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1950 鋼の第7中隊 [映画]

「1950 鋼の第7中隊」見ました。

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1950年6月、北朝鮮人民軍が38度線を突破して韓国に侵攻し、朝鮮戦争が勃発。
アメリカ軍を中心とする国連軍が韓国・仁川に上陸し、中朝国境付近に迫りつつある状況を懸念した毛沢東(タン・グオチャン)は、中国人民志願軍の派兵を決定する。
一方、伍千里(ウー・ジン)率いる第7中隊は前線への輸送任務の途中、火力に勝る敵の攻撃に遭遇するが、千里の弟・万里(イー・ヤンチェンシー)の活躍により撃退し任務を終える。
ほどなくして国連軍への総攻撃が決定され、11月27日、北朝鮮北部の長津湖で中国人民志願軍と国連軍が激突する。
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中国共産党成立100周年祝賀作品「中国勝利三部曲」の第2作。
中国のプロパガンダ映画ですが、とにかくアクションにはお金がかかってます。
戦車も作ったのか本物かは分からないですが、たくさん出てきますし。
アメリカ軍の基地はCGかな。
ただお話はちょっと、、
朝鮮戦争はアメリカが始めたというセリフもあったし。
毛沢東の描き方もなあ、、
チェン・カイコーはともかく、香港映画界で活躍したツイ・ハーク、ダンテ・ラムが監督なのは複雑な思いです。

監督 チェン・カイコー、ツイ・ハーク、ダンテ・ラム
脚本 蘭暁龍、黄建新
製作 于冬
音楽 王之一、梁皓一
伍千里 - ウー・ジン
伍万里 - イー・ヤンチェンシー
談子為 - ドアン・イーホン
梅生 - チュー・ヤーウェン
余従戎 - リ・シン
雷公 - フー・ジュン
第7中隊砲兵小隊長。
平河 - エルビス・ハン
宋時輪 - チャン・ハンユー
毛岸英 - ホアン・シュエン
毛沢東 - タン・グオチャン
彭徳懐 - チョウ・シャオビン
朱徳 - ワン・ウーフー
鄧華 - リン・ヨンジェン
李長生 - リー・ミンチョン
ダグラス・マッカーサー - James Filbird
オリバー・プリンス・スミス - John F. Cruz
アラン・マクレーン - Kevin Lee
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震度0 [ドラマ]

「震度0」図書館で借りたDVDで見ました。

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1995年1月17日、阪神・淡路大震災が発生した。同じくして、某県警察署では警務課長である不破の失踪事件が起きた。
上司で野心家の冬木は、県警最高幹部6人で捜索を協議する中、叩き上げの藤巻は、警務課内だけで事件を解決しようとする冬木より先に真相をつかもうとしていた。
やがて不破が若い女性と会っていたこと、失踪に4年前の県議選や逃亡中の殺人犯と関係がありそうなことなどが分かってくる。
出世、退職後の天下り先など、6人の男達の思惑が絡み合う中、不破の失踪は思いがけない方向へ転がり始める。
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横山秀夫原作の2007年のWOWOWドラマです。
原作は読んでいますが、うまい俳優がそろっていて見ごたえありました。
ファンなので國村隼さんが良かった。
松重豊はこの作品でもヤクザ。この頃まではそういう役が多かったですね。

監督:水谷俊之
原作:横山秀夫
音楽:窪田ミナ
冬木優一:上川隆也
藤巻昭宣:國村隼
椎野勝巳:渡辺いっけい
倉本忠:升毅
間宮民男:斉藤暁
堀川公雄:矢島健一
冬木紘子:平山あや
倉本可奈子:朝加真由美
間宮敦子:伊佐山ひろ子
藤巻智子:原日出子
大谷聡:木下ほうか
滝川刑事:伊藤正之
鳥羽刑事:大鷹明良
黒木刑事:宇納佑
佃刑事:八十田勇一
麻生ひとみ:瀬戸早妃
三沢:山崎裕太
宇喜多義一:藤木孝
桧原新一:石井正則
青嶋記者:田中哲司
桑江高明:松重豊
秋吉佐和子:戸田菜穂
不破義仁:西村雅彦
不破静江:余貴美子
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沓掛時次郎 遊侠一匹 [映画]

