
ドクター・ジョン
ジョニ・ミッチェル
ボビー・チャールズ
ロン・ウッド
リンゴ・スター
ロニー・ホーキンズ
ポール・バターフィールド
ニール・ダイアモンド

MGMサウンドステージでの収録

エミルー・ハリス
ザ・ステイプル・シンガーズ
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