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押井守監督が語る映画で学ぶ現代史/押井守のニッポン人って誰だ!? [本]

押井守、野田真外「押井守監督が語る映画で学ぶ現代史」日経BP

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「観客には『自分が抱えている不安を、具体化、形象化してほしい』という気持ちがどこかに必ずある」押井守監督はそう指摘します。
その時代に生きる人々の「無意識の不安」を探り当てて、エンターテインメントにするのが映画監督の仕事。
不安の影を捉えればヒット作になるし、ビジネスにもつなげることができる、と。
この本で語られるのは、「世界大戦争」から「007ロシアより愛をこめて」「仁義なき戦い」さらには「キャプテン・アメリカ」「ゲーム・オブ・スローンズ」 まで、それぞれの時代をタイムカプセルのように封じ込め、大ヒット(中には渋いヒット)につながった映画とドラマ。
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押井守監督が映画を通して現代史を語った本です。
作品の選定がいいですね。
「世界大戦争」「007ロシアより愛をこめて」「仁義なき戦い」「キャプテン・アメリカ」「ゲーム・オブ・スローンズ」
日経ビジネスオンラインの連載を読んでいましたが、書籍には新たな語り下しも追加されています。
西尾鉄也氏のイラストが楽しい。


押井守、渡辺麻紀「押井守のニッポン人って誰だ!?」講談社

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新型コロナを巡る対応には、“日本人の日本人っぽさ”がよく表れている。
それは、日本人の長所でもあり、弱点でもあり、ゆえに日本人の本質といえるのではないか――。
「コメ」「コトバ」「仏教」「ペリー」「マッカーサー」、そして「新型コロナ騒動」……。
歴史の潮流のなかから、日本人がどのように生き、そしてどこへ向かおうとして
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押井守監督の日本人論です。
コロナをめぐる対応から、日本史の初めから日本人とは何かを語ります。
お相手は映画ライターの渡辺麻紀さん。
押井監督にしては割と固い話ですが、縦横に語っています。
映画の本と比べるとちょっととっつきにくい所もありましたが、面白かったです。


押井守監督が語る映画で学ぶ現代史

押井守監督が語る映画で学ぶ現代史

  • 出版社/メーカー: 日経BP
  • 発売日: 2020/10/29
  • メディア: Kindle版



押井守のニッポン人って誰だ!? (TOKYO NEWS BOOKS)

押井守のニッポン人って誰だ!? (TOKYO NEWS BOOKS)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2020/11/02
  • メディア: 単行本



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