「沓掛時次郎 遊侠一匹」図書館で借りたDVDで見ました。

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大利根の流れに浮かぶ下総で、やくざ三人を斬った時次郎。
・・・なんの渡世よ、なんの仁義よ。渡世に落ちて十年、仁義の酸いも甘いも身にしみる時次郎は人を斬っては後悔する。
一宿一飯の義理ゆえに斬った男の女房子供に追手が掛かると知った時次郎は、二人を庇いながら落ちのびる。
底冷えする信州路、病に臥したおきぬを篤く看病する時次郎だが、想う人は仇と呼ばねばならぬ男。
しかしおきぬも苦しんだ。いつしか心が通い始めた…
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加藤泰監督、中村錦之助主演の1966年の映画です。
中村錦之助の殺陣が見ごたえあります。
最初の方に登場する渥美清がいいですね。寅さんの原形の役ですかね。
ヒロインを演じる池内淳子が素晴らしい。
名作と言われるだけありました。

監督 加藤泰
脚本 鈴木尚之、掛札昌裕
音楽 斎藤一郎
沓掛時次郎:中村錦之助 (萬屋錦之介)
身延の朝吉: 渥美清
お葉: 弓恵子
お松: 三原葉子
佐原の勘蔵: 高松錦之助
定吉: 那須伸太郎
中盆: 志賀勝
壺振り: 結城哲也
牛堀の権六: 中村時之介
蝮の大八: 小田部通麿
おきぬ: 池内淳子
太郎吉: 中村信二郎
六ツ田の三蔵: 東千代之介
鴻巣金兵衛: 堀正夫
大野木の百助: 尾形伸之介
磯目の鎌吉: 阿波地大輔
苫屋の半太郎: 江木健二
昌太郎: 岡崎二朗
医者: 村居京之輔
深谷の松蔵: 飯沼慧
お槇: 中村芳子
八丁徳: 明石潮
安兵衛: 阿部九州男
おろく: 清川虹子
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ザ・コントラクター [映画]

「ザ・コントラクター」見ました。

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「スター・トレック」「ワンダーウーマン」シリーズのクリス・パインが主演を務めたアクション。
任務で負傷し、特殊部隊から除隊となったジェームスは、家族を養うために新たな職を探し、退役軍人で構成された民間軍事組織に雇われる。
リーダーのラスティに命じられ、テロ組織が隠し持つ生物兵器の奪取任務についたジェームスは、かつての戦友マイクとともに精鋭チームを組み、アメリカからベルリンに飛び立つ。
しかし任務完了間際、何者かの裏切りにより罠にはめられ、チームは壊滅状態に。
異国の地ベルリンで追われる身となったジャームスは、家族のもとに帰るため孤独な戦いに身を投じる。
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クリス・パイン主演のアクション映画です。
クリス・パインは制作も兼ねています。
タイトルは民間軍事会社の事。
特殊部隊から除隊させられた主人公がベルリンで任務に就きますが、、
主人公が不当に除隊させられ危険な任務につきますがトラブルが起き、と割と重苦しい話ですが、アクションは冴えています。
ベン・フォスターとの友情が泣かせます。
キーファー・サザーランドはやっぱり悪役でした。

監督 タリク・サレー
脚本 J・P・デイヴィス
ジェームス・ハーパー - クリス・パイン
マイク・ホーキンス - ベン・フォスター
ブリアン・ハーパー - ギリアン・ジェイコブス
ヴァージル - エディ・マーサン
エリック - J・D・パルド
ラスティ・ヘインズ - キーファー・サザーランド
カウフマン - フロリアン・ムンテアヌ
カティア - ニーナ・ホス
シルヴィー - アミラ・カサール
サリム - ファレス・ファレス
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中津文彦「龍馬の明治」 [本]

中津文彦「龍馬の明治」上下 光文社文庫

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坂本龍馬、暗殺者の凶刃を逃れる!
九死に一生を得た龍馬は、廃幕による改革を目指し、陸奥宗光とともに精力的に動き始める。が、討幕の気運は諸藩に広がっていた。
長州に続き、薩摩の西郷隆盛も武力討幕へ傾いていく。
さらに諸外国までもが、龍馬の志を阻もうと…。
龍馬が生きて明治を迎えたら日本はどうなったか。大胆な発想で描くもう一つの歴史物語。
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物語の展開に触れています。


mixiで知人が紹介していて面白そうだなと読んでみました。
1997年-1998年にカッパ・ノベルスで出て、2003年に文庫化されています。
作者は2012年に70歳で亡くなっています。
個人的にはそれほど坂本龍馬を評価していないので、暗殺されなくても歴史は変わらないかなと思います。
ですが、思考実験としては面白い。
龍馬は暗殺を逃れると松平春嶽と組んで廃幕による維新を目指します。
色々あってなんとか鳥羽伏見の戦いは起こらず、全ての藩と徳川家も含む新政府が発足します。
戊辰戦争が起こらないので、徳川慶喜はじめ、河井継之助、小栗忠順も明治政府で活躍します。
大阪が首都になるのも興味深いですね。
江戸で反乱がおきたりしますが、鎮圧されます。
大村益次郎も暗殺されず引退して医者に戻ります。
となかなか面白い展開でした。


龍馬の明治(上・下合冊版)

龍馬の明治(上・下合冊版)

  • 作者: 中津 文彦
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2007/03/23
  • メディア: Kindle版



龍馬の明治〈下〉 (光文社文庫)

龍馬の明治〈下〉 (光文社文庫)

  • 作者: 中津 文彦
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2022/10/11
  • メディア: 文庫



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戦争は女の顔をしていない [本]

スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ、三浦みどり訳「戦争は女の顔をしていない 」岩波現代文庫 読みました。

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ソ連では第二次世界大戦で100万人をこえる女性が従軍し、看護婦や軍医としてのみならず兵士として武器を手にして戦った。
しかし戦後は世間から白い目で見られ、みずからの戦争体験をひた隠しにしなければならなかった――。
500人以上の従軍女性から聞き取りをおこない戦争の真実を明らかにした、ノーベル文学賞作家の主著。(解説=澤地久枝)
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スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチの独ソ戦に従軍した女性たちにインタビューした本です。
書評で気になっていたのですが、NHKの100分de名著で取り上げられ読むことにしました。
日本ではコミック化されそちらを先に読みました。
分厚い文庫本ですが訳も良く割と読みやすいです。
内容については簡単には紹介できません。とにかく読んでといいたいです。

著者はウクライナ生まれ、父はベラルーシ人、母はウクライナ人、ベラルーシで育つ。
今回の戦争にも抗議の声をあげています。2015年ノーベル文学賞受賞。
他に、独ソ戦時に子供だった人々の体験談『ボタン穴から見た戦争』『アフガン帰還兵の証言』『チェルノブイリの祈り』
ソ連崩壊により自殺を試みた人々『死に魅入られた人びと』『セカンドハンドの時代 「赤い国」を生きた人びと』があります。

https://www.iwanami.co.jp/book/b256544.html


戦争は女の顔をしていない (岩波現代文庫)

戦争は女の顔をしていない (岩波現代文庫)

  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2020/02/27
  • メディア: Kindle版



戦争は女の顔をしていない コミック 1-3巻セット

戦争は女の顔をしていない コミック 1-3巻セット

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/AMW_
  • 発売日: 2022/03/26
  • メディア: コミック



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ザ、コラム2006-2014/白鳥とコウモリ [本]

小田嶋隆「ザ、コラム2006-2014」晶文社

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政治家たちの失言・スキャンダル、スポーツ・芸能界のゴシップ、メディアの機能不全まで、世の気になる出来事に対して常に辛辣で的確なツッコミを入れ続けるコラム界の至宝・小田嶋隆。
多くの物書きからリスペクトを受ける「コラムニスト中のコラムニスト」が、この凡そ十年で手がけた数多のコラムの中から自らの手で選りすぐって編んだ一冊。(ほぼ単行本未収録)
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今年の6月に亡くなった小田嶋隆さんのエッセイ集です。2016年に出た本です。
ほぼ単行本未収録という事ですが、いくつかは読んだ覚えがありました。
小田嶋さんはほぼ同じ年。1956年生まれですが、学年は一緒。
エッセイは面白く愛読していました。
それだけに亡くなったのはショックでした。

東野圭吾「白鳥とコウモリ」幻冬舎

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遺体で発見された善良な弁護士。
一人の男が殺害を自供し事件は解決――のはずだった。
「すべて、私がやりました。すべての事件の犯人は私です」
2017年東京、1984年愛知を繋ぐ、ある男の"告白"、その絶望――そして希望。
「罪と罰の問題はとても難しくて、簡単に答えを出せるものじゃない」
私たちは未知なる迷宮に引き込まれる――。
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東野圭吾さんの2021年に出た長編小説です。
東京で起きた殺人事件。警視庁の捜査である男が容疑者となり自供しますが、、
実は被害者と加害者には意外なつながりが、、
さすがは東野圭吾さん読ませました。


ザ、コラム

ザ、コラム

  • 作者: 小田嶋隆
  • 出版社/メーカー: 晶文社
  • 発売日: 2016/10/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



白鳥とコウモリ

白鳥とコウモリ

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2021/04/07
  • メディア: ハードカバー



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仰天・俳句噺/かくして彼女は宴で語る [本]

夢枕獏「仰天・俳句噺」文藝春秋

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ガンの病床で作ったのも、俳句でした。
俳句の話から、縄文、仏教、懐かしのプロレス話にあの人との逸話まで――縦横無尽に綴った仰天エッセイ!
リンパがんのステージIIIと診断され、ほとんどの連載もお休みに。
そんな中で綴ったのは、長年秘かに続けていた俳句について。
「俳句の季語は縄文である」と語る夢枕獏が、ずっと考えてきたこと、
今書いておきたいことを詰め込んだ“夢枕節”炸裂の闘病×俳句(?)エッセイ。
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夢枕獏さんの最新エッセイです。
夢枕さんのエッセイは面白いですが、小説の執筆に忙しくあまり出ません。
夢枕さんはリンパがんと診断され小説の連載をお休みして本書を連載しました。
治療の話と俳句の話が中心ですが、結構脱線も多い。
脱線が面白いというのもありますね。
がんは一応緩解されたそうで良かったです。

宮内悠介「かくして彼女は宴で語る」幻冬舎

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木下杢太郎、北原白秋、石井柏亭、石川啄木ら若き芸術家たちが謎に挑む傑作青春ミステリ
明治末期に実在した若き芸術家たちのサロン、その名も「パンの会」。
隅田川沿いの料理店「第一やまと」に集った木下杢太郎、北原白秋、石井柏亭、石川啄木等が推理合戦を繰り広げる。
そこに謎めいた女中・あやのも加わって――。
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宮内悠介さんの新作です。
アシモフの「黒後家蜘蛛の会」の明治版です。
明治末期に実在した「パンの会」。そこで語られる謎に実在の芸術家が挑みます。
謎を解くのは、女中・あやのというのも本家の給仕と同じ。
謎自体は割と単純ですが、芸術家たちの悩みが描かれるのも面白い。
あやのの正体は実在人物のあの人!これはやられたなあ。
宮内さんは第1回創元SF短編賞がきっかけでデビューしたのですが、割と引き出しが多いですね。
「パンの会」については奥さんが詩の研究をしていて奥さん経由で知ったそうです。


仰天・俳句噺

仰天・俳句噺

  • 作者: 夢枕 獏
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2022/06/27
  • メディア: 単行本



仰天・俳句噺

仰天・俳句噺

  • 作者: 夢枕 獏
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2022/06/27
  • メディア: 単行本



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激動日本左翼史-学生運動と過激派1960-1972/ちばあきおを憶えていますか [本]

池上彰、佐藤優「激動日本左翼史-学生運動と過激派1960-1972」講談社現代新書

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高揚する学生運動、泥沼化する内ゲバ、あさま山荘事件の衝撃。
左翼の掲げた理想はなぜ「過激化」するのか?戦後左派の「失敗の本質」。
「この時代は、左翼運動が最高潮に達しながらその後急速な凋落を辿っていった時代にあたり、左翼史全体を通じても特に歴史の教訓に満ちた時代です。まさに、この時代は「左翼史の核心」と言えるでしょう。」(佐藤優)
「なぜ左翼は失敗したのか。この本では一貫してこの問いに立ち返ることになるでしょう。そして、左翼の顛末を歴史の教訓として総括することは、最も学生運動が盛り上がっていた1968年に大学生になった私の使命でもあります。」(池上彰)
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池上彰、佐藤優の二人が日本左翼史を語った本です。
分かりやすくて面白いです。
佐藤さんは伯父が社会党県議会議員で本人も元社青同だし詳しい。
池上さんは佐藤さん(私とほぼ同い年)より年上なので学生運動が盛んな時期だったので色々と貴重な証言をしています。


千葉一郎「ちばあきおを憶えていますか-昭和と漫画と千葉家の物語」集英社

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ひたむきで明朗な少年たちを主人公に、「魔球」中心だった野球漫画に新たな境地を開いた『キャプテン』『プレイボール』で知られる漫画家ちばあきお。
あきおは1984年に惜しくも亡くなったが、代表作の『キャプテン』の続編『キャプテン2』(コージィ城倉・作)が描き継がれ大ヒットしている。
なぜ連載開始から50年経った今も、多くの読者に愛されるのだろうか。
そしてあきおは、どんな思いを込めて、それらの作品を描いていたのだろうか。
ちばあきおの長男である著者が、漫画原作者の武論尊、漫画家の里中満智子、江口寿史、高橋広、コージィ城倉、担当編集者、
そしてちばてつやを始めとする千葉家の人々など、関係者へのインタビューを通して、在りし日の父、そして日本の漫画史をも描き出すノンフィクション。
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ちばあきおの長男の千葉一郎さんが父の姿を描いたノンフィクションです。
『キャプテン』『プレイボール』は好きでした。
それだけに自死されたのは衝撃でした。
千葉さんは父が亡くなった時は9歳だったそうです。
千葉さんはちばあきおプロダクション代表になり、コージィ城倉による続編をプロデュースしています。
まあ異論はあるでしょうが、続編もよく出来ていて楽しく読んでいます。


激動 日本左翼史 学生運動と過激派 1960-1972 (講談社現代新書)

激動 日本左翼史 学生運動と過激派 1960-1972 (講談社現代新書)

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2021/12/15
  • メディア: Kindle版



ちばあきおを憶えていますか 昭和と漫画と千葉家の物語

ちばあきおを憶えていますか 昭和と漫画と千葉家の物語

  • 作者: 千葉 一郎
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2022/03/18
  • メディア: 単行本



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ボーダレス/アクトレス [本]

誉田哲也「ボーダレス」誉田哲也

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出会うはずのなかった四つの日常が、ある夏の日、突然踏み込んできた暴漢と、森の中を逃げ惑う姉妹によって、繋げられていく。
それは最悪の事態を引き起こす引き金だった……。モザイク状に語られる、トリッキーなサスペンス長編!
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誉田哲也さんのサスペンス小説です。
ドラマ化されたそうなんですが、ドラマは見ていません。
女子高生たちが事件に巻き込まれます。
誉田さんの小説は時にスプラッタな展開になるのではとハラハラしましたが、本作はそうはならないので良かったです。

誉田哲也「アクトレス」光文社

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人気女優が発表した小説をなぞるように「事件」が起こる。
偶然とは思えないが、誰が何のために模倣したのかは見当もつかない。
真相に近づこうとしたとき、ふたたび逃れられない悲劇が彼女たちに忍び寄る……。
ドラマ化も話題となった『ボーダレス』に続く最新書下ろし長編!
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誉田哲也さんの新作長編小説です。
実はこちらを先に読んでしまったのですが、『ボーダレス』の続編です。
前作の数年後、前作の登場人物たちが再び事件に巻き込まれます。
ハラハラさせますが、なかなか鮮やかなラストでした。


ボーダレス (光文社文庫)

ボーダレス (光文社文庫)

  • 作者: 誉田 哲也
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2021/02/09
  • メディア: Kindle版



アクトレス

アクトレス

  • 作者: 誉田 哲也
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2022/01/18
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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